設計図がすべての基本 −思いを「形」にする方法−

その1. 設計図が必要な理由

【設計図】とは、お客様・設計者・工事担当者が情報を共有するための【共通図書】です。当事務所ではイメージした空間を実現するために、専門知識を活かして詳細な設計図を作成していきます。

【設計図】の役割には、次の3つがあります。
@ 設計の内容を表現する
A 正確な工事見積金額を算出する
B 工事現場に正確に設計内容を伝える

設計図が基になり工事見積が作成されます。また、現場での製作に必要な「寸法」「素材」「接合方法」等も設計図で表現されます。建築は車などの完成商品とは違って、現場でつくっていきますので、完成した時の姿・形・性能を、つくる前にきちんと計画しておくことが重要なのです。製作家具やオーダーキッチンも、打合せ内容を反映した設計図を作成することで実現していきます。

【思いを「形」にする方法】とは【優れた設計図を基に建てること】です。その設計図を作成するのが、私たちの仕事です。

その2. 設計図の価値

【設計図】は、建物を建てる時以外にも次の様な場面で使われていきます。
@ リフォーム時の構造確認、使用している材料の確認
A 雨漏り等の不具合が発生したときの原因調査
B 増築・改築する場合の、建築基準法の確認
C 賃貸・転売する際に、建物の資産価値を示す

【設計図】は新築時だけでなく、その建物と共にお客様にとって価値のある存在です。

その3. 実際の設計図のご紹介

実際の設計図を写真でご紹介します。青森県八戸市に建つK邸(総図面枚数はA3サイズで約60枚)を例に、一部をご覧下さい。

外断熱工法写真(1)

製本された設計図

外断熱工法写真(1)

平面図

外断熱工法写真(1)

立面図

外断熱工法写真(1)

矩計(カナバカリ)図

外断熱工法写真(1)

展開図

外断熱工法写真(1)

家具詳細図

外断熱工法写真(1)

基礎詳細図

外断熱工法写真(1)

電気図

その4. 模型での検討も大切

設計図を補助するアイテムとして【模型】があります。建築は立体ですので、模型で検討を加えることで次にあげるような色々なメリットが生まれます。
@ お客様に的確に設計図のイメージを伝える
A 隣地との関係を把握
B 建物のプロポーションの確認
C 窓は適切な位置についているか
D 敷地の高低差は、上手に処理できているか

お客様に模型をお見せすると、ワクワクしてくる様子がこちらにも伝わってきます。「早く住みたいなー」「ちょっと屋根をはずして見ていいですか」「2・3日、借して下さい」などお客様から色々な言葉が飛び出してきます。

模型写真(1)

模型写真(2)

模型写真(3)

模型写真(4)

以上述べてきたように、設計図や模型を使って、頭に描いている【イメージや思い】を正確に現場に伝えることで、お客様のご要望にお応えすることができるのです。