縁切榎
縁切榎は、中山道板橋宿の薄気味悪い名所として、旅人に知られていたが、いつの頃からか、この木の下を嫁入り、婿入りの行列が通ると、必ず不縁になるという信仰が生まれ、徳川家に嫁入りした五十宮、楽宮の行列はここを避けて通り、板橋本陣に入ったそうです。
この伝説の起こりは、初代の榎の木が槻の木と並んでいたため、「エンツキ」と呼ばれ、所在地である岩ノ坂を「イヤナサカ」としゃれ、これを縁切りに通わせたとする説と、富士に入山した伊藤身禄が、この木の下で妻子と涙の別れをしたからとする説があるそうです。(板橋教育委員会の立て看板より)
最近では難病などの悪縁からの縁切りや、男女の間に限らず、人や物などの良縁との縁結びの信仰もでてきたそうです。
おみくじも今風?になっていて、「リセットみくじ」という100円のガチャポンが置かれています。リセットしたいテーマを榎の木に念じながら引くと、うまくいくかどうか分かるそうです。
この板橋にはJR板橋駅まで向かう途中、仕事、結婚、恋愛、受験、安産育児、商売、金運、健康と8つの縁起にまつわるおみくじがあるそうです。
縁切榎で引いたおみくじを結ぶ橋のたもとに、縁起の街「板橋」へようこそ!!という地図看板が立っています。
縁切榎に行ったついでに、まず「リセットみくじ」で悪縁を切りリセット。それから、自分が興味のあるおみくじを引いて、「縁を起こす」ということらしいです。
そして最後は、JR板橋駅前の「結びの欅」に行って終点をむかえるということのようです。
〒173−0001 東京都板橋区本町18−9