今日は(書いている時点では一昨日(爆))青森が誇る世界の火祭り:ねぶた祭りの前夜祭 兼 浅虫の花火大会です。 週末ということも手伝って相当人が出た模様ですね。
いつもは盛り上がるこの時期のねぶた祭りなのですが…
私から見ると今年の青森ねぶた祭りは恐ろしく3重苦に見舞われている気がします。
その1:日程が非常に悪い
その2:運行順路が悪い
その3:天気が非常に悪い
以下順を追って説明させていただきましょう。
その1:日程が非常に悪い ねぶた祭りは「8月1日の前夜祭」「2日・3日の子供ねぶた・大型ねぶた同時夜間運行」「4日から6日までの大型ねぶたのみの夜間運行」「7日の昼運行&花火大会 兼 海上夜間運行」という日程となっています。これは弘前の桜祭りと同じで日程が条例で決められているので(←多分)プログラムや日程が変わることはありません。(例外:大昔昭和天皇が来青したときに31日に繰り上げ運行したそうです←父いわく) そこで何故日程が悪いのかと申しますと、今年の土曜日&日曜日が見事に子供ねぶた同時運行の8月2日&3日に当たってしまい、一番見ごたえ跳ねごたえがある4〜6日が全部平日という日程になってしまったのです。そうすると子供ねぶたがあるということは、子供が安全に跳ねられるように場所を設けているわけですから、ハネト衆は大人しくしないとお母さん達にぶつくさ言われて気分が悪いわけですね。そうなるとハネトが歩いているだけで大人しくてあまり見るほうとしても面白くないのですね。 オマケに観光客の人出が一番出るのはこの土曜日曜なのですね。そうなると今年の土曜日曜は2日間とも半分弱は子供ねぶた・小型ねぶたですから、観光客にしてみても小さいのばかり続いて大きい迫力のある大型ねぶたがなかなか来なくて面白くないわけです。「小さいのばかりで面白くなかった」という感想が大多数を占めるであろうことは容易に想像がつくのです。 かといって子供ねぶたの日程を平日に動かすなんてことは絶対にないわけですね。PTAの圧力やら何やらで。 だから今年の日程は最悪なのです。
その2:順路が悪い これは青森に住んでないと話がぴんと見えてこないかもしれません。なるべくわかりやすいように書いては行きますが、つまらなかったら読み飛ばしてくださいませ。 今年も環状になっている運行コースに各ねぶたがあらかじめ待機し号砲の花火とともにいっせいにコースを回り始め、号砲の花火の合図とともに終わるという形式になっています。 ただし去年とは逆周りに運行されるようです…が、これが実は曲者なんですね。観光客的&視覚的にあまり旨みが無いのです。 今年のコースは
協働社前交差点→→柳町交差点→青森国際ホテル前交差点 ↑ ↓ ↑ ↓ 消防署前←←←←←市役所前←←橋本小学校前交差点
・・・とまあこんな感じです。名称にちょっと誤りがあるかもしれませんm(_ _)m さて、このコースが何故視覚的に最悪なのかというと、消防署前→協働社前交差点のところです。実はこの通りはまっすぐそのまま協働社の方角に進みすぎても真っ直ぐ海の方に向かうと、三角形の形をした県観光物産館・通称アスパムに行き着くのですね。このアスパム、結構大きい建物なので、消防署の方から見ると大きな山に見えるのです。するとねぶたは協働社の方に向かって行きますので、せっかくアスパムがバックになってもねぶたは後姿になってしますのです。特に6日の昼運行の時にはよくわかるので、かなり残念に思うことでしょう。 去年は同じコースの同じ待機&号砲で一斉運行でしたが、運行コースは逆でしたのでちょうどアスパムをねぶたがしょっているように見えて結構見ごたえがあっただろうにと思うのです。何故逆方向に運行してしまうかな???
その3:天気が非常に悪い 御存知の通り、まだ青森は梅雨が明けておりません。 …ということは、いつでも雨が降る可能性があるということ。 まあ、例年でも必ず運行の1日間ぐらいは雨になるものなんですが、雨が降るとねぶたはビニール袋をかぶって運行となるため、せっかく迫力や光の幽玄の世界を楽しもうと思っても、雨では半減してしまうんですね。 もちろん、ハネトも雨が降ると傘をかぶるわけにも合羽を羽織るわけにもいかないので(そんなことしたらいっそう暑くぐるしく邪魔なだけ)、パフォーマンスも大人しく盛り上がりに欠けてしまうのですね。もちろん見てるお客さん傘差しても隣とぶつかれば邪魔ですし。そういった意味でも観客席でも盛り上がりに欠けちゃいますかね。
・・・・・・そんなわけで、今年は最悪の条件が重なるねぶた運行となるはずです。いったいどうなることやら(はあ;;)
..2003/08/03(Sun) 22:30 ..No(99)
|