5月26日 沖館本部にて
去年もソーラークッカーの実験をやりましたが、
その時一緒に出来なかった委員や今年度から委員になった人もいたので、またやることにしました。今年も天気に恵まれて成功したのですが、天気が良過ぎてか温度がかなり上がったようで、お芋と卵を入れた袋が溶けてしまいました。ただ、袋は後で確認したところ耐熱温度は高くなかったようで、ソーラークッカーの説明書を確認したら200℃以上になると書いてありました。思いもよらぬ結果でびっくりしました。

今年はスタンダード?な「さつま芋」と、まるごとで「ゆで卵」が出来るというので卵を使いました。 卵は45分、水無しで温泉卵状態に出来ました。もっと時間をかければ堅ゆで卵もOKです。 さつま芋は45分で出来ると説明書にはありましたが、堅いので+30分やりました。入れてた袋が変型してました。 セットになっていた袋は去年使ってしまったので、ジップロックを使いました。耐熱温度を確認しなかったのが失敗でした。まさか溶けるとは・・・。

ソーラークッカーで調理?している間に
本部の外で石けん作りをしました。委員会で石けんを作るのは久しぶりです。最近は「※1.油コックさん」を使って作る石けんを紹介していたのですが、※2.カセイソーダの石けんは気をつけて作れば一度にたくさん出来るしいいよねってことで、今回挑戦しました。揚げ物をしてもう使えなくなった食廃油は、固める○○や吸わせる××等でゴミとして処理する方法もありますが、生分解性の良い石けんとして再利用することができるのです。顔や体を洗うのにはアルカリ度等の問題もありあまりお勧めしませんが、食器洗いやガス台の掃除、衣類の部分洗い、風呂掃除等々、いろいろ使えます。

カセイソーダに水を加え溶かします。透明になるまでよーくかき混ぜて食廃油を入れ30分以上かき混ぜます。詳しくは手作り石けんのページで。 30分以上かき混ぜたら発泡スチロールの箱に流し入れ固まるまで4〜5日おきます。気温が高いほうが、※3.けん化が進み固まるのも早いようです。 固まったら使い易い大きさに切ります。この時素手でやったので手がぬるぬるに。ゴム手袋要着用です!包丁で切れ目を入れて折るようにすると、きれいに出来るようです。 これで出来上がりですが、まだアルカリ度が高く、最低でも1〜2ヶ月は寝かせてからでないと使えません。手荒れしやすい人はゴム手袋をして。

※1.「油コックさん」…苛性ソーダを使わず、少量の食廃油でも石けんを作ることが出来るという市販の手作り石けんの素。
※2.「カセイソーダ」…石けんを作る際に使われる劇薬指定の薬品。薬剤師のいる薬局に印鑑を持っていかないと購入出来ない。
※3.「けん化」…油脂(食廃油)をカセイソーダが分解して脂肪酸ナトリウム(純石けん分)とグリセリンができること。

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