GM そうすると、宵5つ(午後8時)頃に裏口のほうに柄の悪いあんちゃん達が現われる。

まさ 何人ぐらいいるの?

GM 今はふたり。

小龍斎 こいつら何なんだろう。何をするためにいるんだろう?

まさ ちょっとどついてみるか。(笑)

総次朗 すぐ、どつく事考えるな。(笑)

小龍斎 何か裏口から運び出してるとか、そういうのかな。

GM 今はただうろうろしてるだけ。

まさ もう少し様子見るしかないな。

小龍斎 うん。

GM では、四半刻(30分)過ぎたあたりで駕籠が到着。中から身なりのいい人物が…。

小龍斎 駕籠に乗って? 駕籠に乗って来るような人物なのか。

まさ 頭巾してんの? 顔が見えない頭巾。

GM そうね。

小龍斎 その人が来た時、チンピラ達は何してんの?

GM 来た人に軽く挨拶して、中へどうぞみたいなかんじで案内してる。来た人はチンピラに
   何かを見せてから入っていく。けっこう周りを気にしてるようだけど。

まさ 何だろう。

GM しばらくすると、さっきと同じような人が駕籠に乗って来る。

小龍斎 えっ!

GM しばらくすると、またやって来る。

小龍斎 いったい何人入ってくんだ?

GM 駕籠じゃなくて歩いて来る人もいる。

小龍斎 何だろう。四人ぐらいで麻雀でもやってるとか?(笑)

総次朗 ちがうちがう。(笑)

まさ どういう人? 侍なの?

GM 侍ではない。町人だけど、裕福な人物だろう。

小龍斎 突入だ。(笑)

まさ それはまずいだろ。

小龍斎 突入じゃない、潜入だな。(笑)

まさ (苦笑)

GM 入るの?

まさ 当然だな。

小龍斎 こいつらが何をしているのかを確かめなければ。

GM <隠密>

小龍斎 <隠密> …大失敗なんだよな。(笑)

まさ おいおい。(苦笑) …成功。

GM 大失敗か。ならば、当然大きな物音をたててしまう。

小龍斎 よし、囮になろう。(笑)

一同 (笑)

GM (…判定中)誰も気がついてないようだな。ぼけてるのか、疲れてるのか。(笑)

まさ まずは蔵の脇を通って屋敷に近づく。

GM では、<視力>チェック。ふたりともやって。

まさ うはっ、失敗。

小龍斎 成功。

GM 蔵の上の通風孔からかすかに光がもれてる。

小龍斎 中に誰かいるのかな。

まさ んじゃあ、蔵の入り口のほうの様子をちらっと見てみる。

GM 入り口を見張るかのようにチンピラがふたりいて、あくびをぶっこいてる。(笑)

まさ 蔵の扉は開いてるの?

GM 今は開いてない。 <聞き耳>

小龍斎まさ 失敗。

GM 蔵の中から意外と大勢の人の声が聞こえる。何言ってるかはわからないけど、けっこう盛り上がってるみたいだ。

まさ もしかして… 賭博?

総次朗 入りますって。(笑)

小龍斎 頭巾の連中が?

まさ 色々な物、賭けてとかさ。

小龍斎 チンピラに気付かれずに入る方法ないかな?

まさ 無理っす。

小龍斎 のす?

まさ 中までばれるって。(笑)

総次朗 ひとり一匹ずつ殺ればいいじゃん。

小龍斎 ちょっと一発で倒す自信ないな。

まさ 困った、どうするかな。

小龍斎 うーん。

まさ 外にもいるんだよな。

GM 裏口の外にふたり、蔵の前にふたり。

まさ それだけ?

GM 見えるっていうか、わかる範囲でこれだけ。まだいるかもしれないし。

まさ 「曲者だ、出会え出会え。」でいっぱい出て来そうだもんな。

小龍斎 気絶させるだけでもいいんだけどな。 気絶させるのってどうやるの?

GM 峰打ちとか棒で殴るとかしてから、能動(攻撃)側の<筋力>と受動(防御)側の<強靭度>で抵抗ロール。
   別に武器じゃなくて素手でもいい。とにかく殴り系統の攻撃が条件になる。
   判定に失敗すれば「おえっ。」となるだけだ。(笑)

まさ 大丈夫だ。気絶するまで殴るから。(笑)

小龍斎 それって何か可哀想だな。(笑)

GM あまり殴れば、気絶する前に死ぬって。(笑)

(その後、二手に分かれてチンピラを気絶させる事となる。)

GM チンピラ君達は気がついてないようだ。フリーで攻撃して。

小龍斎 (まさに)同時にやっちゃう?

まさ やっちゃえ。

小龍斎まさ 命中。

GM えーと、ふたりの<筋力>なんぼ?

小龍斎 8しかないよ。

まさ 15。

GM …まさのほうは気絶した。小龍斎のほうは「おえっ。」(笑)

小龍斎 べしべし(連打する音)

まさ 連打連打!(笑)

GM いらんいらん! どうせ何回もやるんだから素直に気絶する。(笑)

一同 (笑)

GM まいったな。お好み焼き屋開店だ。(笑)

まさ よし、そいつら蔵の脇に捨てておく。

小龍斎 まずは<聞き耳> …成功。

GM やってるな。ちんちろりーんって。

小龍斎まさ やっぱり賭博なんだ。

まさ 主人もいるんだ。

GM それはわからん。今のは聞き耳しただけだから。

まさ あ、そっか。

小龍斎 ちょっと蔵の扉を開けてみよう。

まさ おう。

GM (計算中… 判定中…)ちょっと音鳴ってるけど、中の人達は気付いていない。お楽しみ中だからな。
   黄金色で目が眩むぐらいの小判が上がってる。

まさ 主人もいるんだ。

GM いる。仕切ってる。

まさ なるほど。これで金のまわりが良くなってるんだな。

小龍斎 ほっほー。こういう場を設けていたか。

GM けっこう有名な大店の面々が和気藹々と。

小龍斎 お役人じゃなくて、商人がメンバーなんだ。

GM そう。

まさ もしかして、この事に(小助が)気付いたのかな?

小龍斎 かもな。

まさ それで妹のところに相談しに行ったんじゃねーの。「どうすればいい?」って。

小龍斎 小助が起きれば一発でわかるんだけどな・・・。

まさ ボディに一発入れれば起きるんじゃねーの?

小龍斎 死ぬって。(笑)

GM そりゃ、永眠だ。(笑)

まさ 中に入るわけにもいかないし、ここはひとまず撤退だな。

小龍斎 だな。様子もわかったし、一次撤退。

GM では、帰りも<隠密>

小龍斎まさ 成功。

GM では、何事もなく脱出できた。今は夜4つ(午後10時)だ。

小龍斎 『ゆーゆー』のほうに戻るか。

まさ おう、吉原。

小龍斎 『ゆーゆー』に行って状況確認と報告だ。

まさ いちおう、おりんにも話聞くか。こういう(賭博の)事を相談されなかったか?

GM えーと、それでは<観察>して… 待てよ、この時間だと仕事中だな。

まさ そっか。明日の朝だな。

小龍斎 小助まだ目覚めそうにないしな。

GM もう一回<診療>して。失敗すれば死ぬよ。(笑)

小龍斎 …失敗した。(笑)

GM 君には今までと変わらない容体にしか見えない。

小龍斎 この目は節穴だな。(笑)

まさ あとどうしようもない。次の日だ。

GM では、次の日だ。

小龍斎 おりんさん暇になった? 仕事あがった?

GM 暇になった。

総次朗 寝る。

GM おう、寝てくれ。

まさ 魚売りに行く。仕事は仕事だ。

小龍斎 おりんに話を聞こう。兄から何か聞いていないか。

GM ここで<観察>だ。

小龍斎 ・・・ギリギリ失敗だ。頭にくるっ!(笑)

GM 「私は知りません。何も聞いてません。」

小龍斎 兄の命に係わるぞと脅してみようか。「何か知ってるんじゃないのか?」

GM <交渉>して。

小龍斎 失敗だ。話にならん。(笑)

GM じゃあ、もう一回<観察>してみて。

小龍斎 ・・・失敗だ。(苦笑) 身もふたも無い。

GM おりんは兄に視線を送った後、小龍斎を無視していなくなります。

小龍斎 ………。

GM 困ったもんだ…。しょうがない、まさが仕事も終わって長屋に戻ると春風が待ってます。
   「いよぉーっ!」

まさ 「いよぉーっ! 久しぶり。」

GM 「久しいのぉ。まだ生きておったのか。」

まさ 「当然でしょう。」

GM 「話はかわるが、今晩召集ぢゃ。」

まさ 「了解した。」という事で『ゆーゆー』に行って、みんなに「今晩召集ぢゃ。」(笑)

一同 (爆笑)

GM まだ夜まで時間あるけど、どうする?

一同 うーん。

小龍斎 肥後屋に行くと命なさそうだしな。

まさ 長屋に帰って棒でも磨くかな。

総次朗 しょうがないな。久しぶりに仕事でもするか。

GM はい。

総次朗 ちょっとおりんさんの所に行って<髪結い>する。

小龍斎 髪結いできるんだ。そんな技能もあったか。

総次朗 成功。

GM なかなか艶のあるいい髪だ。

総次朗 うん。んじゃ、その時に小助の事で何か知らないか聞こう。

GM おりんはその事について何も触れてほしくないという表情だ。あえて何も言わない。

総次朗 そうか。

GM ただ、明らかに何か知ってるな。というのはわかる。いちおう総次朗の事は信用してるけど
   それでも喋ろうとはしない。

総次朗 んー、じゃあ、ちょっと脅しましょう。

GM 脅すのかい。(笑)

総次朗 遠回しに。(笑)

小龍斎 遠回しに「死ぬで。」 …直球だって。

一同 (爆笑)

GM それでも喋らない。かなり涙目だけど。

総次朗 追い打ちで<色事>

小龍斎 <色事>まで使うのかい。手段を選ばないな。(笑)

総次朗 お、成功だ。

小龍斎 ご無体な。

総次朗 ご無体な事はしませんよ。

GM (ゴム体? 御免…。)<色事>かぁ。何か違うなぁ… とりあえず<観察>してくれ。

総次朗 失敗。

GM おりんは何かを言いかけたが、何も言わず、そのまま黙り込む。

総次朗 ……。とりあえずおりんの髪結いは終わったので、他の所に髪結いに行く。

GM 「・・・ありがとうございました。」

総次朗 「うむ。」

GM 他にする事がないようなので晩にする。

一同 はい。

GM では『あやめや』の二階。行灯の灯った部屋に源八がいる。

小龍斎 薄暗い部屋に行灯が。

総次朗 明るい所に行灯は必要ない。(笑)

GM 「仕事だ。まずは小助の護衛。そして小助を狙う者達と、その黒幕の始末だ。」

総次朗 その依頼はどこから来たんだ。

GM それは秘密でしょう。

まさ でも、依頼人の面通しあるよ。テレビのあれとか見ればな。

小龍斎 必ずってわけじゃないんだろうけど。

まさ 依頼人が死んでれば、その死体見せるし。この人の依頼だって。

GM そうか。なら言っちゃってもいいか。「おりんからの依頼だ。」

小龍斎 おや。

総次朗 ほう、そうか。

GM 「手付に一両、仕事成功で一両。」

まさ で、殺る相手は?

GM それは調べろという事だ。

小龍斎 小助を狙っている奴らとその黒幕。ようは一味を殺れと。

GM 浪人とかもいるし。

総次朗 そうね。

GM と、いう事で源八は闇に消えて行く。

小龍斎 じゃあ、闇に消えるか。

GM ちなみな、春風は仕事に入ってない。

小龍斎 くび?(笑)

GM 違う違う。ちょっと旅に出た。(笑)

小龍斎 浪人か。

総次朗 じゃあ、あれだ。完全に真っ暗じゃないよね?

GM まあ、真っ暗っていうか暗いんじゃない。月明かりはでてるけど。

総次朗 なら、翌日にします。