うらばなし、というか別ばなし?














俺は今M9を持つ手に汗をかきつつ歩いている。


目標はプリスキン。


作戦内容は
1、 M9にてプリスキンを眠らせる
2、 ねむったプリスキンの顔を激写
3、 後にその写真で馬鹿にする


……そのために今俺はプリスキンを眠らせるべく気配を殺しつつ歩いている。
もどうにかしたいと考えたのだが今の俺じゃあ気配を殺したを見つけられるとは思えない。


せめてプリスキンをとプリスキンの気配を探ると、プリスキンがいると思われる場所からは相変わらずイビキが聞こえ彼が寝ていることを知らせる。


あと少し…あと少しだ。


プリスキンの姿が見えたところでレーザポンタを合わせ…


「やめておけ、若いの」


起きてた!?


ぱすん




……

ぐぅ…ぐぅ…


……驚いた拍子に思わず撃ってしまった。


まぁいいさ、眠らせるのは計画の内だ。


とにかく早く写真を撮らなければ。


プリスキンのそばまで行き匍匐前進んだ後デジカメでプリスキンの顔を捉えた…


「え!?」


パシャ


…またしても驚いた拍子にやってしまった。




プリスキンの左目にM9の弾が刺さってる!?




しかしプリスキンの目からは血が流れることも無く、目が傷ついた様子も伺えない。


「ど、どうなってるんだ!?」


なんとなくM9を調べようと手にした瞬間



ぱすん



また撃ってしまった!!


恐る恐る銃口の先を見てみると…



今度は右目に刺さってる!!



何を思ったのか俺はデジカメを取り出すと両目にM9の弾が刺さったプリスキンを写真に収めた。


「それにしても目は大丈夫なのか?」


その時俺はさっさと逃げなければいけないはずなのに何故かプリスキンの様子を伺い続けた。


「両目とも失明とか無いよな…」


数分ほどたっただろうか。


プリスキンがうっすらと両目をあけ…両目を開けた!?


まぶたの上から刺さっていたはずなのに何故か目を開けた後は眼球に刺さっていて尚且つ痛がる様子も無い…


(人間じゃないのか?)


少し恐怖を感じつつ様子を伺い続けていると更に驚くことが起きた。


カツン…カツン…


(M9の弾が自動的に眼球から抜けた!?)


おもむろに目を見開いたかと思うといきなりM9の弾…というか注射器?が抜け落ち、その結果に満足したかのようにプリスキンはまた寝始めた。


………ぐぅ……ぐぅ



「ヴァンプと違ってまともな人間化かと思っていたが…。」


(まさかあんたもそっち側の人間とは思わなかったよ。)



人間離れしているのはこの2人だけではないと知るのはもう少し後のことだった。













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アトガキ(懺悔)
これは半分以上実際にあった話です。
やっと1週目をクリアし、デジカメを初期装備で手に入れることだできたので
さっそくプリスキンの寝顔を撮ろうとM9を打ち込んだのですが…左目に刺さってました。
びっくりしつつまず1枚。
んでどうせならと右目にも打ち込んでもう1枚。
起きたらどうなるのかと思いそのまま観察すると…
刺さったまま目を開けましたよ!!
しかも瞬きするわ勝手に抜け落ちるわ…
うん、びっくり。

脱稿04/10/17