電脳写真散歩タイトル
FILE 004

2004年サクラ二題

青森市・大星神社
青森県で桜といえば、そりゃなんたって弘前です。
あれはまさに「咲き誇っている」のであり、「絢爛」というのはあのことなのです。しかし、あそこは桜もすごいが、人の数もものすごい。たまには、静かな風情の中でお花見を…というわけで、上の写真が知る人ぞ知る桜の名勝、青森市の大星神社(妙見神社とも呼ばれています)の桜を見にいってきました。
国道4号線を南に折れ、十和田ゴールドライン(通称観光通り)をまっすぐ行くと、高速道路の高架を過ぎたあたり、右手に大鳥居が見えてきます。神社の入り口です。車の往来の激しい幹線道路からその鳥居をくぐると、不思議に時間がとまるような気がします。樹齢80〜100年ともいわれる幾本かのシダレザクラが流れるように咲いています。
まわりはあまり整備されていなくて、けっこう雑然とした中にまるで自然体に咲いているのがなかなか結構なものでした。

 

むつ市・水源池公園
ちょっと遠出をして、むつ市大湊の水源池公園まで足を伸ばしました。
この公園は少し高台にあって、桜の間から陸奥湾が見渡せ、振り返れば釜臥山の山頂も見えるというロケーションはなかなかのものです。
有名な日本最古の石造りダムがあって、その上を歩くことができるのですが、真ん中へんに赤茶色の小さい見張り小屋みたいなのがあります。その中からダムから流れ下る水と桜を撮ったのが下の写真です。遊歩道があってそれに沿って歩くとけっこう上り勾配でいい有酸素運動になりました。
突然少し離れた木からパラパラと何か落ちてきました。なんだろうと思ってよく見たら、地面の苔の緑色をした小鳥の群れがまるで枝から零れ落ちるようにとびだしたのでした。初めて見る光景でした。

 


 

2004年4月26日撮影
2004年4月29日撮影
〔電脳写真散歩〕バックナンバー INDEX

HOME/PROFILE/SCHEDULE/GALLERY/EXTRA