電脳写真散歩タイトル
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聖徳公園

青森市の国道4号線、柳町交差点を海手(北)にまっすぐ行くと、青い海公園の東端につきあたります。青銅の獅子頭が目をひく塔と、いくつかの石碑が建ち並ぶスペースがそこにあります。今では青い海公園の一部らしいのですが、かつては「聖徳公園」という小公園で、現在でもそう呼び習わされています。すこしヨーロッパ風のにおいのする異空間で、周囲の風景から浮いてしまっているところが大変好きです。
小学校入学前から中学二年までこのすぐ近くに住んでいました。その時は現在地よりもう少し東側にありましたが、管理がきちんとされていなかったらしくて、雑草ぼうぼうでけっこうりっぱな記念塔もなにか空しく、古代ローマの遺跡のようでした。本来はその口から水が流れ出るらしいライオンの頭像が、こどもの目にはとても不思議に映ったのを記憶しています。
それからまたさらに東側に移転した後、平成7年に青い海公園の整備完了にともない、今の場所になったようです。聖徳公園は、明治天皇が青森港から横浜にむけて出航されたのを記念して建てられた公園で、それが明治9年の7月16日から20日にかけてのことだったので、7月20日が海の日になったのです。“海の記念日発祥の地”の碑が写真の塔のそばに建っています。
知ってました?
けっこう「ヘぇー…」でしょう。

聖徳公園Photo

 

2004年3月27日撮影
         

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