平成16年9月24日、念願の大型第一種免許と大型特殊免許を取得しました。
念願といっても、仕事で使うわけでもなくただ単に取りたくて取っただけなのですが・・・。
まあそれはともかく、免許取得までの道のりを紹介したいと思います。
平成16年7月31日自動車学校入校。
実に12年ぶりの自動車学校にちょっと緊張。入校手続きをして視力検査と写真を撮りこの日は終了。
しか〜し、視力検査で見事に引っかかってしまいました。前回の免許更新時も普通車の視力0.7にギリギリだったのですが、測ったらなんと0.3!10年ぐらい前に作ったメガネを念のため持っていっていたので良かったが、眼鏡使用でも大型ギリギリの0.8、しっかり教習条件に「眼鏡使用」になってしまいました。
大型・大特免許は普通車運転免許を持っていれば学科は免除で技能教習のみとなるため、りとりあえず車両予約を入れようとしたが、入校した時期が悪かった!
7月といえば学校(大学・高校とも)は夏休み。予約いっぱいで取れないのです。とりあえず8月17日に1時間目の予約を入れました。
1時間目の教習までの間に、メガネを新調しました。これで準備万端!
いよいよ、技能教習1時間目。ハッキリ言ってメチャクチャ緊張しました。
大型教習車は3台あり、日産のコンドルです。ちなみに1,2号車が日産のコンドルで3号車がいすゞのフォアード(こっちは新車)でした。
第1段階はナンバー無し(つまり教習所内のみの走行用)の1号車がメインで8時間、第2段階は2,3号車で路上、および場内を14時間教習します。
1時間目は、免許を持っている方はお分かりのとおり外周路を右回り、左回りと1時間ぐるぐる周っているだけ・・・。簡単と思いきや、12年間の間にすっかり自動車教習所で習った運転は忘れておりました。
自動車教習所の運転といえば、カーブ手前でブレーキ、スピードが落ちたところでシフトダウン、ブレーキとシフトダウンを終わってからカーブ進入という運転。
トゥアンドトゥと共にシフトダウンしブレーキを残しながらハンドルを切り始めるという運転が、日常で身についてしまっているため、どうしてもブレーキのタイミングが遅れてしまい、ブレーキを踏んだままハンドルを切り始めてしまうという癖が抜けず、予想外に苦労してしまいました。
ちなみに、検定ではカーブに入ってからブレーキを踏むと20点の減点です。合格は70点以上なのでかなり大きい減点です。知ってました?
やっと慣れてきたところで1時間目の教習終了。かなり疲れました。やっぱり緊張しますなぁ。
ここで、普通車と大型の違いについてなのですが、普通車は1速から発進しますが大型は発進は2速を使います。つまり1速はめったに使いません。あとはバックギアの位置が普通車が通常右下にあるのに対し、大型は左上にあるのが違います。
2時間目からは、右左折と交差点の通行。
いざ出発、といったところで早速やってしまいました。
とは言ってもぶつけた訳ではなく、1時間目から手こずっていたエアブレーキです。つまりドッカンブレーキというやつですね。
油圧で作動させている普通車のブレーキと違い、大型車はエア圧で作動するエアブレーキ(街中の大型車がプシュといっているやつ)なのですが、これがまた足を軽く乗せただけでドカンと効いてしまうのです。しかも教官いわく、ナンバー無しの1号車は場内を低速でしか走らないためブレーキの調子が悪く、温まるまではドカンと効くらしい・・・。
このエアブレーキにさえ慣れれば後は右左折時の内輪差に気をつければ楽々。その後8時間目の「みきわめ」まで教官とのおしゃべりタイムが続きました。
しかし、久々の教習所スリル満点!場内だと安心して運転できると思いきや近年そうでもないらしい。
というのも、目を疑うような光景を時々目にする。外周路のカーブ後ハンドルの戻し遅れで対向車線に入り、その後自分の車線に戻ろうとして外に飛び出しそうになったり、赤信号の右折待ちで前に止まっていた教習車がセンターラインをまたぎ道路のど真中で停止、その後右折と共に対向車線を逆走して行ったり、S字で脱輪し脱出しようとしてそのまま草むらに飛び込んでいく教習車。
見ているこっちが冷や冷やしてしまいました。仕事帰りに教習に行っていたのですが、教官がよく「最後の教習時間、大型で良かった〜」なんて言っていたのがなんとなくわかりました。
平成16年8月27日、修了検定・仮免試験
とりあえず無事合格し、いよいよ路上教習へ。
第2段階は新車のいすゞのフォワード。
思ったより運転が楽でした。場内では気づかなかったのですがとにかく目線が高くて先まで良く見えることと、エンジンがトルクがあって意外と速い!
フローティングキャブにサスペンションシートで乗り心地もわが家のサンバーやマイインプより快適!本当に快適なドライブを14時間満喫しました。当然、その間おしゃべりタイムが続いたことは言うまでもありません(念のためしっかり教習内容については説明がありましたので、ただのドライブだけではありません)。
まあ、大型教習の場合、普通免許を持っていることから普段運転していることと、そもそも大型車は車体が大きいだけで右左折さえ気をつければ運転自体は普通車と変わらないから教官も隣に乗っていてリラックスするわな。
あっという間に14時間の教習が終わってしまいました。
★大型特殊★
平成16年9月14日、大型教習の修了と共にいよいよ大特教習に突入。大特の教習時間は6時間。
教習車は中型のホイールローダでアーティキュレートフレームと呼ばれるいわゆる中折れタイプ。青森の人であれば除雪に使われているので馴染み深いと思います(つまり雪国の教習所では大特の教習車は教習のみでなく場内の除雪にも活躍しているわけです)。
しかし、普通車や大型とは違い運転の感覚に全く基礎知識が無く、車の動きのイメージがつかめず乗るまでやっぱり緊張!
1時間目はその特殊な操作方法の説明から入ります。
ハンドル、アクセル、ブレーキの位置は普通車と一緒。
違いはというと、普通車MT車のクラッチペダル位置にもブレーキペダルがあること。つまりブレーキペダルが左右2個付いていることです。この違いは、右にある通常のブレーキペダルは走行クラッチが切れず、左のブレーキは走行クラッチが切れるということ。停止中のバケットの操作でアクセルを吹かす場合、右足でアクセルを操作し、左足でブレーキを踏むという感じです。
ただし、自動車教習所ではあくまでも作業ではなく車両の移動(回送)のための運転免許ということで基本的に右のブレーキのみ使用します。
次に、普通車との違いはウインカーです。レバー位置、操作は一緒ですが、普通車であればハンドルを回すと自動的に戻りますが大特では自分で戻さなければならないことです。
その他には、教習車はTCMのホイールローダだったのですが、シフトレバーも普通車とは違いました。
シフトレバーは普通車のワイパーの位置にあり、レバーを上に上げると前進、下に下げると後進、3段変速の切り替えはレバーを反時計回りにひねるごとにシフトアップするようになっています(これが検定中にミスをさせる原因に)。
実際、走行に入るとやっぱり右左折が難しい!大型は内輪差を考えハンドルを切るタイミングを遅らせる必要があるのだが、中折れの場合内輪差が生じないため前輪を縁石に沿わせる感じでハンドルを切らなければならない。大型に乗った後だとどうしても切り遅れて膨らんでしまい、なかなか思い通りにいかない。
しかも、ハンドルの戻しについても、早めに戻し始めないと戻し遅れで蛇行してしまうというところがまた難しい。これはしばらくして気づいたのですが、目線が近いのが原因とわかりました。目線を遠くに移すだけでこの点は直すことができましたが・・・。
時間を重ねるごとに慣れてきて、慣れてくると思ったより運転しやすい。特に方向転換でバックする時なんかは後方の視界がいいので普通車より簡単なぐらい。
一番苦労したのは発着所に停止する時の幅寄せ。お分かりのとおりホイールローダは運転席が普通車と違い車体の中央にあります。どうしても左に寄せているつもりでも寄り切れていないのです。
更に発着所にポールが立っていてそれに車体前端部を合わせなければならないのですが、これまた手前に止まってしまう。大特の免許を持っている方はわかると思いますが、大特の場合、バケットを下ろした状態でバケットの前端がポール位置に合っていなければなりません。しかし、走行中はバケットを上げているので、停止直後に前端をポールに合わせても、バケットを下ろすと後ろにずれてしまうのです。
教習最後の6時間目(みきわめ)まで、この点に苦労しながら大特教習が終了しました。
そして、いよいよ卒業検定へ・・・。
平成16年9月18日、快晴。いよいよ卒業検定。New!
一度に大型と大特の卒業検定を受けるのは厳しいかと思ったが、教習中に教官に話したところ大丈夫だよとの言葉で一気に受けることにした。
緊張の卒業検定は大特から受けることになった。
自分の番が来て、まずは前後左右の確認をしてから運転席に乗り込む。
自分の受験番号、名前を言い発車準備に取り掛かる。
まずはバケットを上げ周囲の確認後、ウインカーを上げギアを1速にいれスタート!
慣らし運転から本番スタート!
外周路を1周し、障害物をクリア、また外周路に入り交差点を2回右折しまた外周路へ、ここで直線の指示速度に入る。
ここで誤算が・・・。いつも教習では25km/hが指示速度なのだが卒業検定では20km/h。思わず聞き返してしまいました。いつもほど気合を入れてアクセルを踏まなくてもいいと思った気の緩みがミスにつながってしまった。
2速で外周路のカーブを抜け3速にシフトアップ!と思いきや何故かシフトを逆に1速に・・・。
激しい減速と共に、私と教官は前のめりに・・・、共に車体は減速、ヤバイ!
いつもより指示速度が5km/h遅いとはいえ、20km/hまでスピードが上がるのだろうか?あわてて3速にいれアクセルを尻が浮くほどアクセルベタ踏み!
うなるエンジンとスピードメーターに集中。ぎりぎり指示速度まで上がってセーフ!指示速度が20km/hで助かった(ホッ)。
後は無難にコースを回り終えた。しかし、左折時の大回りは気になる。
最後に、停止後バスケットを降ろしサイドブレーキを掛け、エンジンを止めた。その時試験官にそれで終了ですかと聞かれハイと答えた。
後で考えるとシフトを前進に入れるのを忘れていた。これも減点対象か?
終了後、試験官からアドバイスの時間があるが、やはり左折時の大回りを指摘された。まず左折時に内輪差を気にする癖があるのかハンドルの切り遅れ、そしてカーブ出口での戻し遅れ、この2つを指摘された。
今まで内輪差を考える運転ばかりしていると、逆に内輪差がない車両は厳しい。これは練習あるのみ。
引き続き大型の卒業試験。
1号車の日産コンドルがやってくる。
ゲッ、ブレーキが調子悪いやつだ!案の定スタート地点にくるコンドルはドッカンブレーキをやっている。いやな予感・・・。
車両の前後を確認後、運転席に乗り込むや否や試験官からブレーキがきついとの一言。やっぱり(ガクッ)。
さて、スタート地点まで行くとするかと発車させたところ、一発目のブレーキでやっぱりドッカンブレーキ!やってしまいました。試験官にブレーキ気をつけろの後にブレーキに構えているから安心しろとの一声。それって万が一の時は大目に見てくれるって事?
とにかくブレーキに気を使いながら検定を進める。
S字、クランク、方向転換と次々こなしていく。さすがに大特の内輪差なしの車両から内輪差大の大型車にいきなり乗り換えると大変!脱輪ぎりぎりのところもあったのでちょっと不安になってしまった。
更に坂道発進のとき、サイドブレーキを引きすぎて戻らないというあせりもあり更に不安が大きくなってしまった。
最後の停止ではピッタリ左に寄せることができ安心!
いよいよ検定後のアドバイス。ドキドキしていると予想に反して「なかなか落ち着いていてうまかったよ。2連ちゃんお疲れさん」の言葉が・・・。
一気に安心してしまいました。
その後の合格発表では合格!その後免許取得の説明を受け帰宅しました。
平成16年9月24日、免許取得。
免許更新と違い、免許取得は新たな受験ということで土日はやっていないとのことなので、1日仕事を休んで免許センターに行く(この日を選んだのはもちろん連休にするため(^^)。
申請をして視力検査をまず受ける。現行の免許では条件が付いていないためまず裸眼で検査。やっぱり「この視力だと普通免許でもだめだよ」と言われてしまいました。
用意していた眼鏡をかけ視力検査、深視力(大型特有の試験で遠近感を検査します)を検査すると無事合格。後は写真をとり、30分の講義を受け免許証が出来上がるのを待ちます。
待ち時間に免許センターのコースを見ると、大型2種の検定をやっており、コースの下見をした後、検定を受ける人たちを窓から見ていた。大型2種は大型とは比べ物にならないほど厳しそう・・・。
みんなの合格を願いながら新しくできた免許を受け取り、帰宅するのであった・・・。
そして、約1年が過ぎたが全く大型・大特免許を使ってない!
もったいない。なんとか使いたいと思っているが車両がないことにはどうしようもない。
特に大型トラックはカタログや雑誌、プラモデルをみるたびに運転したい気持ちが強くなってくる。
いっそ脱サラしてトラックの運転手にでもなろうか、とも思うのだがそんな勇気が無いところが私らしい。
いつか絶対運転するぞ!