「コウライテンナンショウ」の実
…「高麗天南星」と書く、コンニャクと同じサトイモ科の植物。雌雄異株ですが、生息地の栄養状態によって雌株にも雄株にも変わる(性転換する)という変り種。きっと、命をつなぐ(子孫を残す)戦略として身につけたもの?でしょう。茎に褐色のまだら模様があり、突然遭遇するとびっくりします。マムシの体色と似ているので、「マムシグサ」と呼ぶ人もいるようですが、適切な表現ではないようです。塊茎部分には毒を含むとされ、果実は胃痛、腹痛に、塊茎は去痰・鎮痙剤などとして用いられるそうです。トウモロコシ?のような実は秋に赤く色づき、目を引きます。(菅沼付近にて) |
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「フッキソウ」の実
…草のようにも見えますが常緑の低木(木本)です。南八甲田の周辺ではよく目にしますが、実はなかなか見ることはありません。実は真珠を思わせるような乳白色の球形で、多汁。漢字表記は、「富貴草」。別名、「吉祥草」(キチジソウ)。耐陰性(日陰に耐える力)が強く、常緑の葉が一年を通してこんもりと繁ることから「繁栄」の意につなげ、おめでたい?植物とされるとか。(蔦ふれあいの森にて) |
※この2点の写真と文章は、職員のHさんのものを拝借しました。
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