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2008年12月
2008.12.31 ノルウェー:耐性ウイルスによる肺炎リスク(CIDRAP)
昨シーズンにノルウェーで収集されたタミフル耐性ウイルスに関する新たな分析結果により、耐性ウイルスに感染した患者の肺炎及び副鼻腔感染のリスクを上昇させる可能性を示唆した。しかし、この研究での死患者数が少なく、この知見は示唆以上のものとはならないことを意味する。
昨年欧州、米国その他で出現したH1N1ウイルスに対するタミフル耐性の上昇は、ノルウェーで見られたのが最初であった。今冬これまでに米国で検査されたほとんどすべてのH1Nウイルスはタミフル耐性を示しており、米国CDCは、インフルエンザ患者に対する抗ウイルス薬の使用に関する勧告を変更した。
2008.12.30 香港:赤ん坊、H9N2ウイルスに感染(CIDRAP)
香港衛生当局は、本日、中国本土に在住する2か月の赤ん坊が、H9N2鳥インフルエンザに感染し、香港病院に入院したと発表。症状は典型的な軽度のものであるが、パンデミック株に変異しうるウイルスの一つと考えられている。
香港保健管理当局者は、赤ん坊の状況は安定しているが、隔離中であるという。
2008.12.28 ベトナム:北部地域の家きんにおける鳥インフルエンザ(reuters-alert)
数ヶ月間発生がなかった北部ベトナムにおける家きんで鳥インフルエンザが再発生。2つの養鶏場でアヒルと鶏の淘汰を開始した。
獣疫当局は、ハノイから80km離れたThai Nguyen市のアヒル100羽のうち数羽からH5N1ウイルスが確認されたと発表。

2008.12.25 中国:鳥インフルエンザ対策に成果が(pro-Med)
本年の鳥インフルエンザの大きな流行による鳥及び動物の死亡例数が、この3年間で最低だった。これは、中国政府による鳥インフルエンザの発生を迅速に確認する対応が理由だと、同国農業省担当者はいう。
鳥インフルエンザ感染鳥の数は9千羽で、60%減少した。
2008.12.24 英国:インフルエンザ患者増加、厳しいシーズンを予感(CIDRAP)
米国のインフルエンザシーズンは、穏やかに始まったが、英国での患者は急上昇しており、同国での99/2000シーズンを予感させている。
イングランドとウェールズでは、10万人当たりのインフルエンザ様患者数68.5人となっており、前週39.5人より73%上昇した。
2008.12.23 バングラディッシュ:家きんにおける鳥インフルエンザの更なる発生(CIDRAP)
バングラディッシュ農業省当局者は、本日、農場におけるH5N1鳥インフルエンザの更なる発生を検知したと発表。同国では、本年10月に家きんにおいて再発生して以来5例目である。
2008.12.22 欧州:連合パネル、革新的なパンデミック及び季節性インフルエンザのワクチン製造を支援(CIDRAP)
欧州医薬品庁の専門委員会のコメントによると、バクスター・インターナショナルにより開発されたH5N1ワクチンは、市場供給を承認される初の培養ベースのH5N1ワクチンとなり得る。
ヒトへの使用医薬品専門委員会の勧告は、通常2カ月以内に欧州医薬品庁により採用される。
既にライセンスを得ている2つのH5N1プレパンデミックワクチンを含むほとんどのインフルエンザワクチンは、鶏卵により培養され、製造に通常4-6ヶ月かかる。「セルバパン」と呼ばれるバクスター製H5N1ワクチンは、サル由来のベロ細菌から培養される。細胞培養による製造は、鶏卵培養法よりも相当に速く、かつ格段に融通性をもったものと考えられている。
2008.12.22 台湾:家きんにおける鳥インフルエンザの発生(reuters-alert)
台湾当局は、2ヶ月にわたる調査で、鳥インフルエンザ発生を確認、18,000羽の家きんを殺処分、日本への輸出を禁止した。
検疫官によると、10月21日に家きんにおける突然死が発生、原因ウイルスはH5N2とコメント。H5N2はH5N1ほど深刻な状況をもたらさないが、ヒトへの感染が可能で、たった一つの報告がなされているものとして知られる。
2008.12.21 カンボジア:H5N1感染者が生還(reuters-alert)
19歳のカンボジア人男性が、2005年以降貧しい東南アジアの国々の7人を死亡させたH5N1ウイルスから生還したと、同国保健当局者が発表。その若者は、死亡鶏を食べて感染、Phnom Penh病院に搬送され10日間の治療を受け退院した。同国では、先週から首都近辺の家きんを淘汰し始め、カンダール県からの家きんの移動を3ヶ月間禁止している。
2008.12.19 米国:CDC、H1N1耐性に伴う抗ウイルス薬に関する勧告を変更(CIDRAP)
主要なインフルエンザ薬であるタミフルへの耐性上昇により、連邦保健当局はインフルエンザ治療に関する勧告を変更。今やA型インフルエンザを疑う患者に対してはザナミビル(商品名リレンザ)又は2種類の薬の混合を考慮するべきものとなった。[2008-09インフルエンザシーズンでのA/H1N1ウイルスにおけるオセルタミビル耐性の発生に対する抗ウイルス薬の使用に関する暫定的勧告(米国CDC)
2008.12.18 カンボジア、バングラディッシュ、エジプト:3ヵ国における新たなH5N1の発生(CIDRAP)
カンボジア、バングラディッシュ、エジプトの当局者は、家きんにおけるH5N1の発生が報告された。
カンボジア農業省当局者は、Kandal県内の村での家きんにおいてウイルスが検知されたと発表。その村では、19歳の男性が死亡鶏を処理した後に発症。同国でのその発生は、2007年4月以降初である。
バングラディッシュ畜産当局では、昨日、H5N1が2つの養鶏場で発生したと報告。同国での最近の発生は9月下旬であった。獣医師が封じ込めのため3,781羽のトリを殺処分した。隣国インドは、バングラッディッシュ国境の一部を封鎖。
エジプトでは、11月27日、Minya行政区における鶏にウイルスが検知されたと発表。
2008.12.17 米国:抗ウイルス薬に関する保健福祉省ウェブキャストでコストと耐性を放送(CIDRAP)
パンデミック時の抗ウイルス薬使用に関する改訂ガイダンスに関して、連邦政府保健当局者によるオンライン・プレゼンが本日行われたが、その中で、コストに関する課題とウイルス耐性に関するリスクが考慮すべき留意点と指摘された。
今週、米国保健福祉省は、一般における抗ウイルス薬の使用及び事業主による抗ウイルス薬の備蓄に関する2つのガイダンスを発表している。
2008.12.16 米国:治療が優先、保健福祉省版抗ウイルス薬使用指針(CIDRAP)
パンデミック時における抗ウイルス薬に関する連邦政府指針が改定され、公的供給のための抗ウイルス薬の備蓄は主として発症者のためにすべきこと及び高リスクの従業者の治療は個別供給によることを要請。
改訂指針案は、今年6月に米国保健福祉省から発表されたが、昨日、正式な改定版が発表され、大きな変更はなく、パブリックコメント特に対策における課題、リスク及び不明確な点に対する対応を加えたものとなっている。
2008.12.16 中国:H5N1の新たな発生(CIDRAP)
中国農業省は、同国東部のJiangsu省の2か所の養鶏場で、H5N1鳥インフルエンザの発生が検知されたと発表。
2008.12.15 エジプト:エジプト人少女、鳥インフルエンザで死亡(reuters-alert)
月曜日、16歳少女が、H5N1鳥インフルエンザで死亡。中央エジプトのAsyut県在住のSamiha Salemは、飼養していた病鶏に暴露した後発症したと、保健省当局者が発表。発症は死亡の1週間前で、その前には飼養アヒルも死亡している。エジプトでは、今年4月以降、初めての死亡である。
2008.12.15 スイス:WHO会合でウイルス共有に関する進展(CIDRAP)
H5N1鳥インフルエンザウイルスの世界共有に関連した課題を解決すべくジュネーブで先週開催されたWHO会合で、米国政府当局者は、ウイルスと利益の両方を共有するとコメント、進展が図られた。
12月13日、6日間にわたるセッションが行われた新型インフルエンザ対策に関する政府間会合において、2009年5月に開催されるWHO総会の前又は総会中に政府間会合を再度開く予定とした。
2008.12.12 カンボジア:新たなH5N1感染症例(CIDRAP)
WHOは、本日、19歳の男性カンボジア人がH5N1感染症例として入院したと発表同国では、1年半ぶりの発生である。同症例は11月28日に発症、2日後に地元保健センターに治療を受けた。同症例は同国8例目の患者として登録された。
2008.12.12 米国:CDCがタミフル耐性の兆し調査(CIDRAP)
今年の米国におけるインフルエンザ流行が始まり、すでにインフルエンザウイルスにおけるタミフル耐性の兆候が生じていると、米国CDCが発表。
2008.12.11 香港:H5N1発生を確認(CIDRAP)
香港農政当局は、本日、大規模養鶏場で発生した鳥インフルエンザウイルスはH5N1であることを確認したと発表。当局は、家きんワクチンによる防御可能期間よ輸入鶏卵がウイルスの発生元となる可能性を調査するとしている。
2008.12.9 インドネシア:新たに2つの感染症例、うち1例は死亡(CIDRAP)
WHOは、本日、インドネシア保健相が2つのH5N1感染症例と、うち9歳の女性が回復、2歳の女性が死亡した旨の報告があったと発表。この発表は、今週にジュネーブで行われているH5N1ウイルス共有協定に関する各国保健相会議において行われた。
Riau province在住の9歳の女性は11月7日に発症、5日後に入院、11月27日に退院した。この女性の症状等に関する詳細はほとんど明らかにされていないが、その家庭で飼養している2羽の家きんが11月2日に死亡している。
西ジャカルタ在住の2歳の女性は11月18日に発症、8日後に入院、11月29日に死亡している。
2008.12.9 香港:養鶏場における鳥インフルエンザの発生(CIDRAP)
香港保健当局は、本日、Yuen Longの養鶏場でH5亜型鳥インフルエンザの発生を検知したと発表。香港では、2003年以降で最初の養鶏場における発生である。
当局によると、昨日は60羽が死亡したが、その原因がH5N1かどうかは明らかにしていない。
2008.12.4 米国:保健福祉省の国家ワクチン計画の草案発表(CIDRAP)
米国保健福祉省は、昨日、一旦完了した国家ワクチン戦略の草案を発表、感染症ワクチンの政策的決定の指針となる予定。
2008.12.4 インド、ベトナム:H5N1の更なる発生(CIDRAP)
インド獣疫当局は、昨日、アッサム州の家きんにおけるH5N1鳥インフルエンザの地域的な拡大について報告。ベトナムCa Mau県及びNghe An県でも、H5N1が再発生したとのメディア報道がされた。
2008.12.3 米国:農業省、家きん及び卵製品の鳥インフルエンザ・リスク評価に関する草案(CIDRAP)
米国農業省は、昨日、家きん製品、卵の殻及び卵製品を食べることによる高病原性鳥インフルエンザの影響に関するリスク評価に監sぬる草案を発表。この草案は、ウイルス感染リスクを減少させ、消費者への重要なメッセージを発することに使用されることになるツールとなる。
2008.12.2 米国:大学生におけるワクチン接種による利益の研究
ミネソタ大学の数千人の学生を対象とした4年間にわたる調査によると、ワクチンを接種した学生では、接種しなかった学生に比べ、シーズン中にインフルエンザ様症状を呈する者が30%低いという結果が得られたと発表。
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2008年11月
2008.11.28 インド:北東部において鳥インフルエンザの発生(reuters-alert)
インド北東部のアッサム州当局者は、火曜日、家きんにおいて検知された鳥インフルエンザの発生を受けて、数千羽の鶏及びアヒルの淘汰を要請した。
「Bhopal及びPuneの検査所に送付した検体の結果はH5N1陽性であった。この地域における淘汰は本日(28日)開始」と、州当局者は言う。
20村で、この3日間に3万羽以上の鶏及びアヒルを殺処分するが、当局者はGuwahatiから35km西のRajabazar村で家きん数百羽死亡しており、新たな鳥インフルエンザの発生を懸念している。
これまでインドでは、ヒトでの感染例は報告されていない。
2008.11.25 英国:医療機関訓練でパンデミック時に大量の物資が必要と判明(CIDRAP)
パンデミック感染管理公式ガイドラインに1日従った医療機関の従事者によると、通常の10倍の数の手袋が必要となり、医療廃棄物が3倍となったほか、多くの作業で通常よりも時間が必要となったことが判明。
英国の医療機関での24時間訓練では、様々な課題が判明。医療従事者は、ガイドラインに従うことに自信をなくしており、サージカルマスクの着用を不快と感じているほか、個人防護物を着用することでコミュニケーションが阻害されると感じているという。
2008.11.24 米国:CDC報告、テキサスの患者からブタ・インフルエンザ(CIDRAP)
米国CDCは、国内の季節性インフルエンザの最近の状況に関する情報に、罹患したブタを含むブタに暴露後、ブタ・インフルエンザに感染した者に関する報告を行った。
米国CDCによると、感染したのはA/H1N1ブタ・インフルエンザだという。ブタ・インフルエンザとヒト・インフルエンザは共通部分はないが、多年にわたり分離報告がなされている。
2008.11.20 インドネシア:Sulawesiの17人は鳥インフル感染症例ではなかった(reuters-alert)
SulawesiのMakasar村の近所同士17人が発症した原因として、鳥インフルエンザは否定されたと、20日にインドネシア保健省当局発表。
この17人は、同地区での多数の家きんが原因不明の疾病で死亡した後に間もなく発症し、今月入院していた。
同保健省報道官は、「検査結果は陰性であった。」というが、詳細は発表していない。
2008.11.20 インドネシア:疑い例クラスターでのH5N1は否定(CIDRAP)
インドネシア保健相は、病院・大学での迅速検査で陽性だった南Sulawesi県の17人の疑い例クラスターは、H5N1感染を否定。
2008.11.20 米国:パンデミックによる石炭生産と電力供給への脅威に関する報告(CIDRAP)
ミネソタ大学の報告によると、パンデミックにより石炭産業が破綻し、石炭関係の電力供給システムとそのシステムに依存するすべてが危険にさらされるとしている。
2008.11.13 インドネシア:クラスター発生の疑い(Pro-Med)
同国保健省当局者は、South SulawesiのMakassar村の同一グループ内の17人に及ぶ発症者を検査中と発表。近隣の家きんが突然死した後の発生例で、全員入院中。全員比較的元気であり、うち4人が成人。クラスター疑い例は、ヒトの間での容易な感染ができるよう変異した可能性を懸念させる。WHOは、現時点では、限定的人−人感染を排除することはできないとしているが、この事例からのウイルス検体からは重要な遺伝子的変異は示唆していないとしている。(関連:reuters-alert
2008.11.13 インドネシア:H5N1による少女の死を否定(CIDRAP)
インドネシア保健相は、本日、H5N1鳥インフルエンザで15歳の女性が死亡したという報告を否定した。
2008.11.13 タイ:他県におけるH5N1鳥インフルエンザの発生(CIDRAP)
タイ当局者は、本日、Uthai Thaniの養鶏場でH5N1鳥インフルエンザが発生したと発表。別な県での最初の発生から1週間経過していない。
2008.11.12 米国:米国政府、空港においてパンデミックを遅延させる訓練(CIDRAP)
数省庁の担当者が、マイアミ国際空港において、米国国境を越えたパンデミックの拡大を遅延させる政府リスク対応戦略に関する大規模な訓練を実施。
2008.11.12 インドネシア:10代、H5N1で死亡か(CIDRAP)
中央ジャワの15歳のインドネシア人女性がH5N1鳥インフルエンザで死亡したと、現地公衆衛生当局者及び治療した医師の証言で明らかになった。
2008.11.11 米国:万能ワクチンが初期の試験を通過(CIDRAP)
インフルエンザウイルス株の多くに対する防御を与えるよう設計されたワクチンは低容量において安全性を示し、フェーズ1治験で満足すべき免疫反応を出したと、開発元のVaxInnate Inc社が発表。
2008.11.11 米国:鳥インフルエンザ抑制のためFAOに4,440万ドル拠出(CIDRAP)
米国は、鳥インフルエンザ対策の国連食糧農業機関の活動に4,440万ドルを拠出する。拠出額の受領額で多いのは、エジプト、ベトナム、インドネシア。その他の受領国は、アフガニスタン、バングラディッシュ、カンボジア、インド、中国、ラオス、ミャンマー、ネパール、パキスタン、南アジアの地域、西アフリカ及び中央アフリカである。
2008.11.10 タイ:家きんにおけるH5N1の発生(CIDRAP)
タイ農業省は、本日、Sukhothai県の鳥におけるH5N1鳥インフルエンザの発生を確認。同国では本年1月以降初めての発生である。
2008.11.4 ラオス:新たな鳥インフルエンザの発生(CIDRAP)l
ラオス政府は、本日、鳥におけるH5N1鳥インフルエンザが、同国北西部の村で発生したと発表。
発生はXayaboury県Donngeun村で、鳥インフルエンザ対策委員会は、昨日、半径1km以内の全ての鳥の淘汰を要請。
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2008年10月
2008.10.31 米国:経口用インフルエンザ薬に朗報(CIDRAP)
BioCryst製薬は、今週、新たなインフルエンザ経口治療薬「ペラミビル」での2つのグループにおける2つの治験について朗報があった。ペラミビルは、タミフルと同様のノイラミニダーゼ阻害剤で経口服用である。ある研究では、インフルエンザ外来患者に対するペラミビル処方により、発症期間が22時間減少したという。
2008.10.30 米国:ワクチン接種のメリットについて熱い議論(CIDRAP)
被接種者と当該者との濃厚接触者のワクチン接種によるメリットについて、今週の国際医学会議で熱い議論か交わされた。
2008.10.30 米国:ミネソタ大学、ワクチン接種に関する世界記録を破る(CIDRAP)
ミネソタ大学は、10月28日、1日当たりのワクチン接種数のギネス記録を破り、4つのキャンパスで11,538接種を記録した。
2008.10.29 米国:専門家、主要なパンデミック計画の問題点を指摘(CIDRAP)
米国保健福祉省は、本日、専門家、政府、パンデミック計画での問題点(予期される供給の連鎖的破綻、経済的に困難な時期に業務継続など)に携わる一般者によるオンライン会議を主催した。
2008.10.29 研究:総合的なインフルエンザ免疫が死亡率を低める(CIDRAP)
カナダ・オンタリオ州では、2000年に6ヶ月以上の人々を対象とした無料の季節性インフルエンザワクチン接種の呼びかけを実施した際に、カナダの研究者は、一般的なアプローチをより目標とされたワクチン戦略と比較する特異的な例を把握した。また、それによると一般的モデルでは、インフルエンザ関連死亡及び保健指導者の訪問を減少させたことを示唆している。
2008.10.28 米国:野鳥が鳥インフルエンザを米国へ(reuters-alert)
渡り鳥の水鳥が、アジアからアメリカ大陸へと鳥インフルエンザを運ぶ可能性があると、米国政府研究官は報告。アラスカで見つかった危険性のないインフルエンザに感染したアヒルは、遺伝子的にアジア株により近い関係があることが示唆された。
2008.10.28 世界:鳥インフルエンザに無関心でいる余裕なし(reuters-alert)
家きん及びヒトにおける鳥インフルエンザ発生の減少において、幾つかの成果があった。しかし、世界は、まだパンデミックへの準備対策をしておかなければならないと、エジプトでの国際会議の席上、専門家は指摘する。「状況は2005年当時に比べ改善しているが十分ではない。我々は、パンデミックを適切にコントロールできる十分な準備をしていない。」と、国連の鳥・ヒトインフルエンザ調整官はいう。また、特に、保健関係省以外の政府機関がパンデミック対策に乗り出させることが困難だとし、一層の国際協調が必要だと指摘している。
2008.10.28 アフリカ:南アフリカで5例目のウイルス感染発生(CIDRAP)
南アフリカにおける謎のウイルスによる最近の発熱性疾患の発生で、5つめの症例が確認された。簡易検査では、アレナウイルスに属する新たなウイルスという疑いがもたれていると、同国保健当局者は発表。
2008.10.27 米国:鳥インフルエンザ対策の基本に関するドナー会合(CIDRAP)
エジプトで開催されている鳥インフルエンザ会議の最終セッションに参加した国際ドナーらは、鳥インフルエンザ対策と発生防止に対する一層の支援を要請。米国からの支援は、3億2千万ドルに及ぶ。
2008.10.27 米国:薬剤耐性インフルエンザに対する懸念が増大(CIDRAP)
公衆衛生当局は、世界的にも、感染防止・発症予防をする抗ウイルス薬へのインフルエンザ耐性に関する懸念を増大させている。抗ウイルス薬は、症状の緩和及び平均的なインフルエンザシーズンにおける死亡を減少させ、パンデミックが始まった際の重要な防波堤になりうるものだ。
現在、アダマンタンとノイラミニダーゼ阻害剤の2グループ、4つの抗ウイルス薬があるが、季節性インフルエンザがアマンダジンに広く耐性(H3N2への90%以上、H1N1への15%以上)を持ったことは2005年から知られている。
2008.10.24 インタビュー:疲弊が妨げる鳥インフルエンザとの戦い(reuters-alert)
途上国、特にインドネシア、エジプトは致死的鳥インフルエンザに無関心になりつつあり、発生を防止する努力を怠り始めたと、国連専門機関は言う。
インタビューでは、国際獣疫事務局の専門家は、今や鳥インフルエンザ対策は、初めて発生した当時実施されたような緊急的な対応はもはや期待できないと言う。
「そこには関係者の疲れ果てた状況があり、今やその解決には、養鶏業者が地域の獣疫担当者と協働するための新たなインセンティブを持たせる必要がある。」という。
2008.10.24 WHO:パンデミック対策指針のフェーズ改訂(CIDRAP)
WHOは、パンデミック・フェーズの定義を更新し、世界的流行における社会・経済への影響について一層強調する改訂パンデミック対策指針案を策定した。
2008.10.23 国連:H5N1に関する進展にかかわらずパンデミックリスクは存在(CIDRAP)
今年はこれまでに、H5N1鳥インフルエンザ発生が確認された国は新たに生じていない。しかもこれまでにH5N1の発生が報告された国における新たなH5N1発生は少なくなっている。しかし、国連と世界銀行の最近の報告によると、インフルエンザパンデミックの脅威に変更はない。
2008.10.17 世界銀行:パンデミックで、3兆ドルの損失(CIDRAP)
世界銀行の内部報告によると、毒性の高いパンデミックの場合、7100万人の死亡者と3兆ドル以上の損失を出す可能性があるという。毒性の強いパンデミックでは、労働者の欠勤に伴う旅行、輸送、商業、生産の能力が低下し、世界のGDPは4.8%減少するとしている。報告では、専門家は死亡者総数が1.8億人から2.5億人の範囲で発生する可能性があることも示唆している。
2008.10.16 米国:知事会、パンデミック対策におけるギャップがあることを確認(CIDRAP)
州のパンデミック対策が、過去数年間で進捗したものの、その州間にはギャップが依然としてあるが、政府機能継続や不可欠なサービスの維持、関係団体との調整といった公衆衛生とは直接関係のない分野で特にその傾向があると全米知事会(the National Governors Association)では指摘している。
2008.10.14 米国:7つの州で散発的なインフルエンザ疾患発生(CIDRAP)
インフルエンザシーズンが近づいている兆候が示唆されている。米国CDCによると、幾つかの州では散発的なインフルエンザ症例が報告されたが、初期の兆候としては、今年のワクチンは流行株に合致しているようである。
2008.10.10 ドイツ:新たなH5N1発生報告(CIDRAP)
ドイツ獣疫当局は、本日、サクソン州の養鶏場でH5N1鳥インフルエンザが発生したと報告。2007年12月以降初めての発生である。
2008.10.7 細菌合併感染で、子どものインフルエンザ死亡が上昇(CIDRAP)
インフルエンザ感染と細菌肺炎の合併症による子どもの死亡数は、過去数年で急激に上昇したと、連邦疫学専門官は、予防処置としてのワクチン推進報告書において発表。
2008.10.6 米国:GAO、抗ウイルス薬、プレパンデミックワクチン計画の推進を促す(CIDRAP)
連邦パンデミック対応計画に関する議会報告書によると、米国会計検査院(GAO)は、抗ウイルス薬の配分に関する指針の完成と、パンデミック初期段階におけるプレパンデミックワクチン接種集団の優先度に関する指針の策定を勧告した。
2008.10.3 米国:製造工場の中止がインフルエンザワクチン事業での課題を示唆(CIDRAP)
米国に工場を設置しないというインフルエンザワクチン製造業者の決定により、ワクチン接種の需給、そしてパンデミックワクチン製造計画にも永続的なミスマッチを生ずることとなった。
2008.10.2 WHO:来るインフルエンザシーズン中の状況を懸念(CIDRAP)
WHOのインフルエンザ専門家は、本日、北半球での来期のインフルエンザシーズンは、通常にないほど厳しいものになると懸念している。
2008.10.2 米国:1918年のインフルエンザ第一波は、ワクチンとなった(CIDRAP)
歴史的なデータを解析した結果、1918年のインフルエンザ・パンデミックでの第一波での発症者の94%は、病原性の高い第二波が襲ってきた際には、より発症しなくなっていたという(感染症ジャーナル誌)。
2008.10.1 米国:FDA、CDC迅速診断テストを承認(CIDRAP)
米国食品医薬品局(FDA)は、昨日、季節性インフルエンザとパンデミックを引き起こす可能性のある変異株を数時間で検査できるとして米国CDCが開発した診断キットを承認した。
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2008年9月
9月は、これ以降の更新はしていません。
2008.9.10 ラオス、トーゴ:新たな鳥インフルエンザの発生(CIDRAP)
ラオス政府当局は、昨日、H5N1鳥インフルエンザがアヒルにおいて検知され、同日、トーゴ保健省は、首都近郊の家きん農場で鳥インフルエンザが発生したと発表。
2008.9.9 インドネシア:2つの新たなH5N1感染症例を確認(CIDRAP)
インドネシア保健省は、本日、過去3ヶ月間で2人の男性がH5N1鳥インフルエンザで死亡したと報告。ヒトでの感染症例は、6月初旬以降初めての公式報告である。
同省によると、1人は20歳の男性で7月31日に死亡したが、メディアによると、同人は19歳で7月下旬に死亡したと報道されていた。
もう1人は38歳のトラック運転手で7月4日に発症、その5日後に入院、7月10日に死亡した。
また、同省によると、その男性の近隣の家きんからのサンプル検査は依然行われていない。
2008.9.5 米国:アイダホ州農場で、低病原性鳥インフルエンザ(CIDRAP)
アイダホ州農業当局は、昨日、同州南西部の農場において低病原性鳥インフルエンザの発生を調査中であると発表。検知されたのはH5N8で、農場では、狩りに使用する鳥3万羽を飼養している。州当局は淘汰を開始していないが、連邦農業省は、ウイルス検知前に同農場からカリフォルニア州に300羽の鳥が輸送されたという。
2008.9.5 オランダ:H1N1タミフル耐性ウイルスで患者死亡(CIDRAP)
H1N1ウイルスに対するタミフル耐性の増大が懸念されているが、オランダ・チームは、今週、タミフル耐性H1N1ウイルスに感染した白血病患者が死亡したと発表。
ニューイングランド医学ジャーナルは、本症例は、耐性変異がウイルスの危険性を低めるとい動物実験での証拠にもかかわらず、タミフル耐性H1N1ウイルスは病気を引き起こすことが可能なことが示唆された。その症例のウイルスは、抗ウイルス薬アマンダジンにも耐性があるという。
2008.9.3 グラクソ:労働者の抗ウイルス薬備蓄促進計画を発表(CIDRAP)
抗ウイルス薬ザナミビル(リレンザ)を製造するグラクソ・スミスクラインは、本日、パンデミック時において労働者を守る戦略としての企業備蓄を支援する計画を発表。
同社は、企業におけるパンデミック準備計画で、ザナミビルを備蓄する障害となるコストと倉庫等の問題を解決することを意図しているという。
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2008年8月
2008.8.29 研究:インフルエンザワクチンは高齢者における死亡率を低めない(CIDRAP)
カナダ公衆衛生専門家による研究では、アルバータ州の州都立病院6つから許可された患者からのデータによると、病院における死亡率は高齢者の患者でワクチン接種者とワクチン未接種者との間に統計的な違いが見られなかったという。
2008.8.27 ベナン:家きん市場におけるH5N1の発生(CIDRAP)
ベナン農業当局は、生家きん市場における2羽の鶏でH5N1ウイルス検査陽性であったと発表。同国では2007年末のウイルス検知以来初めて。
2008.8.25 H1N1インフルエンザウイルス、タミフル耐性が増加(CIDRAP)
南半球で発生しているインフルエンザ・シーズンにおいて、3種類のうち1種類の季節性インフルエンザがオセルタミビル(タミフル)耐性を上昇させていると、先週、WHOが報告。ここ数ヵ月間に16カ国で検出されたインフルエンザH1N1ウイルスの31%(788中242)オセルタミビル耐性となる変異を遂げていた。南アフリカでは、検査された107すべてが、H274Yという変異を遂げていた。
2008.8.25 ロードアイランド島:ハクチョウでのH7N3発生を報告(CIDRAP)
ロードアイランド野生生物保護当局は、通常のサーベイランスの実施過程で、ゴブハクチョウからH7N3低病原性ウイルスを検出したと発表。
ウイルスは、ハクチョウ保護区近くのシーコンク川から集められた11羽のハクチョウのうち4羽から検出。
2008.8.22 研究:1918年パンデミックにおける主要な死亡原因は細菌性肺炎(CIDRAP)
1918年パンデミックでの死亡者のほとんどは、インフルエンザそのものではなく二次性細菌性肺炎が原因であったことから、近年のパンデミック対策計画では抗生物質及び細菌ワクチンの備蓄が必要と、インフルエンザ研究者が報告。
研究では、1918年パンデミックでの犠牲者58体から保管した肺の一部を検査し、数千の検体からの結論を得たもので、「感染症ジャーナル」オンラインで発表される。
1918年パンデミックでは死亡者の多数が肺に対するウイルスの直接的な影響又は感染に対する過剰な免疫反応だと考えられていたが、今回の報告では90%以上がウイルスが肺細胞を破壊した後に細菌性肺炎に侵されて死亡したとしている。
2008.8.19 研究:1918年パンデミックウイルスに対する長寿命の免疫を発見(CIDRAP)
1918年インフルエンザ・パンデミックからの生存者32人(年齢幅91歳から101歳)から得た血液を調査した結果、同ウイルスに対する抗体は残っており、おそらく将来世代に対しては類似のウイルス株から防御を与えてくれる可能性がある。
2008.8.18 インドネシア:H5N1感染症例に関する研究(CIDRAP)
インドネシア保健当局は、最近、H5N1感染症例のほぼ全ての分析結果について公表。クラスターによる症例ではなく、かつ都市部に居住していて、そして抗ウイルス薬を遅くに投与された症例に死亡が多い傾向がみられた。
調査は、同国で初の症例が発生した2005年6月22日から2008年2月1日までの間のすべての確認症例で、127症例のうち81%の103症例が死亡。
死亡率は2005年65%から2007年には86.8%に上昇したが、2008年に入って7月までは84.2%に下がっている。127症例のうち2例だけが入院していない。1例は中等度の症状で外来診療を受けたが、その他1例は治療を拒否し死亡している。
2008.8.14 米国:研究チーム、H9N2ウイルスによるパンデミックの可能性を示唆(CIDRAP)
科学者たちは、鳥インフルエンザのどのウイルスが次なるパンデミックを引き起こすか不明で、多くの注意は高病原性H5N1に注がれている一方で、ある研究チームが、低病原性H9N2ウイルスから生じる脅威が上昇しているという知見を報告している。
この国際的研究チームは、主としてメリーランド大学から構成されるが、ヒトの受容体によく似たフェレットを使ってH9N2の受容や感染を調べたその知見がPloS One8月号に掲載された。
H9N2亜型は、過去数十年にわたり、アジア、中東、欧州、アフリカにおける多くの鳥類に見られ、ヒトに対して軽度〜中等度の病原性をもっている。2007年3月、香港政府は、9ヶ月の女児がH9N2に感染、同じ香港の子どもから同ウイルスが発見された1999年以降4番目の症例となった。
2008.8.13 インドネシア:スマトラでのH5N1クラスター、否定される(CIDRAP)
インドネシア政府のオンライン声明によると、鳥インフルエンザ疑い例で入院した北スマトラの村人12人は、鳥インフルエンザ検査陰性であった。一方、政府声明では、最近のメディア報道で言及された13人の患者のうち疑い症例の3人が死亡したことには言及していない。北スマトラ保健当局者は、3人の死亡を認めた上で、異常発生アラート態勢をとっている。3人の死亡は死亡家きんの発見に続き生じたものであったが、当局は、鳥インフルエンザが原因かどうかは不明としている。
2008.8.11 FAO:鳥におけるH5N1ウイルスの状況は改善(CIDRAP)
鳥におけるH5N1鳥インフルエンザの世界的状況は、今年前半では改善したが、アフリカで従来見られなかったH5N1ウイルス株が、最近ナイジェリアで発見されていると、FAOが発表。
「世界的に報告されている発生数を考慮すると、高病原性鳥インフルエンザの世界的状況は、2008年前半では大きく改善された。」とFAO。
しかし、H5N1が土着したエジプト、中国、インドネシア、ベトナムでは、この半年間にも発生が報告され、パキスタン、香港の家きん市場でも再発した。
2006年6月の発生数65、2007年6月の発生数55に比較して、今年6月は5カ国−中国、エジプト、インドネシア、パキスタン、ベトナム−で発生数11となっており、欧州では発生報告はなかった。また、前年6月とは異なり野鳥での発生は報告されなかった。
2008.8.8 英国:インフルエンザ・パンデミックを脅威のトップリストにランク(CIDRAP)
英国政府は、パンデミック・インフルエンザを連合王国に対する安全保障上の大きな脅威として位置付けされた。英国内閣が提供している「国家危機管理レジスター」において、同国に対する潜在的な影響により、テロ攻撃、海岸線洪水、産業における大事故の上に位置する最大の脅威として登録された。また、レジスターは、パンデミックでは、英国の人口の半分が感染し、およそ75万人が死亡するとしている。
2008.8.4 ニジェール・ナイジェリア:国境付近で、鳥インフルエンザに対する高アラート(reuters-alert)
ニジェール家畜省は、最近の鳥の死亡を受けてナイジェリア北部と接する国境付近1,500kmの鳥サーベイランスを強化している。同省は、2006年以降H5N1ウイルスを運ぶ可能性のある鳥約2万羽を殺処分し、養鶏場主に対して4万6千米ドルの補償を実施した。2年前には、ナイジェリアでの鳥インフルエンザが、隣国ニジェールの北部まで拡大した経緯がある。
2008.8.4 インドネシア:新たなH5N1死亡例の報告(CIDRAP)
インドネシア保健省は、19歳の男性がH5N1鳥インフルエンザ感染で死亡したと発表。AP通信8月2日の報道によると、同省感染症対策局長は、この男性はジャカルタ市西部の病院で先週死亡したとコメントしている。仮に、この男性の死亡がWHOに確認された場合、本症例は、同国137番目の感染症例で、かつ112番目の死亡例になる。メディアは、本症例の感染源や個人的接触歴に関する疫学調査の実施の有無については触れていない。
2008.8.3 インド:西ベンガル州で、ヒトでの感染疑い例(Pro-Med)
インド・西ベンガル州では、2006年以降最近までに3回の鳥インフルエンザの発生があり、10万羽以上の鳥が鳥インフルエンザで死亡しているが、これまでに5人が鳥インフルエンザの臨床症状−発熱、咳、筋肉痛、のどの痛み−を呈しており、現在検疫とウイルス検査を実施中である。公衆衛生当局は既に発熱症状を呈した150人の血液検査を行っている。
2008.8.1 第二世代ザナミビル薬の治験、有望(CIDRAP)
第二世代版抗ウイルス薬ザナミビルを開発している製薬会社は、オセルタミビルの効果と同等の有望なフェース2を示したと発表。ザナミビルを開発した豪州の製薬会社Biotaは、そのコメントで、長時間の効果があるノイラミニダーゼ阻害剤CS-8958を日本の第一三共製薬と開発しているという。ノイラミニダーゼ阻害剤は、インフルエンザ治療と予防に使用され、米国をはじめとした国々は、オセルタミビルとザナミビルを来たるインフルエンザ・パンデミック時に使用するべく備蓄している。WHOはオセルタミビルの備蓄を勧奨しているが、本年5月に英国の研究者が、H5N1インフルエンザにおいてオセルタミビル耐性が報告されたことから、ザナミビルの備蓄を勧告している。
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2008年7月
2008.7.29 米国:会計検査院、各州はより多くのパンデミック対策指針を欲している(CIDRAP)
連邦政府や民間機関から広範囲の分野におけるパンデミック対策指針が発行させられているが、各州では、今でも連邦政府からより多くの情報、特に地域の封じ込め対策、死亡者の管理、医療の支援体制に関する情報を得たがっていると、米国会計検査院(GAO)が発表。
GAOは、7月19日に52ページにわたる関連報告書をウェブサイトで公開した。これは、米国会議員からGAOに対して、各州及び地域においてどのようなパンデミック訓練を実施しているのか、それからどのような知見を得たのか、連邦政府は各州及び地域当局におけるパンデミック対策をどのように支援しているのか、に関する詳細を要請したことに対する報告である。
GAOは、5つの有名な州であるカリフォルニア、フロリダ、イリノイ、ニューヨーク、テキサス及び10の地域を調査した。この15の州・地域では、パンデミック計画の策定は完了している。
2008.7.25 ナイジェリア:鳥市場におけるH5N1鳥インフルエンザの発生(CIDRAP)
ナイジェリア獣疫当局は、本日、生鳥市場におけるH5N1鳥インフルエンザの発生を報告。H5N1鳥インフルエンザの発生リスク低減のための養鶏業者及び取引業者の売買停止を進める。
ナイジェリアにおけるH5N1鳥インフルエンザは、通常のサーベイランスで発見され、本日同国が確認した疫学報告として国際獣疫事務局(OIE)に報告された。
2008.7.25 米国:多くの介護施設におけるパンデミック計画は不十分(CIDRAP)
米国医学協会ジャーナルの今週号では、米国の2州における介護施設に対する最近の調査では、半数以下の施設でしかパンデミックに対する準備計画を有していなかった。
ネブラスカ州、ミシガン州の451施設への調査では、その23%しかパンデミック計画を有していないことが示された。
そのほか26%が一般的な災害対応計画の中にパンデミック対策を盛り込んでいたが、残り52%がパンデミック計画を持っていなかった。
一方で、ほとんどの施設でパンデミックの計画を立案する職員を抱えており、およそ半数がパンデミック時の必要品の備蓄をしていた。
2008.7.18 インドネシア:新たなH5N1感染死亡例が発生(CIDRAP)
ジャカルタ近郊在住の38歳のインドネシア人男性が、H5N1インフルエンザにより死亡した。インドネシアは、新たなH5N1感染症例に関する直ちの報告を停止し、定期更新でこれに代えるとしているが、メディアによりこの男性の死亡の詳細が報道された。この男性は、高熱、咳、呼吸困難を呈し7月10日に死亡している。担当した医師は、ジャカルタからの検査結果では鳥インフルエンザ陽性だったという。
2008.7.17 米国:Vical社製のDNAワクチン、鳥インフルエンザに効果(reuters-alert)
鳥インフルエンザ対応DNAワクチンはインフルエンザ感染防御を期待させるレベルまで免疫反応を安全に高めたと、米国サンディエゴに本社のあるVical社が発表。
ボランティア100人に対する研究では、ワクチンを受けた者の67%がH5N1インフルエンザの感染に対して防御可能な免疫反応を示した。ワクチンが安全かどうかを示すための治験フェーズ1が継続されている。同社は「フェーズ1から初めて得た一次的な結果では、DNAワクチンはその使用に十分耐えられ、抗体反応は印象的なものだった。」という。
2008.7.17 インドネシア:H5N1感染症例の高死亡率について検証(CIDRAP)
インドネシア保健省当局者の最近の報告では、同国でのH5N1感染症例における死亡率の高さは、症例診断が困難なこと、抗ウイルス薬による治療開始時期が遅いこと、そして十分な設備を有する医療機関の不足に関連しているという。
シンガポール医学アカデミー年報によると、インドネシアでのCFR(死亡率)は、2005年の63%から2006年には80%に上昇、2007年には85.7%に達している。WHOによると、今年に入ってこれまでのCFRは、18の症例のうち死亡例は13で、83.3%となっている。
2008.7.16 インドネシア:H5N1ウイルス株の提供停止を擁護(reuters-alert)
インドネシア当局は、WHOとの鳥インフルエンザウイルスの共有を拒否しているのは、科学者及び各関係機関のラボが、ウイルス提供に関する国連ガイドライン違反を繰り返しているからだという。
シンガポール医学アカデミー年報によると、インドネシアの科学者・行政当局は、現在のウイルス提供システムを不公平としている。また、同国当局者は、すべての国が認めるウイルス所有とウイルス提供に伴う利益に関するメカニズムの構築を要請するとしている。
2008.7.15 インドネシア:H5N1ウイルス提供を差し控える理由(reuters-alert)
最近の医学ジャーナル紙によると、インドネシア当局は、H5N1ウイルスのWHOへの提供拒否の理由を明らかにした。それによると、科学者やラボによるWHOガイドライン違反への対応だという。
インドネシアによる主要な論点では、2005年3月、WHOは、リファレンス・ラボはその提供国の許可なくしてウイルス株を他の機関等に配分しないというコメントを出していることだという。また、ウイルスを提供しないことは国際保健規則に違反しないと主張している。
2008.7.10 日本:研究では、タミフルによる異常行動はない(reuters-alert)
厚生労働省は、本日、厚生労働研究によると、タミフルが若年層における異常行動を引き起こす証拠を得られなかったと発表。当局者によると、この知見は、政府の医薬品安全委員会に報告され、2007年3月に出した10歳から19歳の間の若年層への使用を差し控える警告が撤回される可能性がある。
2008.7.10 香港での鳥インフルエンザワクチンは無効(reuters-alert)
H5亜型鳥インフルエンザから香港の家きんを守るための開発されたワクチンは、使用後7年以上でその効果を失ったと、中国系メディアが報道。
香港大学の専門家は、香港政府はすべての生鶏を市場から出すことを禁止する必要があるという。2005年の鶏の抗体反応調査では、その反応は2001年時点での4分の1になっていたという。
2008.7.9 香港:鳥インフルエンザの受容体の遺伝子を確認(reuters-alert)
H5N1鳥インフルエンザウイルスが感染に必要な受容体のおよそ100の遺伝子を確認。この知見は、その感染から防護する方法を見いだす一助となる。「すべてのウイルスは、受容体タンパク及びその生命循環を完成させるに関係したメカニズムに依拠している。ウイルス感染の各段階に関与する受容体を確認することは、抗ウイルス治療にも有益である。」という。
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2008年6月
2008.6.30 米国:パンデミック計画による訓練により対策のメッセージに関する言葉の障壁を拭去(CIDRAP)
9.11同時多発テロ後、ミネソタ州最大の公衆衛生局は、そのコミュニケーション戦略に大きな隔たりがあることを確認。限定的な英語しか言えない住民に対する公衆衛生・安全保障上の重要な情報を得るオプションがほとんど整備されていないという。緊急・コミュニティ公衆衛生活動(ECHO)代表は、「危機の発生時には、メディアからの情報を聴かなければならないが、主要な報道機関は、このことに関する言及はしないだろう。」という。
2008.6.27 ティモール:対策不備だらけの国境では鳥インフルエンザの発生リスク上昇(CIDRAP)
インドネシアの西ティモール地域に接する国境を越えてくる鳥インフルエンザを回避する能力がほとんどないため、公衆衛生当局者は、同地域における鳥インフルエンザの発生の可能性を懸念している。
現在までに、ティモール地域での発生は報告されていないが、公衆衛生専門家は「発生は時間の問題だ」という。「仮に今日、鳥インフルエンザが発生したら、何の対策もできない。」とFAO緊急事態調整官はいう。
2008.6.26 米国:米国CDC、07/08シーズンにおいて83人の子どもが死亡と発表(CIDRAP)
過去のインフルエンザシーズンにおける米国での子どもの死亡は83人であったと、米国CDCが発表。昨シーズンは相対的に厳しいシーズンであったことが示された。07/08シーズンは前シーズンより悪かったが、子どもの入院、在宅診療、肺炎・インフルエンザによる死亡率に関連して04/05シーズンに類似していたと、6月27日発行のMMWRで公表される。
この公表では、さらに、季節性インフルエンザワクチンが流行中のウイルスに合致しなかったこと及びオセルタミビル耐性の上昇に関する証拠を確認している。
2008.6.24 米国:喘息患者におけるワクチン接種率は低い(CIDRAP)
インフルエンザとの合併症のリスクが増大しているにもかかわらず、2005/06シーズンでは、喘息患者の約36%しかワクチン接種を受けていないことが米国CDCにより発表。
米国CDCは、1964年以降喘息患者へのワクチン接種を勧奨しており、2006年次では約2,290万人の喘息患者が報告されている。
2008.6.23 パキスタン:H5N1ウイルスの再発生(CIDRAP)
パキスタン家畜当局は、本日、北西部の辺境区でH5N1鳥インフルエンザ発生を確認。養鶏場の数千羽の鶏を殺処分した。
発生地の家畜当局責任者が、イスラマバードの政府のラボにおいて確認検査が行われると発表。養鶏場事業主が、6月20日、約4千羽の鳥の疑い死亡例を当局に報告、翌日、死亡鳥の検体からH5N1ウイルスを確認した。当局が養鶏場を閉鎖し2千羽が淘汰された。同国保健省は、養鶏場従業員を監視しているが、感染の兆候はないという。
2008.6.23 公衆衛生責任者たち:世界はインフルエンザ・パンデミックの準備にはほど遠く(CIDRAP)
「世界は、十分なパンデミック対策を講じたと言うにはほど遠い。」先週マレーシアで開催された会合において国家及び世界的な公衆衛生責任者たちが警告した。
H5N1ウイルスが鳥において拡大し続けており、仮にH5N1ウイルスがパンデミック株に進化した場合、確実な防御を与えてくれるワクチンもない。そして、各国政府がその脅威に対して注意をほとんど払っていないと公衆衛生当局は言う。
2008.6.22 WHO:専門家、更なるパンデミック時の医薬品の確保の検討(reuters-alert)
WHOがパンデミック対策のためにより大量のワクチン備蓄をする必要があるか否かについて、本年11月に議論がなされる。H5N1鳥インフルエンザがパンデミックの引き金になり、その場合感染者の60〜80%は死亡すると、数年に渡って科学者たちは警告してきた。
WHO感染症対策部門次長は、WHOの最近の計画では、いわゆるプレパンデミックワクチンの備蓄量を1億接種分としたとしている。これらのワクチンは、各国の必要者−医療従事者、警察、安全保障関係者−に使用される予定だ。11月の議論では、より多くのワクチン備蓄を行うべきか否か、そして安全保障政策の観点からH5N1ウイルスに対する望業のための事前接種を検討すべきか決定されるという。
2008.6.21 世界のパンデミック対策は不十分(reuters-alert)
世界のパンデミック対策は不十分で、特にサーベイランス体制及び基本的な知見に関して大きな隔たりがあると、米国の感染症専門家は警告する。
米国CDC所長は「我々は、十分な対策にはほど遠く、世界を救えるほどのワクチンを持っていない。すべての国がサーベイランス体制を持っているわけではなく、インフルエンザ受容体の動物のコントロールすらできていない。」という。
2008.6.20 インドネシア:鳥インフルエンザをデング熱や腸チフスと診断(reuters-alert)
インドネシアは、鳥インフルエンザの症例であるにも関わらず、デング熱やチフスとして誤った診断を受けていたと発表。インドネシアは、世界で最もH5N1感染症例が多く、他国では死亡率が60%前後であるのに対し、同国でのそれは81%となっている。
インドネシア感染症病院院長は、「H5N1感染症例のいくつかは、主としてデング熱やバクテリア性肺炎、チフス、上気道感染症として誤った診断がなされている。なぜなら、これらの症状は臨床的に類似しているからだ。」という。
インドネシアでのH5N1感染症例には、感染症病院の症例は入っていない。
2008.6.20 国連:鳥に関するバイオセキュリティの状況は食糧危機を助長(CIDRAP)
幾つかの国の家きんにおける不徹底な衛生体制は、世界的な食糧危機を助長するような多くのH5N1鳥インフルエンザ
の発生を誘発すると、マレーシア国際感染症会議において国連食糧農業機関(FAO)が言及した。
感染症に関する国際会議(ICID)でのヒトと動物におけるインフルエンザ・シンポでFAO感染症部会は、「最近の鳥インフルエンザの発生を経験した国は減っておらず、無数の小さな発生が継続している。この状況は、煮だったポットのようなもので、悪化する前にそれらに関する対策を十分に保持しておく必要がある。世界の貧しい人々の8割は自らの生計を家畜に依存している。特に家きんは安価なタンパク源となっているが、H5N1拡大防止のために2奥4千万羽の家きんが処分された。これらの人たちからの食糧供給ができなくなった場合、米、トウモロコシ、その他の穀物の価格上昇となる。」と述べた。
2008.6.19 インドネシア:最近の2つのH5N1死亡例を確認(CIDRAP)
WHOは、本日、既にメディア報道されている2つのH5N1思慕宇蓮についてインドネシアからの公式報告があったと発表。WHOへの報告は、16歳女性と34歳女性の死亡例で、インドネシア保健相が速やかな報告を止め、数ヶ月ごと、おそらくは半年ごとのリストを提供すると発表した2週間後のことである。この発表は、国際保健規則に関する同国の法令遵守について疑問を呈するものである。
2008.6.18 国連:パンデミック対策は進んでいるが、驚異は依然として残る(CIDRAP)
国連インフルエンザ調整官デビット・ナバロは、昨日、世界はパンデミック対策がより進んでいるが、幾つかの国における発生の継続は、パンデミックが大きな懸念であることに変わりはないと述べた。
「状況は良くはなっている。しかし、状況が完全に掌握されていることを意味しない。いまだに清浄化されていない国があることこそが、それ以外の国々において対策が継続中であることを意味する。」と調整官はいう。
2008.6.17 中国:H5N1の発生(CIDRAP)
中国農業省は、本日、Guangdong省内の村におけるH5N1鳥インフルエンザの発生を報告。最近、養鶏市場におけるH5N1が確認された香港に近い地域である。
同省は、Yashan村での3,873羽で発生し、拡大防止のため17,127羽を淘汰したという。ただ、同省は、その発生がいつ始まったのか明らかにしていない。
2008.6.17 豪州:豪州政府、CLS社H5N1ワクチンを承認(CIDRAP)
豪州政府は、豪州を拠点とする医薬品会社CSLが開発したH5N1ワクチンを承認した。H5N1ウイルスがパンデミック株に変異した場合の同国の防衛ツールとなる。
CLSは、本日、ワクチン名「パンバックス」の承認を発表。豪州政府は、同ワクチン開発のため700万ドル以上の供与をしてきた。また、「パンバックス」は、豪州政府がパンデミック発生を公式に宣言した場合にのみ使用される。
2008.6.17 米国:CDC、季節性インフルと鳥インフルの鑑別検査に補助(CIDRAP)
米国CDCは、季節性インフルエンザと鳥インフルエンザの鑑別を3時間以内で行う検査法を向上させるために、2つで総額1,290万ドル相当の契約を締結した。
米国保健福祉省では、「この契約は、現在24時間もかかるH5N1ウイルスの検査を向上させ、医療機関や一般的ラボでも使用できるように支援するものだ。」と話す。
2008.6.16 フランス:サノフィ、H5N1ワクチン6千万接種分をWHOへ(CIDRAP)
サノフィ・パスツール社は、本日、インフルエンザ・パンデミック時における途上国に対する支援をする備蓄計画のためWHOへ3年間で6千万接種分のH5N1ワクチンを供与すると発表。
フランスに拠点を持つサノフィ・アベンティス・グループのワクチン部門に当たるサノフィ・パスツールは、WHOのワクチン備蓄を支援する企業では第2番目となった。1年前には、英国のグラクソ・スミスクライン社がH5N1ワクチン5千万接種分を供与したばかりである。1人当たり2回接種で、総計1億1千万回分で5千5百万人分となる。
サノフィ・パスツール社会長は「H5N1ウイルスは、近年、世界でも最も貧しい国の幾つかで流行しており、パンデミックはこの地域の人たちに影響を与える可能性は高い。また、このH5N1ワクチンの供与は、最も影響を受ける人たちの要請に応えたもの。」という。
2008.6.13 インドネシア:H5N1感染症例を報告せず(CIDRAP)
インドネシア人女性が、10日前にH5N1感染症例で死亡したが、本症例については、鳥インフルエンザ感染症例に関する情報を差し控えている同国政府による公式発表がなされていない。
本報告は、国際保健規則に基づく義務としてインドネシア政府が感染症例及び死亡例の続けると約束しているWHOからのものである。WHO当局者は、先週にインドネシア保健相が出した声明と矛盾するとしている。
この症例は、34歳の女性で6月3日に死亡、同国政府はその夫に関する状況についてははっきりしていない。
2008.6.12 香港:H5N1感染の防止のため、市場消毒(reuters-alert)
香港当局は、火曜日、養鶏場と市場全体を消毒。H5N1の発生防止のため、数千羽の鳥の処分を強行した。地方市場から採取された検体検査は、これまで陰性である。しかし、すでに清浄化・消毒されたいくつかの市場ではウイルスの形跡があった。「我々は、このウイルスの感染源の特定を急いでいるが、まだ結論に達していない。また、養鶏取扱者及び従業者に対する健康監視も続けている。」と香港農業省担当者はいう。
2008.6.11 香港:H5N1拡大防止の淘汰を開始(reuters-alert)
香港政府は、水曜日、市内すべての市場の家きんの処分を命じた。当局は、先週、いわゆる「濡れた市場」の一つで鳥インフルエンザを検知、その週内に2,700羽の鳥を処分している。香港当局は、「これまで死亡鳥やヒトへの感染例は見つかっていない。」としている。
2008.6.12 米国:2006年におけるインフルエンザ及び肺炎による死亡率が減少(CIDRAP)
米国CDCは、昨日、2005〜2006年シーズンにおける米国での死亡率が顕著に減少したと発表。季節性インフルエンザ及び肺炎関連死亡は12.8%減少している。米国CDCでは、「その年のインフルエンザの病原性が低かったか、ワクチンがよく効いた結果だろう。」という。2005年の全年齢の10万人当たり死亡は799に対し2006年では776.4、全死亡者数は2005年に比較し22,117人減の2,425,900人であった。
2008.6.12 米国:バクスター社、治験におけるH5N1ワクチン効果は良好(CIDRAP)
医薬品会社は、H5N1ワクチンの最初の治験で良好な成果を得たと報告、培養したH5N1ウイルスを抑制したという。ある程度のリスクがあるものの、免疫反応を上昇させ、製造期間も短くなる。
バクスター・バイオサイエンス社が製造したワクチンは、治験者のほとんどでH5N1ウイルスに対する免疫反応を生成し、治験者の多くでその他のH5N1ウイルス株に対する反応も得られた。アジュバンド方式で製造されていないこのワクチンでは、最良の反応が得られ、かつ、副反応がほとんどなかったという。
これまでに治験されたH5N1ワクチンのほとんどでは、鶏卵から生成される従来どおりの方法で製造され、その製造も数ヶ月かかっていたが、バクスター社ワクチンは、生成までの時間が短く、融通性もあるという。
2008.6.11 香港:更なるH5N1、市場の家きんを淘汰(CIDRAP)
香港獣疫当局者は、3つの市場でH5N1ウイルスが検知されたことから、市場の家きんをすべて淘汰する。
報道発表によると、本日、全部で4カ所の市場でH5N1ウイルスが確認された。最初の確認は6月7日である。470カ所の店の3,500羽の鶏が淘汰処分される。
2008.6.10 米国:感染症のリスクをもつ搭乗者の追跡はいまだ困難(CIDRAP)
重症急性呼吸器症候群(SARS)の航空機を経由した世界的な流行から5年、重要な感染拡大防止策となるものは、研究中であり、感染症に暴露した搭乗者に対する注意喚起のままだ。
これらの搭乗者の接触する過程は複雑で、ビジネスのほか各国政府、連邦政府、州政府、地方政府の活動まで含まれる。最近、米国CDCにより行われた研究では、追跡活動は機能しないことが示唆された。
2008.6.9 香港:家きん市場におけるH5N1の発生(CIDRAP)
香港政府当局は、家きん市場におけるH5N1鳥インフルエンザの発生を報告。香港の家きんにおける2年以上ぶりの確認である。香港獣疫当局者は、3つの家きん市場での採取されたサンプルのうち5羽の鶏からH5N1インフルエンザを検知。市場にいる2,700羽の鳥すべての淘汰と消毒を命じた。報道発表では、鶏の発症例や死亡例については明らかにしていない。
2008.6.6 インドネシア:感染症例報告方針は怒りを招く(reuters-alert)
H5N1感染症例を直ちにではなく半年ごとに報告するというインドネシア政府の決定は、無責任であり、H5N1感染症の拡大封じ込めに遅れを生じる可能性がある。
この健康問題に関する取り扱いについては、インドネシア保健相は、国際社会と米国との関係を絶っている。ただ、同保健相は、その報告政策がWHOまで含むのかどうかについては言及していない。また、同保健省当局者も、WHOへの報告を1月おき、2月おき、3月おきのいずれかにするかもまだ決定していないという。
2008.6.6 米国:ハワイ、到着客のインフルエンザ・スクリーニングを開始(CIDRAP)
ハワイ州保健局担当者は、ホノルル空港到着客に対する初めてのインフルエンザ様疾患スクリーニング検査が、今週、円滑に実施されたと発表。
この自発的なプログラムに協力する被験者は、オーストラリア・シドニーからのハワイアン航空の搭乗客で、飛行中に問診票に記入し、空港で回収する。この実施の目的は、インフルエンザ・パンデミック時あるいはその他感染症の発生時に義務化されるであろう健康スクリーニング検査の事前準備である。
当局者によると、「このスクリーニングの実施は非常に円滑に行われた。被験者全員、このスクリーニングがどのように行われるのか知って良かったと思っていることだろう。これは、強力な協働作業の良いデモとなった。149人の被験者は、10分半程度の時間でスクリーニングを終了した。」
2008.6.5 米国:鳥インフルエンザ調査では、北米に到達せず(CIDRAP)
恐怖のH5N1鳥インフルエンザは、渡り鳥を経由しても北米へは未だ到達していないことが判明した。2006年5月から2007年3月までに16,000羽以上の渡り鳥を検査したが、アジアの多くの国で、また欧州、中東及びアフリカで発生しているH5N1ウイルスの証拠を発見できなかった。
米国地質研究所の担当官は、「鳥はほとんどのインフルエンザ株に感染しているが、高病原性H5N1鳥インフルエンザだけは別だ。」といい、また、「おそらくは、太平洋が、生物学的に良好かつ大きな障壁となって、北米への侵入を防いでいる。」という。
2008.6.5 インドネシア:H5N1感染症例の報告を停止(CIDRAP)
インドネシア保健相は、本日、政府としてH5N1感染症例及び死亡例について、その都度WHOに報告することを停止したと発表。関係者は世界のパンデミック危険レベルを監視する努力に大きな影響を与えるとしている。
同相は、本日、ジャカルタ市在住の15歳の少女が5月13日にH5N1感染が確認され、翌日死亡したと発表。インドネシア鳥インフルエンザ・パンデミックインフルエンザ国家委員会は、従来ウェブサイトで確認症例として公表していたが、当面は公表されないことになった。WHOは、既にインドネシアの最近の症例については確認できておらず、またH5N1感染症例の報告を停止した件に関するコメントも出していない。WHOは、同国の3歳の少年が4月23日に死亡したことを4月30日に確認したのが最後である。また、報道によると、同相は、H5N1死亡症例総数については6か月ごとに発表するとしている。
同相によると、「これらの死亡症例を発表して我々にどのような援助をするのか。我々が欲しいのは、我が国が行った鳥インフルエンザ対策とその推進に注目することだ。」
2008.6.5 英国:発生した鳥インフルエンザはH7N7(CIDRAP)
今週、英国で発生した鳥インフルエンザは、高病原性H7N7であることが確認され、欧州のその他の国で出現したウイルスと関連性があるという。一義的な分析ではこのH7N7が時期的に欧州の家きん及び野鳥で検知されるウイルスに関連している可能性があると英国政府はいう。
この件については、6月3日にH7亜型の発生が確認されたが、6月5日にはH7N7発生として国際獣疫事務局(OIE)に報告されている。
2008.6.4 英国、米国:英国でH7鳥インフルエンザ発生、米国では鶏がH7N3に暴露(CIDRAP)
英国獣疫当局によると、昨日、Oxfordshireの農場でH7亜型鳥インフルエンザによる鶏の死亡が発生した。一方、米国アーカンサス州の養鶏会社によると、大規模養鶏場の鶏が低病原性H7N3鳥インフルエンザ抗体陽性が確認された。
H5N1鳥インフルエンザを含む英国での最近の発生は、保護地の白鳥で発生したもので、今年1月始めである。H7亜型鳥インフルエンザは2006年5月及び2007年5月に発生している。
一方、米国で発生したH7N3鳥インフルエンザについては、養鶏場の1万5千羽に発症の兆候はないが、予防措置として淘汰・廃棄された。米国でのH7N3は、2003年に発生している。
2008.6.4 米国:新たな鳥インフルエンザ対策指針、より多くの抗ウイルス薬の備蓄を要請(reuters-alert)
米国政府の新たなパンデミック対策指針では、感染防御の一助とするため抗ウイルス薬タミフルを更に数百万人分備蓄することを要請したほか、各家庭においては防御マスクの購入を推奨している。
ガイドラインでは、感染防御のためのタミフル及びリレンザの使用を要請、事業者に対しては従業員の発症予防・治療のために抗ウイルス薬の購入を促している。また、市民1人当たり100枚以上のフェイス・マスクを手元に所持することを要請している。
パブリックコメントがなされるガイドラインの要請によると、備蓄される抗ウイルス薬は総計で1億9500万人分となる。
2008.6.3 米国:保健福祉省、マスク及び抗ウイルス薬に関するパンデミック事前対策指針検討(CIDRAP)
米国政府が本日発表したパンデミック事前対策指針案では、パンデミック時において人混みに出なければならない場合のマスクの着用を推奨しているほか、主要な社会基盤を構成する事業者に抗ウイルス薬の備蓄を検討するよう要請している。
保健福祉省作成のこの指針では、パンデミック時の抗ウイルス薬の予防服用の役割について述べているが、従業者により予防服用の抗ウイルス薬は、主として個人で備蓄しているものから使用されなければならないという。政府備蓄の抗ウイルス薬は、そのほとんどが発症者の治療に使用されるからだ。
保健福祉省は、フェイス・マスク、個人や家族による呼吸器の使用、パンデミック時の抗ウイルス薬の使用及び従業者による抗ウイルス薬の備蓄の検討に関する対応案を出し、パブリックコメントを求める。
2008.6.2 香港:マウスでの鳥インフルエンザ治療に新たな多剤併用(reuters-alert)
香港の専門家は、H5N1鳥インフルエンザ感染マウスの生存率を高めるため、3種の薬剤を併用。それによると、この併用によりウイルスが抑制されたほか、免疫システムの過剰反応も低下したという。
多くの専門家は、H5N1ウイルスは、「サイトカイン・ストーム」と呼ばれる免疫過剰反応を引き起こし、患者は最後には死んでしまう。ヒトのH5N1感染症例における60−80%の致死率に関連している。
2008.6.2 米国:鳥インフルエンザの150ウイルスの遺伝子配列を発表(CIDRAP)
米国農業省は、最近、ウイルスの生物学的効果に関する遺伝子情報を共有するため鳥インフルエンザの150ウイルスの完全な遺伝子データの公表を行った。
米国農業省は、遺伝子バンクである国立公衆衛生遺伝子配列データベース研究所へのウイルス遺伝子配列データの提供が行われたと発表したのは、5月30日。これらのウイルスは、主として北米からだが、ほぼすべての鳥インフルエンザの亜型を網羅しており、1930年代から現在までに収集されたものとされる。
この遺伝子配列情報は、研究者がウイルス学をより理解し、鳥インフルエンザの治療の向上に貢献するだろう。
最も新たに提供されたウイルスは、多くの国々で分離された家きん及び野鳥の両方が含まれているが、ほとんどは北米のものである。
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2008年5月
2008.5.29 米国:短期間の学校閉鎖による破綻はほとんどみられず(CIDRAP)
北カリフォルニア州の学校におけるインフルエンザに関連した欠席者の急激な増加による10日間の学校閉鎖によって影響された家族に対する調査では、家族には大きな負担を強いることはなかったが、多くの家族は大規模集会への参加抑制に関する勧告に注意を向けていなかったことがわかった。
米国CDC及び北カリフォルニア州保健福祉局は、昨日、科学雑誌「新興感染症」オンライン速報で発表した。
学校閉鎖は、インフルエンザ・パンデミックの影響を抑制することができると期待される非医学的介入手段の一つである。また、ほとんどの研究は、学校閉鎖による否定的な効果、すなわち親の就業スケジュールとの軋轢、教育保育体制の変化の強制、連邦政府が援助している学校給食(朝食、昼食)に依存している子供たちの食事の不足について評価されていない。
2008.5.28 H7鳥インフルエンザ、よりヒトに適合した状態に(CIDRAP)
北米のH7亜型鳥インフルエンザが、ヒトの受容細胞への感染適応能力を高めていることが確認されたという。
H7ウイルスは、H5N1ウイルスより拡大は少ないが、近年、欧州及び米国の家きんにおいて多くの鳥インフルエンザの発生を引き起こしている。また、H7ウイルスは、稀にヒトへ感染し、中等度の症状を引き起こすが、2003年のオランダにおけるH7鳥インフルエンザの大規模発生の際には獣医師が死亡している。
2008.5.28 WHO:バングラディッシュ初のH5N1感染症例を確認(CIDRAP)
WHOは、本日、バングラディッシュの16か月男児が、今年1月にH5N1鳥インフルエンザに感染し回復したことを確認。
同国初の公式なH5N1感染症例となった男児は、1月27日に発症したという。その感染は、同国の国際研究センターによる季節性インフルエンザ動向調査の過程で同定された。
バングラディッシュ当局は、5月22日、同男児の感染は、それ以前にWHOリフェレンスセンターである米国CDCで既に確認していたことを発表。
2008.5.27 インドネシア:ウイルス提供に関する立場について広い支持を要請(CIDRAP)
インドネシア保健相は、昨日、ジュネーブにおけるWHO総会において非同盟諸国112カ国から同国の鳥インフルエンザウイルスの提供に関する立場が支持されたと表明した。
 同相は「我々は、英国、ロシア、イラン及び豪州の保健相から道義的で政治的な支持を取り付けた。」というが、英国とロシアは非同盟諸国リストには載っていない。
 インドネシアは、2007年初めに、提供された鳥インフルエンザウイルスから生成されるワクチンを途上国が手にすることができないという理由から、WHOに対するウイルス提供を停止。それ以降、同国は僅か数検体を提供しただけである。その活動は、より透明で公平に検討するウイルス提供の新たな方針を示す動きを押し上げている。
2008.5.23 日本:韓国で発生中の鳥インフルエンザとの関連性を確認(CIDRAP)
更に2羽の白鳥がH5N1鳥インフルエンザに感染していたことが、今週、日本で確認されたが、韓国当局者は、家きんで確認されたH5N1ウイルスは、日本の白鳥から分離されたものにかなり一致しているという。
最近、青森県十和田湖畔で死亡又は弱った状態で発見された2羽の白鳥について、青森県は、昨日、感染していたことを発表。4月後半には秋田県で発見された4羽の白鳥がH5N1鳥インフルエンザ感染していたことが確認されたちょうど2週間目にあたる。
韓国国立獣疫調査部は、今週、South Jeolla県の家きんから分離されたH5N1ウイルスは、秋田県の白鳥から分離されたウイルスと、99.7%の確率で遺伝子が同一であったと発表した。
この結果では、韓国では鳥インフルエンザ発生は、渡り鳥が関与していた可能性がある。
韓国では、4月1日以降、33件の鳥インフルエンザの発生があり、5月20日現在の国際獣疫事務局への報告によると、家きん663,034羽を淘汰したという。
2008.5.23 WHO:バングラディッシュ初の鳥インフルエンザ感染症例を確認(reuters-alert)
WHOは、金曜日、同国初のヒトにおける鳥インフルエンザ感染症例を確認した。その男児は既に回復し、感染症例が発生している国の数は15となった。
同国当局は、木曜日に、同症例のことを発表したが、WHOは、米国CDCによる検査で確認したという。
「同国での家きんでの拡大の大きさを見ると、ヒトの感染症例の発生は時間の問題だった。ヒトへの感染の機会を減らすには、動物での拡大を抑制する必要がある。」
鳥インフルエンザのヒトへの感染は稀だが、専門家は、鳥インフルエンザが変異するか、季節性インフルエンザと交雑するかして
、パンデミックを引き起こすことを懸念している。
2008.5.22 バングラディシュ:鳥インフルエンザ感染症例の子供、回復(reuters-alert)
バングラディッシュは、木曜日、同国初の鳥インフルエンザ感染症例の子供が、回復したと発表。
「その子はH5N1に感染していることがわかったが、治療後回復し、元気でいる。」と疫学・感染症管理・調査研究所(ダッカ)の責任者は言う。同人は、その症例はルーティン的検査により最近検知されたというが、詳細は示さなかった。同国で最初の鳥インフルエンザが確認されたのは、2007年3月のことであるが、それ以降、およそ200万羽の家きんが淘汰され、200万個以上の生卵が廃棄された。
鳥インフルエンザは、同国64地区のうち47地区に拡大し、家きん産業に6億5千万ドル、同国GDPの1.6%の損害を与えている。また、同国15万カ所の養鶏場が閉鎖され、150万人以上の失業者を発生させた。
2008.5.22 バングラディッシュ:ヒトにおける初のH5N1感染症例(CIDRAP)
バングラディシュは、ヒトにおけるH5N1感染症例が発生した15番目の国となった。この症例は、生後16か月の男児で今年1月に発症したが回復したとされている。
この症例は、昨日、米国CDCによって確認されたばかりで、首都ダッカ在住だという。
バングラディッシュでは、2007年2月に家きんにおけるH5N1鳥インフルエンザが初めて発生し、冬期間に家きんにおける発生を拡大させた。同国64地区のうち50地区が影響を受け、発生のピーク時には養鶏場の40%が閉鎖となった。同国の家きんにおける最近の発生は、今年4月後半であった。
隣国インドの西ベンガル州では、この数ヶ月間大規模な鳥インフルエンザの発生と激闘を続けているが、ヒトの感染症例はまだ報告されていない。
バングラディッシュでは、ヒトでの感染症例の可能性からすべての公立病院に隔離用ユニットを整備した。
一方、インドネシア鳥インフルエンザ・新型インフルエンザ対策国家委員会は、5月12日に死亡した南ジャカルタ在住の15歳少女が、感染症例であったことを確認した。少女は、5月8日に高熱と咳で病院に収容され、より高度の治療を受けるため5月11日には転院していた。
2008.5.19 インドネシア:H5N1ウイルス情報の提供を約束(CIDRAP)
インドネシアの最近のコメントでは、H5N1鳥インフルエンザウイルスの遺伝子配列を新たな公衆衛生データベースに提供することを発表。ただし、実際に分離されたウイルス株の提供の方がより効果的だという懸念はある。
2007年初め、インドネシアは、提供したウイルス株から生成される高価なパンデミックワクチンを手に入れることができないことを理由に、ウイルス提供を停止。これ以降、WHOに対しては、数検体のウイルス株の提供があっただけだ。
インドネシアは、H5N1ウイルス株の提供停止措置について、幾つかの先進国及び非政府組織から賛同を得たかったが、ウイルス変異の調査・治療方法及びワクチンの開発の観点から、世界の保健当局や研究者から批判されている。
2008.5.19 欧州:H5N1プレパンデミックワクチンを初めて承認(CIDRAP)
英国の製薬会社グラクソ・スミスクライン製のH5N1ワクチンが、欧州連合に承認された初めてのプレパンデミックワクチンとなったと、同社が発表。
欧州医療庁が承認したのは、「プレパンドリックス」というアジュバンドワクチンで、欧州連合27カ国を市場対象としている。ワクチンが供給されるのは、欧州各国政府が、インフルエンザパンデミック宣言する前又は宣言時に住民を防護するために行われる。また、同ワクチンは、18歳から60歳の大人に適用される。 
2008.5.16 WHOのH5N1ワクチン備蓄開始は未実施(CIDRAP)
WHOは、H5N1インフルエンザワクチンの国際的備蓄を要請してから1年たつが、備蓄は現在も実現していないと報告。2007年5月のWHO総会で、加盟国はH5N1インフルエンザ及びパンデミックを引き起こす可能性があるその他のインフルエンザのワクチンの国際的備蓄についてWHOの指導力を発揮するよう求めた。同年6月には、グラクソ・スミスクラインは今後3年間で5千万接種分のワクチンを供給を約束した。
WHO報告では、備蓄の実施は現在進行中だが、そのワクチンも達成されていない。「H5N1ワクチンの実質的なWHO備蓄は存在しない。その実施には、ワクチン会社との議論のほか技術的課題を含む幾つかの原因がある。」
2008.5.15 韓国:鳥インフルエンザの状況(pro-med)
韓国当局は、月曜日(5月12日)、ソウル市内のすべての家きんを殺処分したと発表。同市の鳥インフルエンザ発生は減少した。検疫当局は、養鶏場、食堂、学校や家庭で飼育している15,000羽の鶏、アヒル、七面鳥などを淘汰。今後は、同市に生きた家きんが入らないようにすることに焦点を当てる。
2008.5.15 研究:パンデミック対策、複数種の抗ウイルス薬を要する(CIDRAP)
H5N1インフルエンザウイルスの抗ウイルス薬オセルタミビル(タミフル)耐性を起こす変異でも、ザナミビル(リレンザ)への感受性は残している。今週、英国の科学者が発表した報告によると、各国に対しては、パンデミック対策においてオセルタミビルだけに頼るべきではないと提案している。
科学雑誌「ネイチャー」に記載されているところでは、これらの科学者たちは、オセルタミビル治療を受けたヒトから取り出された2つのH5N1変異型ウイルスのノイラミニダーゼ・タンパク質構造を詳細にしたという。それによると、これらの変異は、オセルタミビルに耐性を、ザナミビルには感受性をもつという、この違いを説明できる構造特性があるという。
H5N1ウイルス及びH1N1ウイルスのオセルタミビル耐性に関する最近の治験と関連させても「この結果は、パンデミック対策としてのオセルタミビル備蓄に追加して、ザナミビルを含む別の抗ウイルス薬備蓄を選択することは重要であることを示している。」という。
2008.5.14 インドネシア:ヒトにおける感染疑い例の発生(pro-med)
同一家族の2人の10代の子が、鳥インフルエンザ感染疑いで、この10日以内に死亡 している。保健当局は、その他の家族について早期の血清検査を実施している。 16歳女性は、5月8日にジャカルタの病院に収容された4日後に死亡したが、鳥イン フルエンザ感染が確認された。 その10日前に、16歳死亡症例の姉弟である15歳男性、鳥インフルエンザ様症状で 別の病院に収容され間もなく死亡。その男性は血液検査を受けなかったため鳥イ ンフルエンザに感染したかどうか確認できていない。家族は人口密集地帯に居住 し、近くでは鶏を飼養していた。
2008.5.14 米国:労働省職業健康安全局、マスク、呼吸器の備蓄に関する指針を発表(CIDRAP)
米国労働省は、昨日、職場でのマスク及び呼吸器の備蓄に関する推奨指針を発表。この指針は、パンデミック時に不足するであろうこれらの項目について、労働者に備蓄させようという意図がある。
労働省職業健康安全局によるこの指針では、労働者のウイルス暴露リスクに基づき、必要となる数量及びその費用を見積もる際の基準となる。同局は、この指針に関するパブリック・コメントを求める。パブリック・コメントを登録するシステムは5月9日にアップされ、7月8日が期限である。
2008.5.14 英国:鳥インフルエンザ・パンデミック、多種の薬剤の必要性(reuters-alert)
各国政府は、鳥インフルエンザを引き金とするパンデミックにおける耐性リスクに対処するため、ロシュ社の「タミフル」以外の各種のインフルエンザ薬を備蓄する必要があると、英国の専門家はいう。
この警告は、グラクソ・スミスクライン社製の「リレンザ」の需要を増大させる可能性がある。
主要なインフルエンザウイルス上のタンパク質構造を分析した科学者たちは、H5N1インフルエンザウイルス及び季節性インフルエンザウイルスのいずれもタミフル耐性が高くなっていることを突き止め、その一方で、これらウイルスは、リレンザに対しては依然として高い感受性をもっていた。
英国国立医学研究所担当者は、「この調査によって、懸念されるH5N1パンデミックへの対応として一種類の薬剤を備蓄することは、適切な対応をできない可能性があることを示す。現在ある2種類の薬剤を備蓄する必要があろう。」という。
新たに開発された抗インフルエンザ薬「ペラミビル」は、注射が必要な上、治験ではうまく作用しなかった。既に供給された古いインフルエンザ薬(アマンダジン、リマンダジン)については、早くも薬剤耐性ができてしまっている。
2008.5.13 米国:インフルエンザ専門家、記録的なワクチン量の使用が確実になるように努力(reuters-alert)
インフルエンザワクチン・メーカーは、次のシーズンにおける記録的なワクチン量の供給ができるよう準備している。しかし、医療・公衆衛生当局は、これらのワクチンを米国市民の腕に接種する新たな方法を見いだすほかに、もう一つの記録−使用されないワクチン数を少なくすることはできないかも知れない。
米国市民の健康を守り、インフルエンザ・パンデミック時に必要なワクチン製造量を維持するためにワクチン使用を拡充する必要性が、昨日始まった国家インフルエンザワクチン・サミットにおける冒頭の課題となった。
毎年米国医学協会及び米国CDC主催だがほとんど知られていないこの2日間の会合では、230名の参加登録がなされた。最近の記憶では、インフルエンザ流行のピークの一つとなった際に出現したウイルス株の変異が2つで発生し、ワクチンに入っているウイルス株の2つとミスマッチ−微生物学上の二重の驚異−となったが、このため、インフルエンザから守れたのは接種者の44%に過ぎなかった。
2008.5.12 韓国:ソウル市のH5N1、他の市での発生を誘発(reuters-alert)
韓国農業省は、昨日、首都ソウル市における2つめのH5N1発生を確認。市内におけるすべての鶏の淘汰を急いだ。
市当局者は、本日、農場、レストラン、学校や家庭で使われる鶏、アヒル、キジ及び七面鳥15,000羽を淘汰したと発表。8,000羽のアヒル、鶏が淘汰された発生地の一つは、南西Songpa-gu地区にある鳥数羽がH5N1陽性となった違法農場である。
政府当局は、生きた家きんがソウル市に入ってくることを防止することに全力を挙げるとしている。
報告によると、5月7日、韓国農業省は、ソウル市の鳥飼養所の鳥がH5N1鳥インフルエンザに感染していたことを確認、これが同市における最初の発生例であった。
同省は、昨日、養鶏場におけるその他の2つの新たなH5N1鳥インフルエンザの発生を報告。一つは韓国第2の都市Busanで、もう一つはAnsungである。Busanは韓国南東部の港湾都市で、Ansungはソウル市から50マイル離れたGyeonggi県にある。この発生は、今年に入ってから、同国の27番目及び28番目となる。
これに関連して、保健省当局者は、5月10日、政府の抗ウイルス薬の備蓄を2倍にすると発表。これは、家きんにおける発生の拡大速度が速く、鳥−ヒト感染のリスクという公衆衛生上の懸念が高まったためである。
韓国CDCは、オセルタミビル(タミフル)を現在の124万人分から、年末までに250万人分の備蓄にするとしている。
韓国大統領は、閣僚に対して「人々は、鳥インフルエンザのヒトへの感染の懸念が増大している。政府は、抗ウイルス薬の輸入拡大を含む効果的な対策を取るべきだ」という。
韓国では、ヒトにおけるH5N1感染症例及び死亡例は報告されていないが、2003年以降、9人の養鶏場従業員が、H5N1亜型ウイルスの抗体陽性となっている。
2008.5.10 日本:死亡した白鳥から新たな鳥インフルエンザ(reuters-alert)
北海道で発見されたもう1羽の白鳥からH5N1鳥インフルエンザが発見された。
本例は、北海道東部のサロマ湖付近で5日前に発見された死亡白鳥で確認された。同日、道当局は、道内の他地域で発見されたもう1羽の白鳥での鳥インフルエンザと同型のウイルスだと発表。
畜産衛生当局は、半径30km以内の養鶏場に対して感染がないことを確認するよう要請した。
日本におけるヒトの発症例はない。
2008.5.9 WHO:鳥インフルエンザに対するより協調的な調査の実施を求める(reuters-alert)
WHO世界インフルエンザ事前計画更新のための会議での最終日の金曜日、WHOは鳥インフルエンザウイルスに対する一層協調的な調査を要請した。そのことが、ヒトにおけるインフルエンザ・パンデミックでの死亡及び発症を減少させることができるという。最近の国際的な調査は非常に競争的なものとなっており、調査結果の発表がしばしば中止されている。そのことは、公衆衛生上の緊急事態での調査結果の活用を遅らせる。
2008.5.9 韓国:発症の韓国軍兵士、鳥インフルエンザ感染なし(reuters-alert)
韓国軍兵士一人が鳥インフルエンザ検査を受けたが、ウイルスが検出されないことから退院したと、金曜日の政府発表があった。
韓国CDCは、鳥インフルエンザ感染兆候を見せた後隔離されたこの兵士は、検査結果が陰性であったため、バクテリア肺炎と診断した。
この兵士は、先月入院したが、それまでは、同国最悪の鳥インフルエンザの封じ込めのため、500万羽以上の鳥の淘汰に従事していた。
2008.5.7 インドネシア:鳥インフルエンザウイルスの提供に伴う文化的な配分を求める(reuters-alert)
インドネシアは、鳥インフルエンザウイルス検体の西側諸国との共有を拒否することで貧しい国の利益を守ろうとしており、また、この課題に関する文化的な誤解を止めたいと、インドネシア保健相はいう。
インドネシア保健相は、熱帯病を研究するためにインドネシア国内に設置されている米国海軍研究機関は、機関受け入れ国側からすると非常に利益のあるものだが、それが行う作戦ということでは理解が容易ではないともいう。
同相は、「貧しい国は、人道的な立場で、H5N1ウイルスをWHOに提供している。しかし、それは、WHOによる営利的なものだ。」という。
インドネシアは、鳥インフルエンザウイルスから精製されるワクチンへの公平な配分権を求めているとしているが、先月同国を訪問した米国保健福祉省長官は、インドネシアは(ウイルス提供に対する)見返りが欲しいだけだと話す。
2008.5.6 WHO:パンデミック指針の改訂始まる(CIDRAP)
WHOは、本日、パンデミック準備指針の改定作業を始めるため、ジュネーブにおける4日間の会合を開いた。最終改訂以降、インフルエンザ・パンデミック・リスクが収まっていないという警告の中での会合である。
最近のWHO発表によると、新たな指針には、2005年に策定された現行の指針以降に得られた新たな知見を反映させるという。例として、製薬会社のいくつかは、H5N1ワクチンを開発中又は開発済みであり、医療従事者はH5N1感染症例の患者に対する治療経験を一層積んでいる。また、新たな国際保健規則は、登録国及びWHOがパンデミックの驚異に対する対処方法について明確にしている。
WHO世界インフルエンザ事前計画調整官は、150人もの専門家を前に、「パンデミックの驚異は依然として継続しており、我々は妥協することはできない。パンデミックの驚異は減っていない。」と話す。
同調整官は、150カ国以上が既にパンデミック計画を策定しているが、その内容やレベルは様々だ。その中には、パンデミック・リスクに関する知識に関する簡単な報告だけのものも、幾つかある。
WHOは、今回の会合では、感染症コントロール、サーベイランス、非医学的介入、パンデミック・コミュニケーション計画に焦点を当てるという。この会合による新たな指針草案については、パブリック・コメントを求めることになる。また、WHOは、新たなパンデミック事前計画については、今年末までに策定する予定であるとしている。
2008.5.6 WHO:鳥インフルエンザ・パンデミックの危険性が上昇している可能性(reuters-alert)
インフルエンザ・パンデミックの危険性は現実であり、より多くの国での家きんにおける鳥インフルエンザの拡大により、いっそう上昇していると、専門家は警告している。
地球的規模の流行に対する防御を推進する方策に関する各国への指針を更新するためのWHO主催の会議におよそ150人の専門家が出席した。
パンデミックの危険性は依然として残っており、おそらく増大していると、同会議議長はいう。高病原性H5N1ウイルスが3つの大陸に拡大を続け、今年にはインドネシア、エジプト及び中国において、ヒトにおける感染症例を引き起こしている。
「我々は、野鳥における感染拡大を阻止できないことを懸念している。ウイルスの鳥での流行がいったん定着してしまうと、それを取り除くことは困難であり、各国が鳥における感染拡大をコントロールをうまくやるやらないにかかわらず、ヒトへのリスクは残る。鳥インフルエンザのヒトへの感染は稀だが、2003年以降、すでに382人の感染症例と、241人の死亡症例がある。」
2008.5.6 韓国:鳥インフルエンザ、ソウルに拡大(reuters-alert)
韓国最悪の鳥インフルエンザの発生が首都まで拡大したと、韓国農業省当局が火曜日に発表。4羽の死亡鳥がソウル地区で発生し、いずれも検査で陽性となった。
4羽の鳥は、鶏、アヒル、七面鳥の57羽の中から発生。農業省はおよそ1日で、H5N1インフルエンザの確認。
ソウル市は、発見地の鳥すべてを淘汰し、動物園、家きん市場への出入りを制限している。
2008.5.5 韓国、日本:鳥におけるH5N1インフルエンザの確認(CIDRAP)
韓国農業省当局は、同国9県のうち6県でH5N1鳥インフルエンザが発生していると報告。一方、日本当局は、更に2か所で野生白鳥からH5N1インフルエンザを検出したと発表。
韓国当局は、鳥インフルエンザの発生が報告されていない県は、5月3日現在でGangweon県、North Chungcheong県及びJeju県だという。また、農業省当局は、発生県における発生数は23と発表、これまでに500万羽の鶏及びアヒルを淘汰した。
これに関連し、北朝鮮は、韓国からの鳥インフルエンザの感染拡大防止のため家きんに対するワクチン接種を行ったと、本日発表。また、渡り鳥の動きを監視するため東海岸及び西海岸の1,600か所に観測点を設置したという。
一方、日本環境省は、本日、2か所から更に2羽の死亡白鳥が発見され、いずれもH5N1鳥インフルエンザが検出されたと発表。2羽のうち1羽は4月24日に北海道野付半島で発見され、1羽は北海道サロマ湖近くで発見された。道当局はサロマ湖地区周辺半径30km内の5ヵ所の養鶏場を検疫する。4月後半には、韓国のH5N1インフルエンザの発生を受けて監視体制を強化した日本の農林水産省は、秋田県側の十和田湖畔で3羽の死亡白鳥及び1羽の重症の白鳥を発見し、4羽ともH5N1鳥インフルエンザ陽性であった。
2008.5.5 日本:新たな致死的鳥インフルエンザ確認例(reuters-alert)
日本は、新たな致死的H5N1鳥インフルエンザウイルス株を確認。今回は、北海道における死亡白鳥からの事例である。月曜日、道庁のウェブサイトで発表。
同庁当局は、4月24日に死亡白鳥が発見された地点から半径30km内の5ヵ所の養鶏場の検疫を始めた。
今回の確認例は、十和田湖畔での4羽の白鳥が発見され、同じH5N1鳥インフルエンザに感染していることが確認されてから1週間も経たないうちに発生している。3羽の白鳥は発見時には死亡していた。
北海道ウェブサイトでは、同地区でインフルエンザ感染鳥と接触した可能性を懸念する者は、最寄りの保健所に連絡するように、という。
日本では、ヒトにおける感染症例の報告はない。月曜日は、日本の祝日にあたり、環境省及び同庁からの更なる発表はない。
2008.5.2 インドネシア:バリ島での鳥インフルエンザ訓練で、パンデミックへの準備を確認(IRIN)
インドネシアでは、世界でも稀にしか見ることができない事態を迎えた。穏やかな時間が流れるバリ島の村で、突然、およそ20人が鳥インフルエンザに感染し、パニックが発生。村は完全防護の医療従事者により検疫され、警察や軍は、致死的で破滅的な地球規模の鳥インフルエンザパンデミックの始まりを阻止するために活動を始めた。
4月25日〜27日までの3日間、H5N1ウイルスの国外流出を阻止するためのバリ国際空港での訓練を含むシミュレーション訓練が、最もパンデミックの震源地となりそうなインドネシアで実施された。インドネシアは、鳥インフルエンザによる世界最多の犠牲者108人を出している。
2008.5.2 米国:インフルエンザに対する抗体をより早く生成する技術を開発(CIDRAP)
診断・治療法としてのヒト・モノクロナール抗体のより広範囲での使用については、技術的課題により困難であったが、科学者らは、従来よりインフルエンザに対する抗体を生成する方法を開発したという。
アトランタ市・エモリー大学及びオクラホマ市・オクラホマ医学研究所は、季節性インフルエンザワクチンを接種したボランティアからの血清を使って、これまで2〜3か月以上かかっていたインフルエンザ・モノクロナール抗体の生成を1か月以内に短縮化した。当事者らは、新たな技術を使って、新型インフルエンザ及び炭素菌を含む感染症に対するモノクロナール抗体を速やかに生成できるという。
この知見は、科学雑誌「ネイチャー」4月30日号に掲載される。
2008.5.2 アデノウイルス由来H5N1ワクチン、マウスにおける広範囲の防御(CIDRAP)
弱毒化したアデノウイルス(=一般には風邪のウイルス)由来のH5N1インフルエンザワクチンのマウスにおける試験で成功。パンデミックとの戦闘における有効な手段と期待されている。
当該ワクチンは、哺乳類細胞において増殖され、それゆえ、鶏卵で作られるワクチンより製造期間が短い。また、H5N1ウイルスに対してより広い免疫防御ができる可能性を持つ。
2008.5.1 米国:政府当局、学校閉鎖の懸念を協議(CIDRAP)
米国保健福祉省は、昨日、インフルエンザ・パンデミック時に発動される可能性がある社会距離制限としての学校閉鎖に関するガイダンス及び質疑応答を行うため、インターネットウェブサイトによるセミナーを開催。
多くの公衆衛生専門家は、学校閉鎖がパンデミックの影響を緩和すると信じているが、学校閉鎖を実施することによる利益を得ることは困難で、州及び地方公衆衛生当局は、どのような場合に学校閉鎖を行うのかについて明らかにしていない。
昨日のウェブ・セミナーは、パンデミック対策における州担当者を支援する目的で行われている一連のもので、第3回目になる。同省は、各州に対する包括的ガイダンスを行った本年3月からウェブ・セミナーを始めている。
2007年2月に同省が行ったパンデミック時における非医学的介入に関する勧告では、パンデミック時の深刻度に基づく対策戦略を5段階に分けている。例として、カテゴリー2又は3(=致死率0.1%から1%)の場合、米国CDCは感染拡大を遅れさせるため4週間の学校閉鎖を勧告する。また、カテゴリー4又は5(=致死率1%以上)の場合、これに12週間の延長を加える。
しかし、政府当局者は、学校閉鎖よりは生徒の出席停止を選択するし、学校活動は継続するべきであり、教員としての機能は維持するべきだろう、という。
また、生徒の出席停止を命令するタイミングは、ダイナミックな政策が必要である。なぜなら、パンデミックの発生時期は、国ごとに異なるのだから。
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2008年4月
2008.4.29 エジプト:鳥インフルエンザ発生でも、多くのエジプト人は鳥を飼うreuters-alert
H5N1鳥インフルエンザの危険性を知っていて、かつ鳥の飼養がH5N1ウイルスを拡大させる警告を受けているエジプト人もその4分の1は、鳥の飼養を続けていると、政府の世論調査で判明。
「家庭における鳥の飼養が、鳥インフルエンザの感染の第一の原因」と政府調査の要約では述べているのだが・・・。
世論調査では、2年前に同国に鳥インフルエンザが出現して以降、従来、家庭で鳥を飼養していたエジプト人の48%は飼養を止めたとしている一方、28%は家庭での飼養を続けている。更に、調査回答者の4分3は、殺処分された活きのいい家きんを食べているのだという。その理由は「市場で売られる冷凍家きんは信用できない。むしろ、飼養家きんの方が安全だから飼養は続ける」という。
2008.4.29 米国:保健福祉省、H5N1クレード2.2ワクチン備蓄へCIDRAP
米国保健福祉省は、アジア、欧州、アフリカで最も拡大しているクレード2.2として知られるH5N1変異株から生成されたH5N1鳥インフルエンザワクチンを承認した。
保健福祉省は、バルク形式で納入される当該ワクチンに対して1億9,250万ドルを支払う。接種可能な総量は、ワクチンの最終精製の状況によるが、640万から3,850万接種分となるとされている。
クレード2.2ウイルスは、アフリカ、アジア及び欧州の60カ国以上での鳥インフルエンザ発生を引き起こしており、2月のWHO報告によると、アゼルバイジャン、中国、ジブチ、エジプト、イラク、ナイジェリア、パキスタン及びトルコの人での感染症例をも引き起こしている。
2008.4.29 カナダ:トロント、市職員に対する抗ウイルス薬を承認CIDRAP
トロント市議会は、昨日、パンデミック時における市職員のおよそ半分を抗ウイルス薬治療を行う計画に150万ドルの承認を与えた。カナダの大都市では、抗ウイルス薬を備蓄する最初となる。
市職員のための抗ウイルス薬の備蓄に関する議案の承認にあたって、トロント市議会は、「市はオセルタミビル(タミフル)の供給確保に関する対応の遅れを避けるために行動すべきだ」という公衆衛生官デビット・マッケオンの勧告に配慮した。
オセルタミビルは、H5N1鳥インフルエンザ治療の第一選択薬とされ、H5N1インフルエンザが新型インフルエンザに変異した場合の「最良の希望」とされている。
参考までに、2007年12月の報告によると、シカゴ市は連邦推奨量の67%(301,238人分)、ロサンジェルス郡は100%(1,036,444人分)、ニューヨーク市は0%(30人分)となってい.る。
2008.4.29 日本:白鳥にH5N1鳥インフルエンザウイルス確認CIDRAP
日本政府当局者は、本日、同国北部の十和田湖近くで死亡又は死にかけている白鳥4羽からH5N1鳥インフルエンザウイルスを確認したと発表。前回の報告では、これらの白鳥からH5亜型ウイルスが検出されていたが、動物衛生研究所の更なる検査でH5N1ウイルスの存在が確認された。
秋田県当局者は、白鳥が発見された所から半径30km内の15養鶏場を今後2日間かけて検疫する計画。
この白鳥の発見は、隣国・韓国での養鶏場におけるH5N1鳥インフルエンザの一連の発生後に起こった。日本で最近報告されたH5N1鳥インフルエンザの発生は、2007年初めの九州地方南部である。
一方、韓国は、H5N1鳥インフルエンザの新たな疑い例を報告。これは、同国南西部のウルサン市の養鶏場での発生で、最近の発生例も南西部で起こっている。
また、デンマークでも、養鶏場において鳥インフルエンザウイルスが検出されたが、主な検査では、致死性の高いH5N1ウイルスではなかったという。同国獣疫当局によると、Fyn島のStenstrop地区での発生とされ、およそ2,000羽の家きんが殺処分された。
2008.4.29 インドネシア:鳥インフルエンザで少年死亡reuters-alert
インドネシア・ジャワで3歳になる少年が鳥インフルエンザで死亡。これで、同国における死亡例は108となった。
この少年は、ジャワ中央のManyaran村在住で、呼吸困難を訴えて4月23日に死亡したと報告された。
少年の住む地域では、数羽の鶏が突然死しており、少年はこれらの死亡鶏に接触歴がある。
2008.4.29 日本:白鳥からH5N1鶏インフルエンザウイルス確認reuters-alert
日本は、火曜日、先週発見された白鳥4羽はH5N1鶏インフルエンザに感染していたことを確認。本例は、日本の九州地方にある熊本県で2007年3月に野鳥からH5N1鶏インフルエンザが検出されて以降初めてのケースとなる。
県当局の検査官らは、死亡した白鳥からH5亜型ウイルスを検出していたが、更なる検査を要請していた。
地方当局は、水曜日及び木曜日に、白鳥が死亡した地域から半径30km以内の15養鶏場における検疫を実施する予定である。
2008.4.29 韓国:鳥インフルエンザの新たな発生疑い例の報告reuters-alert
韓国は、火曜日、Ulsan市での養鶏場における鳥インフルエンザ発生疑い例を報告。
韓国では、この1ヶ月内に家きんにおけるH5N1鳥インフルエンザ発生を20例確認しており、既に500万羽以上の鶏及びアヒルを淘汰している。
また、同国では、ヒトへの感染死亡例は報告されていない。
2008.4.28 日本:野生の白鳥4羽から鳥インフルエンザを検出reuters-alert
日本は、隣国・韓国での大規模な鳥インフルエンザの発生に引き続く検査体制を強化していたところであるが、野生の白鳥4羽から鳥インフルエンザ株が検出されたと、月曜日に県及び政府当局者が発表。
3羽は日本北部・秋田県の十和田湖河畔で死亡した状態で4月21日に発見されたと、県当局者は話す。
検査官が白鳥からはH5亜型ウイルスは検出されたが、高病原性のH5N1ウイルスかどうかは更なる検査が必要としている。
当局は、発見地域をパトロールしたものの、多数の死亡鳥や異常死亡鳥などはなかったという。
白鳥が発見された地域から半径10kmの範囲内に養鶏場はなく、その他の養鶏場からも異常は報告されていない。
日本農林水産省当局者は、「(関連する地域である)青森、秋田、岩手の3県の養鶏場におけるサーベイランス体制を要請した。」という。また、「4月はじめからの韓国での状況を踏まえ、養鶏場に対してサーベイランス体制を強化するよう要請している。」という。
2008.4.25 IOM:米国はより多くの抗ウイルス薬の備蓄が必要CIDRAP
抗ウイルス薬の備蓄に関する米国の目標がパンデミック時におけるすべての患者の治療及びリスク群に対する予防投与に十分な量というなら、米国政府は抗ウイルス薬のより多くの備蓄をする必要がある、と米国医学協会(略称IOM。科学技術に関して米国政府に助言等を与える米国アカデミーの一機関)が本日発行の報告書で述べている。
米国医学協会委員会の専門家は、米国政府は、パンデミック時における抗ウイルス薬の使用に関する目標を明確にする必要があり、それは現在の使用計画において発症予防のための抗ウイルス薬の使用について曖昧としているからだという。
 報告では、米国は、目標の8,100万人分の抗ウイルス薬のうち、現在では政府及び各州合計で7,100万人分を備蓄している。しかし、パンデミック時には、患者の治療のほか職務上ウイルスに曝されるリスクのある者への発症予防のために現在の総量の2倍以上は必要だろうと考えられるという。
 米国医学協会の報告におけるその他の勧告は、次のとおり。
・米国保健福祉省は、パンデミックワクチン配分計画と同様に、治療及び発症予防に関する抗ウイルス薬優先投与計画を策定する努力をするべきである。優先投与計画はパンデミック時に必要な調整がなされるように策定されるべきこと
・現在でも不足であり、かつインフルエンザに対する暴露リスクが高い公衆衛生医療従事者及び救急医療従事者については、家族内で発症者が出た場合、その他の公衆衛生医療従事者及び救急医療従事者の支援を得られるべきこと
・政府は、新型インフルエンザに関する連邦指導パネルを設置し、抗ウイルス薬の使用を含むパンデミック時の公衆衛生及び医療対応に関する助言をするべきこと
・オセルタミビル(タミフル)の国家備蓄分の使用期限を2年間延長する政府の抗ウイルス薬の使用期限延長計画(SLEP)を各州備蓄及び民間医療機関備蓄分まで適用すること
2008.4.25 インドネシア:バリ島で、大規模な鳥インフルエンザ演習reuters-alert
鳥インフルエンザによる死亡症例が世界最大のインドネシアで、鳥インフルエンザウイルスが引き金となったパンデミック対策の能力を確認するため、バリ島での演習が行われた。3日間のシミュレーションで、警察や軍関係者を含め計1,000人が参加。
2008.4.24 インドネシア:米国海軍研究機関の今後の在り方については、米国と論争reuters-alert
インドネシア国内の米国海軍医学研究施設の今後の在り方に関する安全保障協定については、鳥インフルエンザウイルスの提供に加え、アメリカ政府関係者との外交的な論争により中止とされた。
2008.4.23 インドネシア:鳥インフルエンザウイルス提供への見返りは拒否reuters-alert
インドネシア保健省当局は、米国保健福祉省長官のコメントに対する回答を本日発表し、インドネシアがH5N1鳥インフルエンザウイルスの検体の提供を再開した場合における財政的な保障を得たいということはないという。
インドネシア保健相は、インドネシアは、各国政府と医薬品会社に対して、途上国においてもパンデミックワクチンを得ることできるということを保証する枠組みを作って欲しいだけだという。
2008.4.22 米国:保健福祉省当局者、東南アジアにおける諸課題を報告reuters-alert
米国保健福祉省当局者は、同省長官マイク・リビットの東南アジアへの歴訪に関する概要について、本日発表。この概要には、インドネシアにおける鳥インフルエンザウイルスの(WHOへの)提供、同国内にある米国海軍研究機関の活動規制、鳥インフルエンザ対策に関する協力及び輸入における安全に関する協議も含まれている。
東南アジアの歴訪には、インドネシアのほかベトナム、シンガポールを含む。インドネシアでは、リビット長官は同国政府当局者と会談し、鳥インフルエンザウイルスの提供問題に関する協議のほか、ジャカルタにある米国海軍医学研究ユニット(NAMRU-2)の活動を規制する最近の動きについて話し合った。
「研究機関は深刻な影響を受けている」
NAMRU-2は、インドネシアにおいて数年にわたり機能してきた。外国に展開する国防省研究機関のように、NAMRU-2は、海外派遣された米国軍兵士に影響する疾病の調査を中心としているのが一般的だが、現在では、その使命が大きくなっている。
長期間にわたり研究機関は、公衆衛生対策に貢献し、WHOと協働してきたほか、駐留国に対する支援も行ってきた。
しかしながら、インドネシア保健相、最近、H5N1鳥インフルエンザウイルスを含む検体(ティッシュ由来のもの)だけではなく、すべての検体(ティッシュさえも)のNAMRU-2への提供を禁止している。
2008.4.22 韓国:兵士一人が鳥インフルエンザ感染かreuters-alert
韓国は、鳥インフルエンザに感染した家きんの大規模な淘汰に従事する者の一人に対して、鳥インフルエンザに感染していないかどうかの検査を行っていると、韓国保健省が発表。
保健省は、22歳になる兵士がH5N1インフルエンザに感染したかどうかを確認するため、1〜3週間かけて検査を行う。兵士の症状は、WHO基準による感染疑い例(高熱、呼吸困難)に一致しているものの、細菌性肺炎にも類似しているという。
この3週間で17カ所の家きんにおける鳥インフルエンザ発生例が報告され、同国は、530万羽の家きんを処分する計画を発表したが、今回の一連の発生例は、同国での最速、最大のものとなった。
2008.4.21 韓国:H5N1の発生により530万羽の鳥を処分reuters-alert
最近数週間にわたって韓国を襲ったH5N1鳥インフルエンザの発生拡大を速やかに防止するため、農業省当局者はほぼ532万羽の鳥を淘汰するという。同国史上最大のH5N1鳥インフルエンザとの激闘が始まった。
2008.4.21 米国:米国検査研究所に関するインドネシアとの話し合いは行き詰まりreuters-alert
米国海軍医学研究所の今後に関するインドネシアと米国との協議は、鳥インフルエンザ検体の共有方法に関する国際的論争となってしまったようだと、米国保健福祉省長官はいう。
インドネシア保健当局者は、H5N1鳥インフルエンザの検体を世界と共有することを拒んでおり、また、同国における米国研究所の今後に関する交渉も、止まっている。
また、「米国研究所のMOU(=相互協定)の更新の進捗状況が芳しくないのも、これに関連していることは間違いない。」と長官はいう。
インドネシア当局は、すべてのワクチンを公平に確保できる権利を持ちたいだけとしているが、その他に、検体の提供に対する対価を求めているようだ。
米国海軍医学研究ユニットNo.2あるいはNAMRU-2といわれる米国の施設は、H5N1インフルエンザを探知する、インドネシアにおける活動の中心となっている。そこは、2003年に始まったH5N1インフルエンザの流行時にH5N1ウイルスを確認するのに必要な遺伝子的解析を行うことができる世界でも数少ない施設の一つである。
2008.4.19 韓国:家きんにおける新たな発生reuters-alert)
韓国農業省は、土曜日、南西部の家きん農場における鳥インフルエンザの新たな発生を報告。この2週間で、家きんにおける総数16もの発生確認がなされた。
発生場所は、北Jeolla県Jeongeup地区の農場で、今月初めに既に発生が見られた地区である。
2008.4.18 韓国:新たに3つの疑い例が発生reuters-alert)
韓国は、金曜日、鳥インフルエンザの疑いのある3つの新たな報告を調査中、また、この4年間で最悪の発生となったため、家きんの淘汰のため、より多くの兵士を派遣すると発表。
韓国では、2週間で、15もの発生が確認されている。政府当局は、「汚染域以外の地区においても検疫活動を強化し、汚染域では数十万羽の鳥を殺処分する。」という。
韓国では、2006年11月から2007年3月までに7つの鳥インフルエンザ発生が報告されたが、ヒトでの発生例はない。
2008.4.18 エジプト:男児が発症、感染症例数50へreuters-alert)
男児は、同国北部のSharkea県Al-Honsanya地区在住で、4月13日発症、4月14日入院。エジプト保健省によると、オセルタミビル(タミフル)による治療を受けている。
2008.4.17 韓国:H5N1鳥インフルエンザ発生が増加、H5N1アラート段階を上昇reuters-alert)
韓国農業省当局は、本日、7つの異なる地域での鳥での感染疑い例の死亡が新たに報告され、確認された鳥インフルエンザの発生数は15となった。
発生が疑い例は、韓国南西部の北Jeolla及び南Jeollaの両県で、最近の発生場所にほど近い。
昨日、韓国は、鳥インフルエンザ・アラートを二番目に高い段階へ引き上げ、PGyeonggi県Pyeongtaek地区での鳥の淘汰のため、200人の軍人が派遣された。
汚染域の半径3km以内にいる家きん及びアヒルは、すべて淘汰され、汚染域から半径3kmから10km以内のアヒルも、すべて淘汰された。
今回の鳥インフルエンザ発生に伴うヒトでのH5N1感染症例は報告されていない。韓国はこれまでも、H5N1感染症例及び死亡例は報告されていない。
2008.4.17 CDC:不完全なインフルエンザワクチン、流行シーズンには助けにreuters-alert)
ウイスコンシン州から報告によると、今シーズンのインフルエンザワクチンは、ワクチンに含まれている3つのウイルス株のうち2つが流行中のウイルス株に合致していなかったにもかかわららず、インフルエンザ感染リスクを44%減少させたことを示したと、米国保健省当局者が発表した。
2008.4.17 米国:研究中の鳥インフルエンザワクチン、かぜウイルスに有効reuters-alert)
治験中の鳥インフルエンザワクチンを通常のかぜウイルス及びH5N1ウイルスの遺伝子の一部に使用したところ、マウスにおいては免疫機能を刺激する反応が見られたと、米国の研究者が発表。
この研究によれば、ワクチンを卵で数ヶ月も培養する必要がなく、また、変異型ウイルスに対しても防御を与えるという次世代の鳥インフルエンザワクチンを開発することができるが、今回は最初の段階だと、研究者らはいう。
2008.4.16 韓国:鳥インフルエンザの拡大速く、300万羽の鳥を淘汰reuters-alert)
韓国は、木曜日、300万羽の家きんを淘汰したほか、新たに3件の鳥インフルエンザの発生を確認したと発表した。同国は、ここ4年間のうちで最悪の鳥インフルエンザとの激闘に入った。
韓国は、この2週間で、15件の発生例を確認しており、2003年に最初の発生例の報告以降、最速で拡大していることから、アラートの段階を「警戒」に上げた。
韓国は既に、最近の発生例に対する検疫業務に3,240万ドルをつぎ込んだほか、ヒトでの感染症例の発生に備え、200万ドルまでの補償を行う保険の紹介を計画している。鶏の消費は、この15日間で通常の60%に落ち込み、鶏・アヒルの価格は10%減少した。
2008.4.16 エジプト:2歳男児、鳥インフルエンザに感染reuters-alert)
エジプト人の2歳男児が、致死的H5N1鳥インフルエンザに感染し、同国における感染症例数は50となったと、公的報道機関が発表。
この男児は、Nile Delta県Sharkia地区在住で、エジプト保健省によると、飼養している鳥に暴露して感染したという。
この男児は、日曜日に症状を呈しはじめ、翌日病院に搬送された。同病院で抗ウイルス薬タミフルによる治療を受け、現在安定している。
エジプトでは、約500万羽の家きんが、主な食糧と収入源となっており、エジプト政府は、家きんに対する大規模な予防接種措置を実施しない限り、鳥インフルエンザの除去の可能性はないという。
2008.4.16 研究:新たな季節性インフルエンザ株は、アジアが供給CIDRAP
季節性インフルエンザウイルスは、東アジア及び東南アジアでの同時期の流行から地域外に流出し、その際そのウイルスは死滅せずに世界へと拡まっていくと、WHO季節性インフルエンザワクチン選定委員会の研究者はいう。
科学雑誌「サイエンス」4月18日号に先立って公表された内容によると、この知見は、専門家が、毎年のワクチンに含ませるインフルエンザ株を選定することに影響を与えるという。また、ケンブリッジ大学のデレク・スミスンによると、インフルエンザウイルスの根源を知ることで、翌シーズンに最も流行を引き起こしそうなウイルスは何かを予測することができるという。
次なる段階は、WHOサーベイランス・データベースに、流行パターンがどのようなものかを知るための2002年以前のH3N2亜型ウイルスの解析をさせることである。
しかしながら、この知見では、パンデミックインフルエンザ株の流行パターンを知ることができるかというと、そうではなく、あくまで季節性インフルエンザウイルスにだけ適用できるもので、季節性インフルエンザとパンデミック・インフルエンザとはまったく異なるものだという。
2008.4.16 米国:パンデミック時における弱者を守るガイドラインを策定CIDRAP
全米州・保護領保健協会(ASTHO)及びその協働グループは、昨日、パンデミック時における最も弱い者を守るための推奨ガイドラインを発表した。
ASTHOウェブサイトに掲載された105ページに及ぶガイドラインは、各州、地域、保護領及び種族ごとにリスク群にある人々−例として、食糧の備蓄をする余裕ない者、英語を話せない者、日常生活に介助を必要としている者など−を守るためにどのような準備をすべきかについて勧告している。
ガイドラインの原文はhttp://www.astho.org/pubs/ARPP_Guidance_041508.pdfを参照のこと。
2008.4.16 韓国:新たな鳥インフルエンザ発生を報告、近年では最悪reuters-alert)
韓国政府は、水曜日、鳥インフルエンザの危険度レベルを二番目に高い段階へ移行した。最近の鳥での発生疑い例が陽性と確定され、ここ4年間で家きんにおける鳥インフルエンザの発生が最悪となったため。
韓国では、この2週間で、H5N1鳥インフルエンザの確定例が11に及んでいる。
2008.4.15 米国:米国政府、鳥インフルエンザパッチの開発推進を小規模企業にreuters-alert)
針不要のワクチンの開発を目指す小規模なバイオ企業が、火曜日、より多くの人々に対する鳥インフルエンザ・スキンパッチの治験を実施することに対して米国政府が承認を与えた。
このIOMIパッチは、ワクチンではなく、いわゆるアジュバンド−ワクチンに作用して、免疫機能をより高める免疫防御作用−に対してより効果的だという。
2008.4.15 日本:プレパンデミックワクチン接種を始める準備CIDRAP
日本厚生労働省は、本日、医療従事者に対するプレパンデミックワクチン接種計画を、まもなく承認すると発表した。日本は、国家備蓄用ワクチンをこの目的に 使用する世界最初の国となる。
厚生労働省当局者は、明日にも承認されるこの計画は、本年末までに検疫官及び医療従事者約6千人に対して予防接種を行うものである。 日本は、中国、インドネシア及びベトナムのH5N1株から生成された承認・備蓄済 みのワクチン1千万人分を有している。このワクチンは、大阪大学微生物調査研究 所及び北里研究所によって開発されたと、厚生労働省はいう。
2005年11月の日本のパンデミックワクチンに関する臨床的研究結果を要約したWHOによるプレゼンテーションでは、国立感染症研究所の田代正人博士が、この計画 は日本政府によって支援され、同方式で生成されるアラム・アジュバンド全ウイルスワクチンは、すべての製造会社で生産されることを示している。
厚生労働省当局者は、仮に主な治験でプレパンデミックワクチンが安全かつ効果的であることが示されれば、厚生労働省として更に、国会議員、警察官、医療従 事者を含む1千万人へのワクチン接種を検討するとしている。ロイターの報道では 、この接種対象者には、ガスや電気など社会基盤網を維持する者も含まれている 。
現在国家備蓄されているワクチンは、今後出現するパンデミック株に対して交差 防御を与えてくれるかどうかは明らかではなく、したがって、世界的には、パンデミックの発生前にワクチンを接種していくことについては慎重である。また、ワクチンの使用によっていかなる反作用が生じるのかについても明らかではないため、今回のワクチンの使用が今後のパンデミックにおける戦略的有効性に関す る考察を困難にする。
2007年5月、WHOにおいて、プレパンデミックワクチンは利用可能となり、家きん農場従業者、医療従事者、さらには一般者に対して使用できることが示されたが 、その一方で、WHOは、各国においてその戦略(=プレパンデミックワクチンの事前接種)を立案することについては推奨していない。
WHO報道官は、プレパンデミックワクチン接種は、”大きな賭け”だというが、そ の一方で、WHOは、各国がプレパンデミックワクチンを使用することに反対はしていない。 2007年、欧州CDCは、プレパンデミックワクチンの開発を称賛したが、WHOが警報フ ェーズを5又は6に引き上げるまで、各国が同ワクチンを使用することを支持しな いと言っている。
※サイト管理者:スイス政府は既に国民全員分のプレパンデミックワクチンを確保しているが、WHO及び欧州CDCの見解を受けて、いまだにプレパンデミックワクチンの事前接種に踏み切っていない。
2008.4.15 日本:医療従事者に対して鳥インフルエンザワクチン接種reuters-alert)
日本は、6千人の医療従事者及び検疫官に備蓄用鳥インフルエンザワクチンを接種し、その効果と副作用の可能性を確認する計画だという。ワクチン接種が恐れられているパンデミック前に行われるよう、国会議員と専門家により行われた提案に従う本計画は、水曜日には、承認のための専門家パネルで認められるだろう。
仮に承認された場合、ワクチン接種は、2009年3月の会計年度終了前には行われる。
2008.4.15 韓国:新たな鳥インフルエンザ疑い例を調査reuters-alert)
韓国は、火曜日、最近の鳥インフルエンザの発生に続き、4つの新たな鳥インフルエンザの疑い例を調査中と発表した。そのうち一つはソウル近郊である。現在、国内での鳥インフルエンザの拡大を懸念している。この2週間内に、韓国は、11ものH5N1鳥インフルエンザ症例を確認しているが、すべて同国の南西部である。
2008.4.14 ロシア:H5N1インフルエンザが発生reuters-alert
ロシア農業省当局者は、最近、Primoryeの極東地域の村で、H5N1鳥インフルエンザが家きんにおいて発生したことを確認した。ロシアでの発生は、2007年12月以降の家きんにおける最初の再発生である。報告によると、ロシア当局は、鳥インフルエンザが。21羽の摂取なしの家きん及び7羽の水鳥に襲いかかった。残った14羽は、摘発淘汰された。また、当局は、ウイルスの感染源は、おそらく野生のアヒルまたはガチョウの可能性を指摘している。
2008.4.14 インドネシア:鳥インフルエンザパンデミック計画に着手reuters-alert
世界最多の鳥インフルエンザによる死亡例を出しているインドネシアは、インフ ルエンザ・パンデミックの可能性に対応するため、今週終わりに、同計画に着手する。  同計画は、1週間後に行われる、バリ島にある数カ所の村を含む3日間のパンデ ミック・シミュレーションにより検証・強化される。  同国では、パンデミック時には、およそ500万人の国民が感染し、その5〜10% は死亡するとされている。
2008.4.13 韓国:地誌的な鳥インフルエンザウイルスを確認reuters-alert
韓国は、日曜日、致死的H5N1鳥インフルエンザによる鳥での症例を確認した。最 近の週で既に50万羽以上の家きんを淘汰した鳥インフルエンザの発生に引き続く ものである。
2008.4.11 エジプト:女性が鳥インフルエンザで死亡。同国22番目の死亡例reuters-alert
エジプト人女性が鳥インフルエンザで死亡し、同国では49番目の感染症例で、22 番目の死亡例となったと、報道機関が発表。 この症例は、カイロ北東部のMataria周辺の30歳の女性で、病鶏に接触後に発症し たという。 この女性は、4月2日に発症し、水曜日にカイロ市内の病院へ搬送された。鳥イン フルエンザの一般的治療としてタミフルの投与を受けた。
2008.4.11 フランス:鳥インフルエンザ危険度レベルを”弱い”に変更reuters-alert
鳥におけるH5N1鳥インフルエンザウイルス陽性例が最近見つかった国々におい て積極的な対策を取っていることから、フランス農業省は、金曜日、鳥インフル エンザ危険度レベルを「中等度」から「弱い」に低くした。 「英国及びスイスの野鳥におけるH5N1鳥インフルエンザの疫学的進行状況を考慮 して、低くした」と、同省当局者はいう。  フランスの「弱い」という警報レベルは、生きた鳥を一般市場で取り扱いし、あるいは各種の 競技に参加させることができることという。
2008.4.9 米国:インフルエンザ予防接種、医療機関にとっては依然として努力目標reuters-alert
保健医療施設では、季節性インフルエンザに対する予防接種をその医療従事者に行わせるようにするには重要な障害に依然として直面している。そして、インフルエンザ・パンデミックの際には、感染への恐怖や発症した家族の看護により多数の医療従事者は自宅に閉じこもることになるだろうと、今週発表された研究報告書はいう。
それによると、大多数の医療従事者はインフルエンザワクチンはむしろインフルエンザを発症させ、あるいは副作用の引き金になると信じている。また、その他の者は、過去にインフルエンザにり患すれば再度インフルエンザに罹らないように免疫が作られると信じている。
米国CDCによると、平均して、毎年、医療従事者の40%しかワクチンを接種していない。
また、9,700人の医療従事者を対象としたオンラインによる調査では、その21%、1,994人から回答があり、ワクチン接種をしなかった者の50%は、予防接種は”個人的意志”と答え、31%は副作用の懸念、20%は自らの基礎免疫に自信があったようだ。
また、インフルエンザ・パンデミック時に出勤しないと答えた者のうち、13.9%は自分が発症することの懸念、30%は家族が発症した場合には出勤できない、48.1%は学校やデイケアセンターが予防措置により閉鎖された場合には出勤しないと答えている。
医療機関における気養育的な努力にかかわらず、15.7%の医療従事者は、新型インフルエンザが何なのか知らなかったという。
2008.4.9 韓国:新たな鳥インフルエンザの発生reuters-alert
韓国は、水曜日、過去の週に防疫職員が約50万羽の家きんを淘汰した3つの感染農場の同一州で、アヒルにおける鳥インフルエンザの新たな発生を報告した。
2008.4.7 中国:息子が父へ鳥インフルエンザを感染させた可能性reuters-alert
昨年12月に鳥インフルエンザで死亡した24歳の中国人男性からその父親に直接感染したと、診断した医師が報告した。
中国当局は、この男性からその52歳の父親(生存)に感染したと信じるという。遺伝子的精査とそのほかの検査結果からもこのことが示唆されるという。
中国中央部でのH5N1高病原性鳥インフルエンザ感染症例が確認された家族内クラスターでは、病院で父親が息子を看病している際にH5N1ウイルスが感染した症例であると考えていると、中国当局は、Lancet medical journal誌に話した。
2008.4.7 中国:チベット地区の家きんにおける鳥インフルエンザの報告reuters-alert
中国当局は、月曜日、チベット地区の家きん農場における鳥インフルエンザの発生により268羽の家きんが死亡したと発表。国立検査機関の検査によりH5N1鳥インフルエンザであることが確認されたが、影響の受けた地域は現在安定している。
2008.4.7 韓国:新たな鳥インフルエンザ発生を確認reuters-alert
韓国は、月曜日、同国南西部のアヒル農場で、新たな鳥インフルエンザの発生を確認した。同国は、家きん農場近くでの発生報告数日後に発生した2件の可能性例についても調査中である。獣疫当局は、先週6千羽の家きんが死亡したJeongeup農場における6,500羽のアヒルの淘汰を始めた。
2008.4.5 WHO:エジプト人が、鳥インフルエンザで死亡reuters-alert
エジプト人男性が、H5N1鳥インフルエンザにより死亡。同国での死亡例はこれで21例に達したと、WHOが発表。
WHO当局者は、19歳になる犠牲者は、ナイル・デルタ県で感染鶏との接触後発症し、金曜日に死亡したという。
2008.4.5 韓国:鳥インフルエンザの新たな発生疑い例reuters-alert
韓国は、土曜日、同国南西部Jeongeup地区の農場で、H5鳥インフルエンザ発生疑い例を報告。同農場は、今週初めに致死的H5N1鳥インフルエンザの発生があった農場に近い。韓国農業省は、最近の発生はアヒル農場で起きており、今回の発生もH5N1株のものかどうか確認しなければならないと話す。今回の疑い例の検査結果は月曜日に分かる予定。
同地区では既に別の農場で12,500羽に及ぶアヒルを淘汰し、今回の農場では6,500羽のアヒルを淘汰する。
2008.4.4 韓国:鳥インフルエンザの発生を報告、家きんの淘汰開始reuters-alert
韓国の南西部の農場で高病原性鳥インフルエンザの発生が確認されたことから、政府は30万羽の鶏及びその他の家きんの淘汰を始めた。同国では2006年11月から2007年3月にかけH5N1鳥インフルエンザが発生しており、今回は13か月ぶりの発生である。
2008.4.3 WHO:パキスタンのクラスターから新たに2つのH5N1感染症例を確認CIDRAP
WHOは、本日、昨秋パキスタンで表面化したH5N1感染症例の家族内クラスターの中からさらに2つの感染症例を確認した。H5N1ウイルスが4人の兄弟間で感染したという前回の確認事案を支持するものであった。ただし、それ以上の感染拡大はなかったとしている。
2008.4.3 中国:初のH5N1ワクチンの承認CIDRAP
中国食品医薬品庁は、昨日、同国最初のプレパンデミックH5N1インフルエンザワクチンの承認をした。これは、北京を本拠とするバイオテクノロジー企業Sinovacによる不活化前ウイルスワクチンである。
2008.4.3 WHO:パキスタンの兄弟内の限定的な鳥インフルエンザの感染reuters-alert
昨年、パキスタンにおける少なくとも3人の兄弟が鳥インフルエンザに感染し、そのうち、ヒト−ヒト感染が発生したようだと、WHOが発表。
しかし、この国連機関は、この致死的疾病は、同国のペシャワール近くの家族内クラスター内の限定的なものだったとしている。
これまでに知られているヒトの感染症例の最大のクラスターは、2006年3月にインドネシアの北スマトラ州で発生した。そこでは、家族等7人が死亡している。
2008.4.3 中国:ヒトの鳥インフルエンザワクチンを承認reuters-alert
第2回目のワクチンの治験では、安全で効果的なことが示されたことから、北京(註:中国政府)は、中国の医薬品会社に対して、大規模なヒト・鳥インフルエンザの大規模な生産を実施するよう承認する。
2008.4.3 ベトナム:H5N1に対する治験を実施中reuters-alert
ベトナムは、H5N1鳥インフルエンザに対するヒト・ワクチンの開発を進めるための治験を始めた。東南アジアでは、鳥インフルエンザにより52人の死亡者を出している。
2008.4.2 世界に拡大する鳥インフルエンザreuters-alert
WHOは、水曜日、2人のインドネシア人、11歳の女性及び15歳の男性が、H5N1インフルエンザで死亡したと発表。高病原性鳥インフルエンザH5N1の発生は2003年にアジアで始まった。次は、H5N1ウイルス及びその拡大について述べている。
・H5N1ウイルスがアジアに再出現してから、これまでに60の国と地域でその発生が確認されている。
・2003年以降、H5N1ウイルスは238人を死亡させている。感染症例での死亡が確認されている国は、アゼルバイジャン、カンボジア、中国、エジプト、インドネシア、イラク、ラオス、ナイジェリア、パキスタン、タイ、トルコ及びベトナムである。ジブチとミヤンマーでは感染症例はあるが死亡例はない。
・2003年以降、H5N1ウイルスは376人を感染させた。死亡者の多くは子ども及び若い成人である。
・ベトナムとインドネシアが最も多くの感染症例を出し、そのうち159人は死亡。
・H5N1ウイルスは科学的に新しいものではなく、1959年のスコットランドでの発生でも知られる。
・H5N1ウイルスは、単なる鳥インフルエンザウイルスではなく、多くのウイルス株がある。例として、2003年でのオランダでのH7N7鳥インフルエンザの発生では、3千万羽以上の鳥の処分が実施され、それは家きんストックの3分の1に達した。ベルギーでは270万羽の家きんが、ドイツでは40万羽の家きんがそれぞれ処分された。オランダでは、89人がH7N7に感染し、そのうち1人(獣医師)が死亡している。
・ヒトにおける鳥インフルエンザの兆候は、発熱、咳、のどの痛み、筋肉痛などの典型的なインフルエンザ様症状から眩惑感、肺炎、呼吸困難、ウイルス性肺炎その他合併症がある。
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2008年3月
2008.3.31 インドネシア:ヒトにおける3つの感染症例で総計132例へ上昇CIDRAP
インドネシア保健省は、11歳と15歳の2人の若者がH5N1鳥インフルエンザにより死亡し、22か月の女児がH5N1感染sh条例とshじて入院したと発表。仮に、WHOがこれらの症例をH5N1インフルエンザ症例と確認した場合、同国のH5N1感染症例は132例となりそのうち107例が死亡したことになる。症例である15歳の少年は西ジャワ州Subang在住で、3月26日死亡。この少年の兄弟は最近死亡したが、家族内クラスター(注:家族内の感染集団)を示したものではないとしている。なぜなら、この兄弟はデング熱で死亡したからである。
症例の11歳の少女はジャカルタ市西部のBekasi在住で、3月28日に死亡。
症例の22か月の女児は西スマトラ州Bukit Tinggi在住で、 高熱その他のH5N1インフルエンザを疑う症状を発症後の3月24日に鳥インフルエンザ特別病院に収容された。
2008.3.31 インドネシア:2人の若者が鳥インフルエンザで死亡reuters-alert
2人のインドネシア人の若者が鳥インフルエンザで死亡したと、同国保健省当局者が発表。同国における確認されたヒトの感染症例での死亡者は107人となった。
西ジャワの15歳の少年は、水曜日に家きんが死亡している地域において死亡。ジャカルタ西部の11歳の少女は金曜日に死亡したが、鳥インフルエンザ陽性であったが感染源は現在不明。
月曜日には22か月の女児がH5N1感染症例として報告されたばかり。
2008.3.31 インドネシア:子供が鳥インフルエンザ陽性reuters-alert
インドネシアの子供が鳥インフルエンザ検査の結果陽性であった。同国におけるヒトでのH5N1感染症例数は130となったとインドネシア保健省当局者が発表。
保健省報道官は、この子供はスマトラ出身の22か月の女児で、3月19日に発症している。保健省は女児の住む家の近隣の調査に入った。女児の状態は改善してきている。
2008.3.30 インタビュー:適切なサーベイランスがインフルエンザ・パンデミックを止めるreuters-alert
仮に、適切な疾病サーベイランス及び感染拡大防止策が早期にかつ徹底的に行われたならば、インフルエンザ・パンデミックを防ぐことができると、鳥インフルエンザ専門家で細菌学者の香港大学Yi Guan教授はいう。「我々が長期的戦略をもつなら、パンデミックを防ぐ可能性がある。」と強調する。
2008.3.28 フランス:スイスの確認例に基づき鳥インフルエンザ危険度レベルを高めるreuters-alert
フランス農業省は、スイスが2年ぶりのH5N1鳥インフルエンザの確認例を発表したことから、本日、鳥インフルエンザの危険度レベルを「低い」から「中度」に高めた。日曜から発効し、フランスの鳥は、高優先地帯に集められることはなく、また鳥及び家きんは屋ch嬢との接触を回避するため隔離されることとなる。
2008.3.27 インドネシア:農場での対策が鳥インフルエンザ封じ込めに必要reuters-alert
インドネシア政府は、致死的H5N1鳥インフルエンザウイルスの拡大を防止するための対策を取っているが、国連食糧農業機関(FAO)の最近の報告では、同国の鳥インフルエンザの状況は「危機的」のままである。
FAO報告の策定者Joseph Domenechは、「インドネシアの鳥において高いレベルで循環しているウイルスが、突然変異を起こし、結果としてインフルエンザパンデミックを引き起こす状況を作り上げていることに深く懸念している。また、インドネシアでのヒトでの鳥インフルエンザ症例の致死率が世界で最も高く、感染源となっている動物の封じ込めに対して一層の焦点を当てていかなければ、ヒトでの症例は一層増える」という。
2008.3.27 スイス:この2年間で初めての鳥インフルエンザの発生例reuters-alert
スイスは、Sempachersee湖におけるアヒルからH5N1鳥インフルエンザを検出したと発表。この2年間で初めての例である。スイスで確認された鳥インフルエンザの33番目の例は、アヒルで、発症の兆候がなかった。その他の32例の鳥インフルエンザは、すべて2006年初めにジュネーブ湖及びコンスタンス湖から発見されている。
2008.3.27 スイス:野生のアヒルにH5N1鳥インフルエンザCIDRAP
スイス獣疫当局は、本日、無症状のアヒルの検体からH5N1鳥インフルエンザが検出されたと発表。ロイター発表によると、そのH5N1鳥インフルエンザは、スイス連邦中央部のLucerne北西部Sempachersee湖のアヒルから検出された。国際獣疫機関事務局によると、スイスではこの2年近く鳥インフルエンザに感染した鳥は発見されていない。分離されたH5N1ウイルスは、2007年に欧州の鳥で発見されたウイルス株に類似しているという。
スイスで確認された感染鳥は33羽に上っている。そのうち32羽はジュネーブ湖とコンスタンス湖で発見されている。
2008.3.26 FAO:アヒル、米、ヒトがH5N1鳥インフルエンザの発生リスクを高めるCIDRAP
最近の研究では、(家きんよりむしろ)アヒル、コメ作地、ヒトの集中度の高さが、東南アジアにおけるH5N1鳥インフルエンザの発生を引き起こす最も高いリスクとなる。
2008.3.25 米国:アジアでのH5N1鳥インフルエンザ対策のために備蓄品を供給reuters-alert
鳥インフルエンザ発生を防止するアジア各国当局の支援を目的として米国から供給された3つの備蓄品のうち1つが、本日、バンコク近郊で開封された。在タイ米国大使エリック・ジョンは、タイ西部のChachoengsao県にある地域配分センター(RDC)を開設する式典で、「RDCはアジア各国が、緊急対応チームがリスクを伴うことがなしに鳥インフルエンザ対策における速やかな対応を行うことができるだろう」と話す。
米国国際開発庁によって提供された備蓄品は、主に45,000着の防護服、400着の汚染除去服、20セットのラボ・検体キットおよびその他の設備で総額548,300ドルに達する。
2008.3.24 インドネシア:鳥インフルエンザ検体の共有を制限reuters-alert
インドネシアは、新たな世界的枠組みが適切になるまで、WHOに対する鳥インフルエンザ検体の提供をほとんど行わないこととした。
インドネシアは、先月、WHOコラボレーション・ラボである米国CDCに鳥インフルエンザの検体を提供をしてきたが、鳥インフルエンザワクチンへのアクセス権を得る保障を得るまでのおおよそ6ヶ月間は検体の提供をしなかった。鳥インフルエンザ対策国家委員会Bayu Krisnamurthi議長は、インドネシアはWHOが設定した新たなウイルス共有の枠組みが効力を発するまで、基本的にケース・バイ・ケースでウイルス検体を提供するとしている。
2008.3.24 欧州:STMicro社、鳥インフルエンザ探知可能な高速集積回路を開発reuters-alert
欧州の半導体メーカートップのSTMicro社は、鳥インフルエンザを含むインフルエンザウイルスを検知する携帯用集積回路を開発したと発表。集積回路上に小型ラボの機能をもつこの装置は、2時間以内に臨床上の病原性や遺伝子をスクリーニングし解析することができる。
この集積回路は、A型とB型のインフルエンザ株のほか、鳥インフルエンザやH5N1鳥インフルエンザウイルスを含む薬物耐性ウイルス株や変異ウイルス株も見分けることができる。
2008.3.22 トルコ:鳥インフルエンザの発生が確認された村を検疫reuters-alert
トルコ政府当局は、トルコ北西部の村を検疫し、家きんの死亡が鳥インフルエンザによるものという検査結果を受け家きんを淘汰し始めた。報告は、鳥インフルエンザウイルス株を特定していない。
トルコはスカンジナビア及びシベリアから北アフリカへの渡り鳥の航路に位置している。
2008.3.20 米国:H5N1インフルエンザワクチン、1300万人分を備蓄CIDRAP
米国政府は、本日、1300万人分のH5N1インフルエンザのプレパンデミックワクチンが備蓄されたと発表。前回の報告がなされた昨年7月時の2倍以上となった。このワクチンは、2004年のベトナム人患者から分離した1種類のウイルスから製造され、2007年4月に米国医薬食品局(FDA)から承認された。このワクチンは将来のH5N1パンデミック株に対して効力があるのかどうかは不明であるが、米国保健福祉省はパンデミックの最初の数か月間に暴露のリスクがあるほとんどの者に対して幾分かの免疫を与えてくれるものと期待している。
2007年終わりまでに、米国保健福祉省は1300万人分のプレパンデミックワクチンを購入し備蓄する。昨年7月半ばに発表された前回の報告では1200万回の接種分=600万人分のワクチンを備蓄していた。米国保健福祉省によると、抗ウイルス薬は現在4千万人分で全体計画5千万人分の80%までの確保したが、これに加えて各州においては3100万人分の抗ウイルス薬の備蓄をしてもらう。米国CDCによると連邦政府備蓄分はオセルタミビル(タミフル)3980万人分のほかザナミビル(リレンザ)990万人分に達した。どちらの抗ウイルス薬もノイラミニダーゼ阻害剤であるが、オセルタミビルがH5N1インフルエンザに対する第一選択薬とされている。
2008.3.19 FAO:インドネシアでの鳥インフルエンザとの戦いには支援が必要reuters-alert
インドネシアにおけるH5N1鳥インフルエンザの感染拡大については主要な対策がほとんどなされておらず、同国はH5N1ウイルスの感染拡大防止のための支援が必要と、国連食糧農業機関が発表。
2008.3.19 トルコ、ラオス:H5N1鳥インフルエンザの更なる発生CIDRAP
トルコ当局によると、ギリシャ近くの同国西部でH5N1鳥インフルエンザの発生を確認。家きん22羽が死亡し、16羽が淘汰された。現在、ヒトへの感染、車両、餌などからの感染拡大を封じ込める対応を実施中。
また、ラオス当局は、中国・ミャンマー近くの同国北西部のLuang Namthaで家きんにおけるH5N1鳥インフルエンザの新たな発生を報告。ラオス外務省によると、発生村2マイル以内で淘汰された家きんは800羽にのぼる。
2008.3.18 米国:遺伝子の研究から、H5N1ウイルスの震源地は中国reuters-alert
中国南部が、多くのH5N1鳥インフルエンザウイルスの拡大の震源地と、研究者が示唆している。
H5N1ウイルスの遺伝子解析では,、ベトナム、タイ及びマレーシアで2002年及び2003年に出現したウイルス株は、中国雲南省の家きん市場から採取されたウイルス株に酷似していると、インフルエンザ専門家はいう。
2008.3.18 H5N1インフルエンザの社会・経済的影響を直視する必要CIDRAP
ンフルエンザH5N1の最初の出現から10年以上が経過した。そのインフルエンザが多くの地域に定着したことを理解し、そして、その地域の社会・経済的影響を把握する時期が来たと、専門家はいう。
感染症をもたらす動物のほとんどは、途上国に存在し、タイ多数は小農家や家庭で飼われている。それゆえ、鳥インフルエンザ対策としての摘発淘汰や家きん市場の閉鎖などは、直ちにその家族の収入や栄養摂取に対する脅威となる。鳥インフルエンザは、食料保障問題であり、地方の生活を破壊する。
2008.3.18 FAO:インドネシアのH5N1状況は、パンデミックリスクを高めるCIDRAP
国連食糧農業機関(FAO)は、インドネシアの家きんにおけるH5N1鳥インフルエンザ発生レベルが非常に高く、インフルエンザ・パンデミックを引き起こす変異ウイルスを出現させるに熟した状態と警告している。FAO当局者は、「インドネシアの鳥における流行度は高く、ウイルスの変異とヒトでのパンデミックを引き起こす条件が整っていることに深い懸念をしている。」という。
2008.3.18 ベトナム:ベトナム軍、ヒトでの鳥インフルエンザワクチン治験reuters-alert
鳥インフルエンザによる深刻な影響を受けている国の一つ、ベトナムは今月、ヒトへのワクチン治験を開始すると、軍医療当局者が発表。
2008.3.18 ベトナム:鳥インフルエンザで少年死亡CIDRAP
ベトナム北部の11歳の少年が、同国における鳥での鳥インフルエンザの発生期間中にH5N1鳥インフルエンザにより死亡したと発表。この少年は、Ha Nam県Thanh Liem地区在住で、3月4日発症、3月14日死亡。
その少年の家族は、家きんを飼養し、そのうちの一部が2月下旬から病気に罹っていた。そのうちの一部が死亡したため、生き残っていた家きんの一羽をと殺し食べたという。
2008.3.17 インドネシア:鳥インフルエンザとヒト・インフルエンザに同時感染CIDRAP
インドネシアの10代の子が、季節性インフルエンザと鳥インフルエンザに同時感染した症例として公表された。パンデミック対策担当者が懸念しているパンデミックを引き起こすウイルスの出現の可能性が生じている。新興感染症に関する国際会議において本日発表された資料では、2007年4月にインフルエンザの検査を受けた16歳の少女の症例について詳述している。
この少女は、数日間、38度の発熱、のどの痛み、咳、頭痛、筋肉痛など中等度のインフルエンザの症状を呈していた(呼吸困難や肺炎の兆候はなかった。)(タイなどで報告されたH5N1感染症例では、より劇的な症状を呈している。)。発症後6日目に喉と鼻のスワブ検体を採取しRT-PCR検査した結果、H5N1鳥インフルエンザと季節性インフルエンザH3N2の両方が陽性であった。この少女の症例は、インドネシア政府がWHOにインフルエンザ株を提供していなかった時期に発生したものである。
報告では、「これは、H5N1インフルエンザとH3N2インフルエンザの同時感染の初めての症例であり、このような感染は、ヒトからヒトへ効率的な感染をするH5N1ウイルス株を出現させる遺伝子再集合を可能とすることから、大きな懸念をしている。鳥インフルエンザとヒト・インフルエンザが同時流行している地域における検体検査を基本とするサーベイランスの重要性はより強調される。」としている。
2008.3.17 米国:CDCによるパンデミック訓練において医薬品、渡航対策に課題CIDRAP
パンデミックの初期段階では、ミシガン州の労働移民の間で症例が拡大。同州保健局は連邦政府備蓄からタミフルの供給を得て患者に使用しようとしたが、それが連邦政府規定を破ることとなるため、ウイルスに暴露した人々にはタミフル使用を差し控えた。そのため、ウイルスの封じ込めの機会を逃した。一方で、ワシントンDCではホームレス間で症例が拡大しており、当局は学校閉鎖の準備を開始したが、学校給食に頼っている子供たちや学校閉鎖中の子供たちの面倒を看る時間がない保護者をどうするべきか知りたがった。
これらは、パンデミック時のシミュレーション訓練において生じたジレンマのうち2つを取り上げたものであるが、そのほかにも渡航者を感染拡大から守ることや抗ウイルス薬によって生じた重篤な副作用時にどうすべきかについてを含んでいる。
2008.3.17 ベトナム:鳥インフルエンザで11歳の少年死亡reuters-alert
ベトナム北部で11歳の少年が鳥インフルエンザで死亡。今年に入って、5人目の死亡。少年が発症してから1週間経過してからH5N1鳥インフルエンザ感染が確認された。家きんにおける発生が必ずしも大規模でなく家庭単位であることから、鳥インフルエンザの制御を一層困難なものにしている。
2008.3.16 中国:新たな鳥インフルエンザの発生reuters-alert
中国は、Guangzhou市南部の家きん市場において鳥インフルエンザの発生を報告。香港では、当該地域から輸送される家きんの香港搬入禁止を措置。3月13日に確認され、同地では108羽の鳥が死亡し、518羽の鳥を淘汰している。
2008.3.11 ベトナム:国立公園のジャコウネコ4匹、鳥インフルエンザで死亡reuters-alert
国立公園のジャコウネコ4匹が鳥インフルエンザによって死亡。哺乳類のうち稀な種類がH5N1鳥インフルエンザで死亡したという2005年以降、2例目の報告である。
2008.3.10 香港:中国の専門家、鳥インフルエンザが変異の兆候reuters-alert
中国の専門家が、H5N1鳥インフルエンザが変異の兆候を示し、仮に早期の治療が十分に行われない場合ヒトの感染症例をより効率的に死亡させることが可能と発表。呼吸器感染症の専門家Zhong Nanshanは、季節性インフルエンザの流行がピークに達した時点でH5N1感染症例が報告されているときは特に警戒が必要としている。鳥インフルエンザがヒトの近くに出現し、かつ、ヒトのインフルエンザが出現したとき、鳥インフルエンザがヒト・インフルエンザに変異する可能性が上昇する。3月は特に注意と警戒が必要だという。
2008.3.10 エジプト:少年、H5N1鳥インフルエンザに感染CIDRAP
エジプト保健省は、8歳の少年がH5N1鳥インフルエンザに感染し入院したと発表。1週間内では2例目。この8歳の少年は、発熱、呼吸困難及び肺炎で入院し、WHOによってH5N1感染症例と確認された。現在、カイロ病院でオセルタミビル(タミフル)による治療を受けている。
2008.3.10 ベトナム、中国:鳥におけるH5N1鳥インフルエンザの発生CIDRAP
ベトナム獣疫当局は、ベトナム中央部のQuang Tri県で鳥におけるH5N1鳥インフルエンザの発生を報告。この発生によって予防接種を受けていない飼養アヒル600羽のうち90羽が死亡。残りのアヒルも淘汰された。ベトナム農業省によると、この新たな発生によって最近鳥インフルエンザの発生が報告された県は9となり、そのほとんどはベトナム北部である。
3月7日には、ハノイ周辺の農場で鳥インフルエンザが発生し、予防接種を受けていない家きん、アヒル、ガチョウ2000羽を襲った。生き残った鳥もすべて淘汰されている。
中国農業省当局は、今年に入ってからのH5N1鳥インフルエンザの発生報告は12件に上ったと発表。当局者が中国国営放送に語ったところによると、これまでに確認された3件のうち2件はチベット、1件はGuizhou県での発生で、いずれも中国北西部に位置している。中国当局は、春の感染拡大防止作戦と予防接種を発動し、予防接種ワクチンを50億ミリリットル準備している。
2008.3.8 エジプト:エジプト人少年、鳥インフルエンザに感染し、47番目の感染症例へPro−Med)(reuters-alert
エジプト保健省は、鳥インフルエンザ感染鳥と接触したエジプトFayoum県の8歳の少年が、鳥インフルエンザに感染したと発表。2006年以降47番目の感染症例となった。少年は高熱、呼吸困難、肺炎により地方病院に担ぎ込まれた。3月7日にカイロ病院に転送され、タミフルによる治療を受けている。
2008.3.8 香港:発見された死亡鳥からH5N1陽性反応Pro−Med)
香港で発見された死亡した東洋カササギから、H5N1鳥インフルエンザウイルスが検出された。香港農業漁業局は3月7日発行の新聞記事で発表。死亡した鳥は、2月29日に採取されたもので、その鳥は香港ではよくみられる鳥である。
2008.3.8 ベトナム:ハノイにおける鳥インフルエンザの発生Pro−Med)
3月6日、ハノイ獣疫局は、農場の家きんにおける鳥インフルエンザの発生により、Soc Son地区の家きん農場では3,700羽の家きんを淘汰。北部のTuyen Quang県でもSon Duong地区における鳥インフルエンザの発生が報告されている。北部ベトナムでは、12県のうち8県において鳥インフルエンザの大規模発生が見られ、北部でも国レベルでの鳥インフルエンザ流行に曝されている市は、Hai Duong,、Quang Ninh、Ninh Binh、Phu Tho、Nam Dinh、Ha Nam、Tuyen Quang及びHanoiの各市を含む。
2008.3.5 インドネシア:H5N1ウイルスに変異は見られず
インドネシア保健省は、本日、米国内に設置されたWHOラボに2月に提供されたH5N1鳥インフルエンザウイルスには、変異の兆候は見られないと報告。2月22日、米国疾病管理センター(米国CDC)インフルエンザ課長のナンシー・コックスによると、インドネシア保健省は15検体を米国CDCラボ−WHOインフルエンザコラボレーションセンター−に提供された。この検体は2月5日と12日にWHOがH5N1感染症例と確認した2人の患者から採取されたものという。(CIDRAP
2008.3.5 WHO:ヒトにおける鳥インフルエンザ感染症例の状況
WHOは、H5N1感染症例の25歳のエジプト人女性の死亡を確認。カイロ南西部のFayoum県に住むこの女性は、致死的ウイルスが2006年初めに同国に侵入して以来20番目の死亡例である。WHOによると、2003年以降、H5N1感染症例は370、そのうち死亡例が235というのが世界的状況である。
そして、H5N1インフルエンザウイルスは、鳥インフルエンザウイルスのままである。専門家は、H5N1ウイルスについて、ヒトからヒトへの効率的感染能力を得るような変異、すなわちパンデミックの引き金になる進化を遂げていないかどうかの兆候を示していないか監視を続けている。(reuters-alert
2008.3.5 エジプト:2つの新たなH5N1感染症例
WHOは、本日、11歳のエジプト人少年がH5N1鳥インフルエンザの感染により入院、医療監視下に置かれていることを公表。WHOがH5N1感染症例の25歳のエジプト人女性の死亡を公表した次の日のことである。WHO発表によると、少年はカイロ北部のメノフィア行政区出身で、2月25日にインフルエンザ様症状で入院、エジプト中央公衆衛生研究所及びカイロの米国海軍医学研究ユニット3により検体検査ではH5N1ウイルス陽性であった。(CIDRAP
2008.3.5 インドネシア:H5N1ウイルス、変異の兆候なし
先月、インドネシアがWHOラボに提供した鳥インフルエンザウイルスを検査した結果、いかなる変異の兆候も見られなかったと発表。数百万人を死に至らしめるパンデミックの始まりを意味するヒトからヒトへのより効率的な感染力を得る変異をしたかどうかを確認するために、H5N1ウイルスを提供し、それを分析する必要がある。(reuters-alert
2008.3.4 エジプト:鳥インフルエンザで女性死亡、同国20人目
25歳のエジプト人女性が鳥インフルエンザで死亡。2006年初めに致死的ウイルスが同国に到達して以来20人目の死亡例である。別の報告では、Menoufi県ナイルデルタ地域出身の11歳の少年が2月26日に地方の病院入院後に鳥インフルエンザ検査陽性となったという。この2例を含む46の感染症例がこの2年間に報告され、その半数以上は回復している。この2例とも病鶏との接触があった。(reuters-alert
2008.3.4 エジプト:鳥インフルエンザ感染症例
2月29日、国家鳥インフルエンザ対策委員会(議長 国土農業相)は、2008年に入って1つの感染症例しか検知されていないと言及。感染症例はMenyaで治療を受けている。同国では、2007年は44の感染症例が報告されている。(Pro−Med)
2008.3.3 エジプト:新たなH5N1感染症例で合計45症例に達する
3月1日のエジプト保健省によると、重篤な呼吸器症状を伴って入院した25歳女性がH5N1鳥インフルエンザに感染していたと発表。ロイター通信によると、この女性の検体検査ではH5N1ウイルス陽性であった。仮に、女性の症状がWHOによってH5N1感染症例と確認された場合、同国45番目の症例となる。女性は、Fayoum県から53マイル離れた首都カイロ市内の病院に搬送され、オセルタミビル(タミフル)ンによる治療を受けている。女性は高熱と左右両方の肺の炎症を起こしているという。感染源は現在のところ不明。(CIDRAP
2008.3.2 GSK:鳥インフルエンザワクチン、広範囲での交差防御
GlaxoSmithKline社は、H5N1鳥インフルエンザからヒトを守るために開発されたワクチンが、そのほかのインフルエンザウイルスの亜型に効果がある可能性があると発表。香港、シンガポール、台湾、タイにおける1,206人に対する治験では、そのワクチンは、ベトナム株であるH5N1鳥インフルエンザウイルスだけでなく、インドネシア株のウイルスをも中和させる抗体を生成した。(reuters-alert
2008.3.1 エジプト:鳥インフルエンザ検査陽性の女性
25歳のエジプト人女性、鳥インフルエンザ検査結果が陽性となり、エジプトでの45番目の感染症例となったと国営放送が報道。この女性は、抗ウイルス薬タミフルで治療を受け、Fayoum県からカイロに移送された。高熱に苦しみ、肺は燃えつくような状態であることから、人工呼吸器を装着し、医療観察下にあるという。今週月曜日には、4歳の女児が鳥インフルエンザ検査で陽性であった。4人のエジプト人女性が昨年12月に死亡。エジプトでは5ヶ月の間、ヒトでの感染症例の新たな発生は止まっていたが、その死によってその継続は潰えた。そして、2006年初めにエジプトでのH5N1鳥インフルエンザが出現してから19人ものエジプト人が死亡している。(reuters-alert
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2008.2.29 英国:死亡ガチョウから鳥インフルエンザ
死亡ガチョウからH5N1鳥インフルエンザ株が検出されたと、政府科学関係者が公表。死骸はDorset市の鳥獣保護区から1km離れたところで発見された。Dorset市は鳥インフルエンザに感染したハクチョウが多数発見されている。同地域では、家きんの移動制限が実施されている。(Pro−Med)
2008.2.27 WHO:中国での鳥インフルエンザ死亡例におけるヒト−ヒト感染は認められず
WHOは、今年、H5N1感染症で死亡した3人の中国人は病鶏との接触があったと発表。ヒト−ヒト感染の証拠はないと加えた。(reuters-alert
2008.2.27 米国:連邦免疫指導委員会(ACIP)、すべての子どもにインフルエンザ予防接種を
ACIPは、本日、学齢期にある子どもたちすべてに対してインフルエンザ予防接種を行うよう勧告した。これにより、対象となる子どもはおよそ3千万人となる。(CIDRAP
2008.2.26 中国、パキスタン、ベトナム:鳥インフルエンザ警戒
中国、パキスタン、ベトナムでは、家きんにおける鳥インフルエンザの発生が報告された。中国で1人、隣国のベトナムで1人の計2人の死亡例が発生した次の日のことである。専門家は、H5N1鳥インフルエンザウイルスが変異することにより、あるいは季節性インフルエンザウイルスとの遺伝子再集合することにより、パンデミックを引き起こすることを懸念している。世界最大数の家きんが存在し、数億人の農場従業者をかかえる中国は、鳥インフルエンザとの地球規模の激闘において極めて重要な位置づけをされている。(reuters-alert
2008.2.26 パキスタン:2月における4番目の鳥インフルエンザの発生
パキスタン当局は、家きんにおける新たなH5N1鳥インフルエンザの発生を報告。南アジア諸国では2月における4番目の発生である。発生は同国最大の都市カラチで、今月初めに既に2つの発生例が報告されたところである。(reuters-alert
2008.2.26 中国:家きんにおける新たな鳥インフルエンザの発生
今週月曜日、中国南西部Guizhou県の家きんにおける鳥インフルエンザの発生が報告された。同じ日、同じ南部地域において鳥インフルエンザ感染症例の女性の死亡。鳥インフルエンザの発生が確認された最初はZunyi市で、2月17日のことである。3,993羽が死亡したことから、拡大防止のため23万8千羽の家きんの淘汰を始めた。(reuters-alert
2008.2.25 エジプト:少女、鳥インフルエンザ検査陽性
今週月曜日、エジプトの4歳の少女が鳥インフルエンザ検査陽性であったことが公表された。アラブ世界では最も人口が多いこの国における44番目の感染症例となる。エジプト保健省担当者は、この少女は抗ウイルス薬タミフルを投与され、Minya県から首都カイロの病院に移送された。(reuters-alert
2008.2.25 中国:鳥インフルエンザ死亡例、病鶏を食していた
中国南部のGuangdong県に住む女性はH5N1鳥インフルエンザにより死亡。この女性は、庭で飼っていた家きんを食べたとされている。香港当局は、最も可能性のある感染経路は飼養していた病鶏であり、これを;感染源として鳥インフルエンザに罹患した、としている。(reuters-alert
2008.2.25 中国:Guangdong県の女性、鳥インフルエンザ疑い例
中国南部の女性が、H5N1鳥インフルエンザに感染した疑いがあると、香港政府当局が発表。中国では、先週、昨年来3人目のH5N1死亡例が報告されたばかり。(reuters-alert
2008.2.22 米国:FDA、2008/2009シーズンのインフルエンザワクチンの徹底的見直しを勧奨
現在多くの人に感染しているインフルエンザウイルスの多くは、今シーズンのワクチンに合致しておらず、米国食品医薬品局の検討委員会は、昨日、来シーズンのワクチンについては、今シーズンに使用されたワクチンの3種の構成に代え、新たなインフルエンザウイルス株を使用するよう勧告した。ワクチンを構成するウイルス株3株のうち1〜2の株を代えることは通常のことだが、3株とも代えるのは前例がないと、米国疾病管理センター(米国CDC)インフルエンザ課長のナンシー・コックスはいう。(CIDRAP
2008.2.22 インドネシア:鳥インフルエンザの検体の提供再開
インドネシアは、ワクチンの入手が容易になったことを受けて、鳥インフルエンザの検体をWHOに提供することを再開した。
インドネシアは昨年8月から鳥インフルエンザの検体の提供を停止しており、先進国及び製薬企業から、これら検体から生産されるワクチンの入手を容易にする保証を求めていた。(reuters-alert
2008.2.21 WHO:鳥インフルエンザが地球規模で拡大
H5N1高病原性鳥インフルエンザの発生は、2003年のアジアで始まった。H5N1ウイルス及びその拡大に関する知見を次に掲げる。
・2003年以降、およそ60の国と地域に拡大(WHO)
・2003年以降、231人の死亡例と死亡例の発生国は13
・2003年以降、365人の感染症例が報告され、その多くは子ども及び若年層
・ベトナム及びインドネシアが感染症例が最も多く、死亡例は155
・H5N1は、科学的には目新しいものではなく、公式には1959年のスコットランドでの発生にさかのぼる
・鳥インフルエンザは、H5N1だけではない(reuters-alert
2008.2.20 インドネシア:大統領、鳥インフルエンザウイルスの公平な共有を要請
その他の国々が、公正で公平な枠組みの中で合意するのならば、インドネシアは鳥インフルエンザの検体を提供を再開する用意がある。(reuters-alert
2008.2.19 タイ:蚊から鳥インフルエンザ
2005年10月にタイ中央部で高病原性鳥インフルエンザが発生した家きん農場で集められた蚊を検査したところ、H5N1ウイルスの陽性反応が出た。しかしながら、蚊−ヒト感染については研究されていないことから、さらなる研究が必要。(Pro-Med
2008.2.19 ベトナム:死亡家きんが、鳥インフルエンザ発生の可能性を警告する
ベトナム北部では、死亡家きんが川や小川で確認され、長く寒い季節における新たな鳥インフルエンザの発生の可能性の兆候と、当局は話す。(reuters-alert
2008.2.19 中国:チベットにおいて新たな鳥インフルエンザ
中国は、チベットの家きんにおける鳥インフルエンザの発生を報告。ヒマラヤ地区において、ここ2週間で2例目である。(reuters-alert
2008.2.16 パキスタン:North West Frontier県において新たに鳥インフルエンザ
パキスタン当局は、最近H5N1感染による最初の死亡例が発生した同国北西部でH5N1鳥インフルエンザの発生を確認。(reuters-alert
2008.2.15 国連:ドミニカに闘鶏禁止の要請
国連食糧農業機関は、カリブ海諸国での鳥インフルエンザ拡大防止のため、ドミニカ共和国に対して闘鶏禁止の要請をした。(reuters-alert
2008.2.15 ベトナム:H5N1感染症例の死亡者が50に達する
ベトナム保健省は、H5N1鳥インフルエンザ陽性だった27歳の男性が昨夜死亡したと発表。(CIDRAP)
2008.2.14 ベトナム:新たに2つのH5N1感染症例、1人死亡
ベトナム保健省は、2つのH5N1感染症例を発表。2症例とも、同国北部県で発生。メディア報告によると、40歳の感染症例は死亡。(CIDRAP)
2008.2.14 ベトナム:鳥インフルエンザによる今年2人目の犠牲者
病鳥を食べて鳥インフルエンザに感染したとされている40歳のベトナム人男性が死亡したとのメディア発表。(reuters-alert
2008.2.13 香港:鳥インフルエンザ発生の懸念により市場を消毒
香港保健当局者は、鳥インフルエンザによる死亡疑い鳥の発見により、2つの食糧市場全体を消毒した。(reuters-alert)
2008.2.12 ラオス:鳥インフルエンザの発生
ラオス農業省当局は、同国北西部の県で、家きんにおけるH5N1鳥インフルエンザの発生を報告。およそ1年ぶりの発生。(CIDRAP)
2008.2.11 ナイジェリア:55の地方行政地区が鳥インフルエンザの影響
ナイジェリア政府当局者は、統計上、2007年2月からこれまでに、55以上の地方行政地区とAbujaに鳥インフルエンザが拡大したと発表。(Pro-Med
2008.2.9 ウクライナ:鳥インフルエンザの再発生
高病原性鳥インフルエンザウイルスが、クリミアで見つかった。Chernmorskoe地区Kirovskoe村で、雌鶏2羽と雄鶏1羽の死体が民家の裏庭から発見され、これら3羽とさらに見つかった雄鶏・雌鶏それぞれ2羽の検体の遺伝子からH5亜型ウイルスが検出された。(Pro-Med
2008.2.8 米国:今シーズンのワクチンは、(現在流行の)B型インフルエンザウイルスに不合致
米国疾病管理センター(米国CDC)は、流行中のB型インフルエンザウイルスはこれまで検査した結果、今シーズンのワクチン株に合致しないと発表。3つのワクチン株のうち2つが”的はずれ”だった。(CIDRAP
2008.2.7 欧州:タミフル耐性ウイルス、増加
欧州連合保健当局は、欧州で主流のインフルエンザウイルス亜型において、オセルタミビル(タミフル)耐性の割合が増加していると報告。これまでに分離されたウイルスに見られる割合では、実際の状況に影響しないとしている。これまでに分離されたH1N1インフルエンザウイルスのうち20%(151/755)はタミフル耐性に関連した変異を示した。前週では14%(59/437)であった。
最も割合の高いのはノルウェーの63%(42/66)。前週の72%から減少したが、それでもフランス(39%(81/208))の2倍。ドイツは8.5%、連合王国は6.6%。
米国では、8.4%(WHO)。カナダでは6.3%。豪州では5.6%(WHO)、香港では7.5%(WHO)だった。他国に比較して多量に使用している日本では耐性ウイルスは報告されていない。(CIDRAP
2008.2.6 米国:インフルエンザワクチンに合致しないウイルス株が見られる
米国疾病管理センター(米国CDC)のサーベイランスデータによると、分離されたインフルエンザウイルスの23%が、今シーズンのワクチンに含まれていないウイルス株に属することがわかった。(CIDRAP)
2008.2.5 バングラディッシュ・パキスタン:H5N1鳥インフルエンザの新たな発生
バングラディッシュ家畜衛生当局は、H5N1鳥インフルエンザの発生は同国64地区のうち35地区となったと発表。
インド当局は、構成地区の半分以上の地区で鳥インフルエンザが発生した西ベンガル州の全州規模の家きん流通禁止を発動。
パキスタンでは、国際獣疫事務局からの報告によると、カラチ近郊の2つの農場で新たにH5N1鳥インフルエンザが発生。2つの農場では最近4週間で家きん4,180羽死亡し、残る7,518羽も淘汰された。
ブルガリアでは同国北東部のShumen県で狩りの際に撃たれたアヒルからH7高病原性鳥インフルエンザが検出されたと報告。(CIDRAP)
2008.2.5 エジプト:2008年初頭以降、鳥インフルエンザの感染率が40%減少
エジプト政府の一機関、鳥インフルエンザ対策最高会議は、2月2日、メディアによる啓発活動とワクチン接種により2008年初頭から、農場および庭先で飼養している家きんの鳥インフルエンザ感染率が、平均40%減少したと発表。(reuters-alert
2008.2.5 トルコ:鳥インフルエンザへの脅威から、3つの村を検疫
トルコ北西部の3つの村が検疫下に入った。当局は、予備検査により死亡した家きんが鳥インフルエンザに感染した可能性があるため、家きんの淘汰を始めた。(reuters-alert
2005.2.5 パキスタン:家きん従業者、鳥インフルエンザ感染の可能性
パキスタン保健省報道官は、致死的H5N1鳥インフルエンザが検知された農場の従事者12人が鳥インフルエンザ感染の有無を検査中であると発表。(reuters-alert
2008.2.4 パキスタン:当局、鳥インフルエンザ対策開始
隣国インドの一部で拡大した鳥インフルエンザの流行に対して、パキスタン保健省は、大がかりな予防策を取り始めた。(reuters-alert
2008.2.4 フィリピン:米国の州からの家きん輸入を禁止
フィリピンは、米国の2州からの家きん輸入を禁止した。鳥インフルエンザ感染の懸念があるためで、世界貿易機関(WTO)に派遣されたフィリピン担当官が発表。(reuters-alert
2008.2.3 トルコ:家きんにおける鳥インフルエンザ検知
トルコ北部で死亡した家きんから、先月後半に鳥インフルエンザウイルスが検出された。それに先立ち、感染疑い例があったことから、既に淘汰を始めていた。(reuters-alert
2008.2.1 WHO:米国とカナダで、タミフル耐性インフルエンザが報告される
米国及びカナダ、さらに欧州で主として流行する季節性インフルエンザウイルスに、タミフルに対する高い耐性が見られた。ヒトにおける鳥インフルエンザ・パンデミック時のその潜在的効力に疑問が投げかけられている。(reuters-alert
2008.2.1 タイ:国内の県で、新たな鳥インフルエンザ発生を確認
タイ農業省担当官は、タイ北部の県でH5N1鳥インフルエンザウイルスが検出されたと発表。(reuters-alert
2008.2.1 インドネシア:H5N1による死亡者は102へ
今週、インドネシアでは更に2人が、H5N1により死亡。同国では124感染症例のうち死亡は102。(CIDRAP)
2008.2.1 欧州:9カ国においてタミフル耐性ウイルス
欧州連合当局者は、昨日、季節性インフルエンザウイルスの3つの型のうち一つにおいて、オセルタミビル(タミフル)への耐性を示していると報告、さらに、このことは耐性ウイルスの変異型が広がっていることを示す明らかな兆候であるとした。昨日、欧州疾病管理センター(欧州CDC)により発行された報告書によると、耐性変異型のH1N1インフルエンザウイルスは、これまで分離・検査された欧州19カ国からのH1N1ウイルス437検体のうち59検体(14%)に上った。欧州サーベイランスによると、これらの変異型は19カ国のうち9カ国で見られた。(CIDRAP)
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2008年1月
2008.1.31 研究:学校レベルでのインフルエンザワクチン接種が費用対効果あり
数州における調査では、学校レベルでのワクチン接種は、学校年齢の児童生徒及びその家族のインフルエンザ予防において費用対効果となりうることが示された。(CIDRAP
2008.1.30 サウジアラビア、チベットでH5N1鳥インフルエンザ発生
サウジアラビア、チベットの当局者は、昨日、新たなH5N1鳥インフルエンザ発生を報告した。インドでは、カルカッタからH5N1ウイルスを駆逐中。バングラディッシュでは更に一地区でH5N1鳥インフルエンザ発生が報告された。(原文CIDRAP
2008.1.29 欧州における季節性インフルエンザにタミフル耐性
欧州おいて今シーズン流行しているインフルエンザH1N1ウイルスに、抗ウイルス薬「オセルタミビル」への耐性の兆候が見られたと、欧州疾病管理センター(欧州CDC)の報告があった。(CIDRAP
2008.1.28 H5N1鳥インフルエンザ、インドおよびバングラディッシュにおいて拡大
インド当局は、西ベンガル州におけるH5N1鳥インフルエンザが13地域から19地域に拡大したことを発表。隣国バングラディッシュでも、家きんにおけるH5N1鳥インフルエンザが国の半分近い地域で発生した。
一方、タイ当局は、Phichit県北部の村でもH5N1鳥インフルエンザが発生したと発表、今年に入って2例目の発生。さらに、英国ではDorset郡の6羽のコブハクチョウの検体からH5N1ウイルスが検出されたと発表。(原文CIDRAP
2008.1.28 インドネシアで更に4つのH5N1感染症例:同国の死亡数はついに100に達する
インドネシア当局は、新たに4つのH5N1感染症例を報告した。うち2症例は死亡した。同国の死亡者は100に達した。(CIDRAP
2008.1.25 カンボジアの研究が臨床症状がないH5N1症例の存在を示唆
今週開催された国際鳥インフルエンザ会議(バンコク市)によると、カンボジアにおける最近の研究では、H5N1鳥インフルエンザに感染しても軽症又は無症状であったため探知されない症例があることを示唆している。カンボジアの研究者はH5N1ウイルスに暴露した2つの村の住民674人を検査したところ、うち7人(全員4-18歳)から過去に感染したことを示す抗体が検出されたと報告。(CIDRAP
2008.1.25 1918年パンデミックにおける非医学的対策を支持
1918年パンデミックにおいて実施された非医学的対策に関する2007年研究の報告者が、ジョン・M・バリー(歴史学者:著書「ザ・グレート・インフルエンザ」)からの批判に対して、スペインインフルエンザにおいてニューヨーク市が隔離と検疫を実施した明確な証拠があると主張した。過去の報告の分析によって、米国43都市において隔離・集会の禁止などの非医学的介入を早期から実施したことで、命を救えたことが示されたという。(CIDRAP
2008.1.24 米国CDCの勧告にもかかわらず、既に古いタイプのインフルエンザ薬を依然として使用
最近の調査では、ウイルス耐性により使用を避けるよう連邦政府から警告が発せられていたにもかかわらず、前シーズンにおいて一般内科医のおよそ4分の1は、古いタイプのインフルエンザ薬を処方していたものと見られる。調査では、06/07インフルエンザシーズン中、4州の730人の内科医の26.4%が、インフルエンザ薬のアマンタジンあるいはリマンタジンを処方していたと報告。米国CDCは、2006年1月、流行中のA型インフルエンザにおける高率のウイルス耐性を理由として内科医に対して使用差し控えの勧告を発していた。(CIDRAP
2008.1.16 H5N1感染症例の25%が感染源不明
H5N1感染症例の少なくとも25%について、どのような経路でウイルスに暴露したのか不明のままであることが、WHO主催の専門家パネルで報告された。H5N1感染症例の4分の1あるいはそれ以上について感染源が明確でなく、環境−ヒト感染の可能性もあると報告している。(CIDRAP
2008.1.3 WHO:パキスタンでのH5N1の解析によると、危険な変異はしていない
WHO当局者によるとパキスタンで死亡した男性からのH5N1検体に対する一連の遺伝子的検査では、当該ウイルスは効率的感染能力を持っていないことがわかった。(CIDRAP
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