青森市のユリノキ     11月13日

現在市内には24ヶ所で100本以上のユリノキが植栽されています。
(長島4丁目、青い森公園、平和公園、富田通り、その他小公園)
その中で最も古いのは合浦公園の推定樹齢58年の樹ですが、13日の調査では梢頭部が剪定されていて樹高が8mよりなく、直径も73cmでいずれも市内長島のユリノキが大きい。

...下・市内長島4丁目、右・合浦公園

市内長島のユリノキ :平成11年10月4日
今生天皇のご成婚を記念して昭和35年に植栽したものです。
樹齢=38年.胸高直径=85cm.樹高=18m
右が南側から撮ったもので、上が中央大橋からの展望です。

其の葉 :左平成10年8月29日・右平成10年11月16日
和名ハンテンボクの由来は、葉の形が着物の上に羽織って着る半纏に似ているからです。
上の写真をご覧下さい。半纏に実によく似ていて、数多い樹木の中でも特異な形です。

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其の花:平成10年6月16日

英名のtuliptreeに相応しい花の形です。
樹冠の上の方で咲くので花に気付く人は少ないものです。
ある研究者の調査によると「蜜の分泌量が最高の花」であるといわれています。

●_原産地は北アメリカ東部(下図)です。日本には明治初期に公園樹として移入されました。
当時の木は新宿御苑に現存しており、街路樹で日本一美しいと有名な迎賓館前の並木は この新宿御苑の2代目で、そろそろ90年生になろうとしています。
迎賓館前庭の芝生には、その並木からタネが飛んで稚樹が時々生える事があります。
市内長島の樹は、未だ40年生に満たないのですが、この迎賓館前の樹より遙かに大きく育っています。
分布、形態、用途等は下記の英文(「TREE yearbook of agricu- lture」より引用) の通りですが、 この他の用途としては、アメリカ・インデアンがカヌーを作ったほか、 西部劇に登場する幌馬車の車輪にも利用されたようです。
また、花が蜜源としても大変優れており、新宿の養蜂家はこの街路樹の 花期に期待をかけていました。

YELLOW-POPLAR, Liriodendron tulipilera L. (tuliptree, whitewood, white-poplar,tulipwood, hickory-poplar, poplar). Large tree (the tallest eastern hardwood) of eastern third of Bark brown, becoming thick and deeply furrowed. Leaves of unusual sqiarish shape with broad, slightly notched or nearly straight apex and 2 or 3 lobes on eachside, 3 to 6 inches long, long and broad, shiny dark green above and pale green beneath. Flowers large and showy,tulip-shaped,1.5 to 2 inches in diameter, greenish and orange in spring
Fruit conelike,2.5 to 3 inches long, 0.5 inch thick. Principal uses: Furniture (solid and veneer), boxes and crates, interior finish, siding,fixtures, radio cabinets, musical instruments, and caskets. Pulpwood. Ornamental and shade tree.
State tree of Indiana and Kentucky.

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その他詳しくは「ユリノキという木」 <魅せられた樹の博物誌> 著者毛藤勤治
発行年月日1989.12.15定価\1800発行所アポック社をご覧下さい。
外国のサイトではThe Tulip Tree をご覧下さい。