追悼・ライサ元ソ連大統領夫人

想い出の記念植樹  平成3年4月18日


フォト 6.1 平成 3 年 P.26

NHK.TV ニュース' 91.4.1.PM12

記念植樹はソ連大統領夫妻を迎賓館主庭に迎えて予定より1時間遅れの9時52分から行われた。
早朝の連絡では、来日2日間(16.17日)のハードスケジュールでライサ夫人がお疲れになり、
出席が危ぶまれていのだった。実際、植樹行事以外は全ての日程がキャンセルされた。
(二枚の写真にサイト・オナーが写っています)

植樹を終えた夫人が、慈しむかのように小枝に手を添えて、海部総理に語った言葉が今でも聞こえて くるような気がする。 「ソ連では、この樹で聖母像を造ります。花はお茶にして飲むのですよ」 夫妻が植栽された樹種は、シューベルトの歌曲「菩提樹」に登場するリンデンバウムの近縁種である、 フユボダイジュ(Tilia cordata Mill)で、モスクワはもちろん夏蒸し暑い東京でも生育できる ことから10種にのぼる候補樹種の中から、最終的に選定されたのでした。


NHK.TV ニュース' 99.9.24.

NHK.TV ニュース' 99.9.24.


 
             ライサ・マクシモヴナ・ゴルバチョヴァ
              Raisa Maksimovna Gorbacheva

             生  年:1932年1月5日  没 年:1999年9月20日
             出生地:ウルタイスキー地方ルブツォフスク市
             学  歴:モスクワ国立大学哲学科卒業
             職 歴:ソ連文化基金幹部会員、上級教育機関教員
      
   


● 東奥日報21・22・23日朝刊より関連記事を転載。


【モスクワ22日共同】

ゴルバチョフ元ソ連大統領夫人で急性白皿病で20日死去したライサさんと国民の
告別式が22日、モスクワのロシア文化基金会館て行われた。

 旧ソ連崩壊で生活苦を経験した人々には、元大統領夫妻の責任を問う声が依然
根強いが、この日は、近くの地下鉄駅から長蛇の列が会館を取り巻き、市民らが
ソ連で最初で最後の大統領夫人に別れを告げた。

 告別式は大統領府により国葬に準ずる形式がとられた。 初めにプチン首相がゴ
ルパチョフ氏に長い慰めの言葉をかけた後、市民がひつぎの横をゆっくりと通り
過ぎながら花をささげた。

 式場には、ベレストロイカ外交の花形たったライサさんがはほ笑む写真が飾られ、
ゴルバチョフ氏が青ざめた表情で、参列した人々を見守った。
エリツィンロシア大統領のナイナ夫人も式場を訪れたが、大統領府は、政敵だった
エリツィン大統領の告別式出席について「情報はない」と速べた。

 夫人の遺体は23日、肉親らによる葬儀の後、モスクワのノボデビチ墓地に埋葬さ
れる。 ドイツのコール前首相らが参列する。


【モスクワ21日共同】

「彼が側にいる間は・・・」。
21日付けロシア紙イズベスチャは、ゴルバチョフ元ソ連大統領夫人で20日に死亡した
ライサさんの最後の言葉を伝えた。ライサさんは死去のほぼ一週間前から意識を失ったまま。
一度だけ数分間目を覚まし、病室に付き添うゴルバチョフ氏を見て語り出したが、言い終わ
らないうちに言葉が途切れたという。

【モスクワ20日共同】

ゴルバチョフ財団によると、ゴルバチョフ元ソ連大統領(68)の夫人ライサさんが20日、急性白血
病のため入院先のドイツ北西部ミュンスターの大学付属病院で、死去した。67歳だった。

 ライサさんは7月25日に同病院に入院、 ゴルバチョフ氏も闘病の夫人に付き添っていた。
夫人の遺体は21日、ロノア政府が用意した特別機て元大統領とともに帰国する。

 旧ソ連の歴代指導者の夫人か表舞台に出ることは少なかったが、ライサさんは「ベレストロイ
カ(改革)」外交を推進したゴルバチョフ氏とともに「ファーストレディ−」として積極的に外
遊に同行。洗練された立ち居振る舞いで西側の注目を集めソ連の対外的なイメージを大きく変えた。

 ライサさんの急性白皿病については、カザフスタンのセミパラチノスク核実験場から百`のロノ
ア南部ルプツォフスクで生まれ育ったことが関係しているとの報道もある。事実とすれば、冷戦終
結に貢献した夫人は核開発競争の犠牲者でもあったことになる。 

1991年4月にはソ連大統領として初訪日したゴルバチョフ氏に同伴、軽妙なユーモアとほほ笑
みで日本人に好印象を与えた半面、従来のカラを破り社会の前面に出た生き方には国内で批判も。
 
鉄道建設作業員の家庭に生まれたライサさんは、モスクワ大学哲学部時代に同大法学部在学中の
ゴルバチョフ氏と知り合い53年に学生結婚。卒業後、夫の郷里のスタブロポリ地方で教師をして
いたこともある。