挿し木に挑戦
バラの団子挿し




■全滅の過去
2001年の初冬、わたしは生まれて初めて「だめもと」で挿し木をしてみました。挿し木したのは、

1 届いたばかりの大苗をポットに植え付ける際、枝を三十センチぐらいにカットした残り
2 雪対応のため短く切り詰めた修景バラ
の二種類でした。作った挿し穂(というような結構なものではない)は全部で三十本ぐらい。バーミキュライト主体の用土に挿して暖かい(家中どこも暖かい)室内に置きました。

するとすぐさま、大苗の芽が華々しく展開しはじめたのです。しかしこれは素人目にも、根っこが出たわけではなく、単に室内の暖かさに反応しただけだとわかりました。実際、すぐにみな枯れてしまいました。

修景バラのなかには4、5ヶ月近く茎が緑のままがんばったものもありました。しかし結局、根っこはまったく出ていませんでした。

この経験は「だめもと」などという生やさしいものではありませんでした。何カ月にも及ぶ水の世話は相当な負担でしたし(春のギリシャ旅行中の世話は、ずっと「人間1」がやってくれました)、じりじりと枯れていくのを見続けるのも楽しい経験ではありませんでした。こんなことなら新しく苗を買った方がはるかにいいと思いました。

こうして私は、挿し木はもう二度とやるまいと心に誓ったのす。

■バラ会の講習会
ところが2002年6月、市の公報を見ていたら、青森バラ会主催「バラの挿し木講習会」があるというではありませんか。仕事も忙しかったのでどうしようかと悩んだのですが、当日、思い切って出かけてみました(あの決意はどこに行った?^^;)

そこで教えていただいたのが、「バラの団子挿し」です。講師の方によれば、これで九十パーセントは活着するとのこと。実際、その方法はいかにも成功しそうで、「なるほどバーミキュライトに突っ込んだだけではだめだわなぁ」と深く納得させられました。

さっそくその方法でやってみたところ、わたしは7本挿して3本成功しました。成功率が0パーセントから40パーセントほどに跳ね上がったわけですから、これは素晴らしい成果と申せましょう^^;

このσ(^^;)で四割打者なら、挿し穂の選び方など言外の微妙なコツをお持ちのバラ会の方なら、90パーセントは誇張ではないと思いました。

以下、その方法をご紹介いたします。

■団子挿しの方法
準備するもの
1 赤玉土の粉またはロックウール
2 バーミキュライト
3 プランター
4 挿し穂
赤玉土の粉は、片手いっぱい作れば7、8本も挿せると思います。ビニール袋に入れて、すりこぎみたいなものでテレビでも見ながらゆっくり粉にすればよいそうです。

講習参加者は、帰りにスーパーの小型のビニール袋に少しずつロックウールをもらいました。これだけあれば十五本ぐらいは挿せそう(^^)

赤玉土の粉またはロックウールを使う理由は、「無菌だから」だそうです。

*挿し穂の準備および調整

挿し木用の枝は切ったら必ず一時間ぐらい水揚げしておく。
挿し穂の長さは3節程度。下は必ず葉の付け根で切る


*団子に挿す

土団子(耳たぶぐらいの堅さに水でまとめる)またはロックウール(水に浸す)を、直径2センチぐらいの洋梨型につけしっかりと握る。

*挿し床

プランターにバーミキュライトを七分目ほど入れ、その上に挿し穂を置き、バーミキュライトで一段目の葉の付け根が隠れる位まで覆う。

*管理

挿し木が終了したら十分水をかけ、半日陰の暖かい場所に置く。
一日一回は水をかける。(発根するまで。新芽が伸びてきたら発根した証拠。)
新芽が伸びてきたら日当たりに出し、1000倍に薄めた液肥を週一回程度与える。
六月に挿し木したものは(梅雨刺しというらしい)九月初旬に鉢あげする。


■団子挿しにチャレンジ!
さっそく六月下旬、挿し木にチャレンジしてみました。
・ミニバラ Rise'n Shine  1
・修景バラ ノアシュネー  2
・修景バラ ノアメル 4
合計七本です。枝の先っぽをちょんと切りました。うち四本はまもなく枯れてしまいましたが、残ったのは上記のバラが各一本ずつ。(実は、Rise'n Shine とノアメルはそれぞれ友だちから希望があって挿し木しました。大好きなノアシュネーは自分のためにやりました。結果的にいずれも一本ずつ成功して、めでたしめでたし(^^)v)

右の写真は、元気に葉っぱを展開している三本のバラです。




鉢あげのために掘り出したもの。こんなにりっぱに根っこが出ていて感激しました。

洋梨型のロックウールが見えるでしょうか。

洋梨付きのまま植え付けます。





これがほんとの団子三兄弟(古すぎ(--;))



なんと修景ばらノアシュネーは、鉢あげする前から蕾をつけてくれました(上の写真では真ん中。先っぽに蕾が見えるでしょうか)

常識的には摘蕾するところでしょうが、根っこが元気みたいだし、この際だから咲いてもらおうと思っています(^.^)

昨年から今年の春にかけて経験した、乾燥する室内での挿し木と違い、外での梅雨刺しはほとんど手間いらずでした。いや〜、挿し木って、成功するとけっこう楽しいもんですね(^^)

ミニチュアローズや修景バラが簡単なのだそうですが、一般のバラでも使えるそうです。好きなバラを増やしたいということがあったら、ぜひ一度おためしください。

【追記 2003.2.12】 団子挿し資材のロックウール&赤玉粉について

YoYoさんより、次の情報をいただきました。

1 ロックウールは東急ハンズ園芸コーナーなどで手頃な
  分量で入手できそう。

2 赤玉粉は、(すりつぶさなくても)、赤玉をふるい、できればさらに
  茶こしを通せば、きれいな粉ができる。

YoYoさんご自身は「赤玉粉+発根促進剤」をこねこねするのがお気に入り
だそうです(^^)



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