DRCSC
ここでは、私たちが交流しているDevelopment Research Communication and Services Centre (DRCSC)についてお話しします。
と言っても私もまだ少ししか知らないので徐々に正確かつ豊富にしていきます。
DRCSCは、インドの西ベンガル 州、カルカッタの西北の一帯、特に少数民族の農村で「環境保全型の持続可能な住民参加による農村開発」に取り組んでいる開発NGOです。NGDO: Non Governmental Development Organisationとして登録されており、その活動領域はインド国内のみならず南・東南アジアの農村地域へも広がり、他のPOや開発NGOと連携を とりながら活動しています。日本のNGO活動推進センター(Japanese NGO Center for International Cooperation:JANIC)の方とも知り合いで、一緒に仕事をしたこともあるようです。

代表のA.チャタジー(Chatterjee)氏は、農業を専門とし、インドの大学を卒業して以来、 もっぱら南アジアの農村で農業を中心とした領域で活動してきています。 


DRCSCは前述したように「環境保全型の持続可能な住民参加による農村開発」を目ざしてい る開発NGOです。私が注目したのは、 何よりもロバート・チェンバースによって開発されたその「住民参加」の手法です。(ここに興味のある方は、国際協力ジャーナル社出版、PLA編『続・入門 社会開発』をお読みください。)

開発は、住民の参加なくしてはありえません。では、住民が参加する、参加しているとはどうい うことな のか、住民参加による開発の現場、様子を実際に見てみたいという思いがつよくなりました。このようなぶしつけな私の希望をDRCSCはいとも好意的に受け 入れてくれ、その活動プロジェクトの「見学旅行」実現してくれました。

開発は、住民の参加なくしてはありえません。では、住民が参加する、参加しているとはどうい うことな のか、住民参加による開発の現場、様子を実際に見てみたいという思いがつよくなりました。このようなぶしつけな私の希望をDRCSCはいとも好意的に受け 入れてくれ、その活動プロジェクトの「見学旅行」実現してくれました。

現在、手がけているプロジェクトには以下のようなものがあります。

 ・協力体制をとっている他の開発NGOのとプロジェクト運営(名称 のcommunicationに示されています。)

 ・農村開発に関る指導者(social worker)の訓練

 ・農民の訓練・ワークショップの開催

 ・家庭菜園の紹介(葉を食べるもの、実を食べるもの、根菜類、蔓に なるもの、豆類など5種類くらいの野菜を一つの畑に植える、同時に香草も混ぜて植える。例:キャベツ、なす、トマト、蔓紫、大豆、ニンジン、唐辛子、ミン ト、マリーゴールドなどの混植)

換金作物を耕作し現金収入をはかることも大切ですが、家の周辺にある ちょっとした土地を利用して家庭用の野菜を栽培することはとても重要です。

 ・米銀行(農民一人あたり1キロの米を供出し一ヶ所にまとめて保 存。必要な人がこの中から借り、可能となった時期に返済するシステム)

 ・グラーミン銀行に類似のシステム導入(私たちが訪ねた際に、その 銀行から借りたお金でアヒルを買い、その卵を売って成功している女性と会いました。自分がしていることへの自信がその女性を輝かせていました。)

・教育部門では保育園を運営する他の開発NGOの支援、(教授法・教 材開発)DRCSCは、基本的には農業に視点を当てて活動していますが、農村開発・社会開発・人間開発を目ざす場合、教育を無視するわけにはいきません。 ということで、現在、3ヶ所(Madhubpor, Maheshpur, Chandra )の保育園に関っているそうです。