レンゲソウとミツバチ
       
レンゲ畑を飛んでいるミツバチは足に黄色のお団子を付けている。でもレンゲの花を見ても、どこにこんなたくさんの花粉があるのか判らない。実は、ミツバチがレンゲの花に止まると、レンゲの花の下の花びらが蝶番のようになっていて、ミツバチの重さで下がる。おしべはいつも同じ位置にあって、花粉がミツバチの腹と足に付くようになっている。従ってミツバチぐらいの大きさのハチだけがレンゲを受粉させることができるのである。
   
1999年4月3日 佐賀県神崎町クリークにて

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