カタクリ
     
雪解け間もない落葉樹林で、あわただしく姿をあらわして消える春先の姿だけをみると、「春の短い命」という名はカタクリにふさわしいように思う。しかし、実際はカタクリは長い寿命をもっている。種子が発芽してから花を咲かせるまでに、平均8年もの歳月が必要なのである。
カタクリ属の植物は現在世界で24種ほどが知られている。そのうち日本では1種のみである。
ごくまれに白い花のカタクリが見られる。劣性の遺伝子が発現したものとみなされており、出現する確立は数万分の1と推定されている。
     
 
     
この写真は2002年4月1日、10日青森市浅虫にて撮影したものです。右側が白花カタクリです。
     
参考文献
Newton  植物の世界  草木編

 

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